『非常宣言』

□作品オフィシャルサイト　「非常宣言」
□監督・脚本　ハン・ジェリム
□キャスト　ソン・ガンホク、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル

■鑑賞日　１月１１日（水）
■劇　場　チネチッタ
■cyazの満足度　★★★★（５★満点、☆は０．５）

＜感想＞

ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演するってことで鑑賞。
実際に起こらないとは限りないウイルス・テロ。
その恐怖を描いた飛行機内のパニックムービー。

機内の乗客・乗務員がウイルス感染に直面し、しかも飛行中のため、
どこにも逃げることが出来ない状態の機内がパニック状態の中、
娘と同乗した元パイロットのパク・ジェヒョク（イ・ビョンホン）と、
地上にいる刑事ク・イノ（ソン・ガンホ）が、機長が「非常宣言」を
出したことで、二人はそれぞれの立場で危機回避を図る。
さらにウイルス感染した飛行機を受け入れるを拒否する空港（国）が出て、
そのために生か死か、残された時間の間で目まぐるしく描かれていく。
死と引き替えにク・イノ（ソン・ガンホ）は自ら治療薬を投与し、
パク・ジェヒョク（イ・ビョンホン）はトラウマになっていた操縦をし、
互いが生き残るためにできる限りの力を尽くす。
観ていてこんなことが起こらないとは限らない恐怖と、どうしたら
生き残れるかの自分なりに考えながらも、でも所詮空の上では、
自力でできることは限られているなと若干流されていた。
ただ、実際に上空の飛行機と地上からの携帯電話は果たして繋がるのだろうか。
（機内でWi-Fiは静止衛星でつながるらしいのだが･･･。）
そこはちょっと受け入れ難かったが、二人の韓国を代表する俳優の演技力に
感動しながら、初めて二人が地上で出会ったシーンに泣けてしまった。