□作品オフィシャルサイト 「神様はバリにいる」
□監督 李闘士男
□脚本 森ハヤシ
□原案 クロイワ・ショウ
□キャスト 堤 真一、尾野真千子、玉木 宏、ナオト・インティライミ、菜々緒
■鑑賞日 1月17日(土)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
見た目はヤバヤバのバリにはふさわしくないアニキ
だけど、その真相は心優しい熱血アニキ
借金地獄から逃げバリにやって来た祥子(尾野真千子)は、謎めいた日本人の
大富豪・アニキ(堤 真一)と出会う。 が、そのアニキ、見てくれもしゃべりも
メッチャ胡散臭い。 しかしながら、現地の人々からは厚い信頼を寄せられていた。
そんなアニキのもとでお金持ちになるための人生哲学を学び、再起を図ろうとする
祥子だったが、アニキのあまりにも型破りな教えに次第に疑問を抱くようになる。
いやぁ~、まさにオヤジギャクの王道的映画でんなぁ~アニキ(笑)
これは堤 真一(兵庫県西宮市)と尾野真千子(奈良県吉野村)のベタな関西
コンビのキャスティングが勝因かな(笑)
まあ、吉本新喜劇海外バージョン風なドタバタ喜劇なれど、その底辺には、
“アニキ”という一見風変わりで且つその心底には、優しさ・温かさという、
人情に厚い人格と、まさにマイウェイ・一方通行的ながら、日本人愛と、
バリ愛を掲げたジェットコースター・喜劇だ(笑)
最初から最後まで、随所に見られるオヤジ・ギャグに笑わせながら、それでも
最後はちょっとウルウルさせられる。
アニキと祥子の間に玉木 宏という潤滑油が効いていたし、なによりも役者として
登場したナオト・インティライミの間の抜けた演技がさらに盛り上げている。
最初、スクリーンでインティライミを見た瞬間、若い頃のトカちゃん(渡嘉敷勝男)
に似ていて、そこも笑えたところ
いやいや、これは実にエンターテイメントな映画だったよ、小西クン(謎)