「塩田千春展②」/森美術館
【2019/10/18撮影】
真っ赤な全長280kmもの糸で覆われた空間
作品名は「不確かな旅(2016 / 2019)」
この摩訶不思議な世界を体感し、それぞれのSNS上で拡散されています。
インスタで観て是非とも観たかった世界がこれでした
「舟」というモチーフについて塩田さんは 「孤独だが宇宙の中にいる。
ある方向に向いて前に進んでいる(しかし振り向けば死が待っている)
ということを示しているそうだ。
「外在化された身体(2019)」
「集積―目的地を求めて(2014 / 2019)」
440個のスーツケースが赤い糸で吊るされ、
天へと続く階段のようになだらかに上昇していく作品。
長い長い赤い糸と黒い糸を紡ぎ合わせながら、
彼女の死への不安と、生き抜こうとする力強さを、
いやがおうにも感じずにはいられない展覧会でした