云わずと知れた1970~80年代初頭まで活躍したスウェーデン出身の4人組スーパー・ポップ・グループです。
なんでもアルバムの歴代売り上げランキングは
① ビートルズ
② エルビス・プレスリー
③ マイケル・ジャクソン
の次の4位だそうです。
私もファンの一人であり、中学生の頃姉が買ってきた「ARRIVAL」というアルバムをすり切れるほど聞いた記憶があります。
アバの魅力はなんといっても女性デュオ・ヴォーカル。
あの輝くような響きは唯一無二で、他のアーティストではついぞ聞いたことがありません。
数年前にショップでアバのCDが並んでいるのを見かけて懐かしさのあまりつい購入してしまいました。
あのボーカルをまた聞きたくて。
さぞ美しいハーモニーなんだろうなと思いきや・・・アレ? ハモってない!
さびの部分は声が一つに聞こえるのです。
というか一体化した和音のように聞こえ、新鮮な驚きでした。
不思議だなあと思っていたところに、最近アバ関係のNHK-BS放送が2つあり、その秘密を見事に解き明かしてくれました。
1.Amazing Voice 驚異の歌声 ハイトーン伝説ABBA
アバの魅力のルーツをスウェーデン伝統の「キュールニング(※)」(女性が高音の声で家畜をコントールする習慣)に求めたり、アバのボーカルを音響学的に解析したり、とても興味深い内容でした。
アグネタのビブラートは1秒間に6.4回と細かいものだそうです。そしてフリーダの声が同じビブラートで同期して声が一体化するマジックが生まれる、という解説でした。
やはりアバのボーカルの発声方法はふつうではなかったのですね。アバのコピーバンドも多々存在しますが、彼らも「本物には追いつけない」と脱帽しています。
それから、ビヨルンとベニーの曲作りの現場も目からウロコが落ちました。
他に誰もいない小さな島の小さな音楽小屋で、ビヨルンがピアノを、ベニーがギターをなんとなく弾き、いつの間にかメロディーが生まれてくると云うのです。
アバの曲のメロディーがシンプルで美しい秘密はここにもあったようです。
※ 「キュールニング」の伝承者であるレーナ・ヴィッレマルクのCDを聞きたくなりHMVで探しましたが、入手は困難なようです。残念。
2.北欧から世界へ アバ 時代が求めたハーモニー
こちらではアバ・サウンドの秘密はミキサーのマイケル・トレトゥの手腕によるという解説でした。
ビヨルンとベニーが持ち込んだ曲をいじってみるうちに、少しピッチを速くしてオーバーダビングすると不思議な魅力的な響きになったとトレトゥ本人がコメントしていました。
また、4人の過去と未来を比較的詳しく紹介していました。
ビヨルンは「スウェーデンのビートルズ」と呼ばれたグループのリードボーカル、ベニーはスウェーデン1ロックバンドのキーボード奏者、アグネタは17歳でデビューしたアイドル、フリーダはジャズ・ヴォーカリストで、アバ結成の前から定評がありTVで番組を持つほどの実力者でした。
そして解散後の4人・・・ビヨルンとベニーはミュージカルの製作に取りかかり、さらにその後ビヨルンは慈善事業系へ、アグネタとフリーダは何枚かソロ・アルバムを出しましたが、現在は活動はしていないようです。フリーダにはもうお孫さんがいるそうです(光陰矢のごとし)。
ということは、音楽活動をしているのはベニーだけと云うことになります。
私はソプラノのアグネタよりも、メゾソプラノのフリーダの方がどちらかというと好みですね。しっとりしたジャズ・ボーカルは魅力的。
なんでもアルバムの歴代売り上げランキングは
① ビートルズ
② エルビス・プレスリー
③ マイケル・ジャクソン
の次の4位だそうです。
私もファンの一人であり、中学生の頃姉が買ってきた「ARRIVAL」というアルバムをすり切れるほど聞いた記憶があります。
アバの魅力はなんといっても女性デュオ・ヴォーカル。
あの輝くような響きは唯一無二で、他のアーティストではついぞ聞いたことがありません。
数年前にショップでアバのCDが並んでいるのを見かけて懐かしさのあまりつい購入してしまいました。
あのボーカルをまた聞きたくて。
さぞ美しいハーモニーなんだろうなと思いきや・・・アレ? ハモってない!
さびの部分は声が一つに聞こえるのです。
というか一体化した和音のように聞こえ、新鮮な驚きでした。
不思議だなあと思っていたところに、最近アバ関係のNHK-BS放送が2つあり、その秘密を見事に解き明かしてくれました。
1.Amazing Voice 驚異の歌声 ハイトーン伝説ABBA
アバの魅力のルーツをスウェーデン伝統の「キュールニング(※)」(女性が高音の声で家畜をコントールする習慣)に求めたり、アバのボーカルを音響学的に解析したり、とても興味深い内容でした。
アグネタのビブラートは1秒間に6.4回と細かいものだそうです。そしてフリーダの声が同じビブラートで同期して声が一体化するマジックが生まれる、という解説でした。
やはりアバのボーカルの発声方法はふつうではなかったのですね。アバのコピーバンドも多々存在しますが、彼らも「本物には追いつけない」と脱帽しています。
それから、ビヨルンとベニーの曲作りの現場も目からウロコが落ちました。
他に誰もいない小さな島の小さな音楽小屋で、ビヨルンがピアノを、ベニーがギターをなんとなく弾き、いつの間にかメロディーが生まれてくると云うのです。
アバの曲のメロディーがシンプルで美しい秘密はここにもあったようです。
※ 「キュールニング」の伝承者であるレーナ・ヴィッレマルクのCDを聞きたくなりHMVで探しましたが、入手は困難なようです。残念。
2.北欧から世界へ アバ 時代が求めたハーモニー
こちらではアバ・サウンドの秘密はミキサーのマイケル・トレトゥの手腕によるという解説でした。
ビヨルンとベニーが持ち込んだ曲をいじってみるうちに、少しピッチを速くしてオーバーダビングすると不思議な魅力的な響きになったとトレトゥ本人がコメントしていました。
また、4人の過去と未来を比較的詳しく紹介していました。
ビヨルンは「スウェーデンのビートルズ」と呼ばれたグループのリードボーカル、ベニーはスウェーデン1ロックバンドのキーボード奏者、アグネタは17歳でデビューしたアイドル、フリーダはジャズ・ヴォーカリストで、アバ結成の前から定評がありTVで番組を持つほどの実力者でした。
そして解散後の4人・・・ビヨルンとベニーはミュージカルの製作に取りかかり、さらにその後ビヨルンは慈善事業系へ、アグネタとフリーダは何枚かソロ・アルバムを出しましたが、現在は活動はしていないようです。フリーダにはもうお孫さんがいるそうです(光陰矢のごとし)。
ということは、音楽活動をしているのはベニーだけと云うことになります。
私はソプラノのアグネタよりも、メゾソプラノのフリーダの方がどちらかというと好みですね。しっとりしたジャズ・ボーカルは魅力的。