「映画俳優 志村喬」/フィルムセンター
【2015/10/27撮影】
燻し銀の俳優と言えば、この人のことにも触れなくてはなりません。
地味ですがキラリと光る演技。
その演技は黒澤映画には不可欠な存在でした。
京橋にある東京国立近代美術館フィルムセンターで開催されている
「生誕110年 映画俳優 志村喬」に行って来ました。
僕個人としては、『生きる』が大きく印象に残っています。
何故かこの映画、高校生の頃にクラスメイトの女性を観に行っていたとか。
誰と観たかなんてすっかり忘れていて、
数年前の高校のクラス会で、一緒に観た女性から言われました
志村さんについて色んな資料が展示されていましたが、
黒澤監督がある映画のクランクインを前に志村さんに宛てた手紙の中に、
「君も僕も器用だから、この映画では、不器用に感情の赴くままに動いてくれ」
との言葉が綴られていました。
飄々とした演技は全て計算されたものだったのかと思うと、
やはり素晴らしい俳優さんだったのだと思いました。
最近役所に行く機会が多く、マイナンバー制度はいいけれど、
公務員全員に『生きる』を観て欲しいものです。
住民コードなんて一度も使ってないぞ(笑)
飄々としていながら実は
計算し尽された演技だった!
黒澤監督の完璧主義は有名ですが、
志村喬さんも考え抜いた演技だったのですね~。
『生きる』を観てみたくなりました。
監督の意見も、個人として観た者から、作品全体への影響を考え、
また、志村さんの力量を本当に必要とされたから、生まれたのでしょう。
監督は独断専行を好んだ印象がありますが、三船さん共々、
作品に影響を与えた数少ない俳優だと思います。
>飄々としていながら実は計算し尽された演技だった!
そうみたいですね^^
>黒澤監督の完璧主義は有名ですが、
志村喬さんも考え抜いた演技だったのですね~。
黒澤監督をして、君も僕も・・・と言わしめたのですから(笑)
>『生きる』を観てみたくなりました。
地味な映画ですがぜひ^^
>志村喬さんの演技は、簡単には真似出来ない、精度の高さがありますね。
そうですね^^
>志村さんの力量を本当に必要とされたから、生まれたのでしょう。
おっしゃるとおりだと僕も思います。
>三船さん共々、作品に影響を与えた数少ない俳優だと思います。
彼を欠いては黒澤映画は成り立たなかったと言っても
過言ではないと思います。