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禁酒法時代のアメリカ File.03

2023-04-01 21:30:00 | 自由研究
 
 今からちょうど100年前。アメリカは「ローリング・トウェンティーズ」と呼ばれる好景気の時代を謳歌していた。その中心地の一つであったシカゴを支配していたのがギャングたちであり、その庇護のもとに育っていった音楽がジャズだった。
 ニューオーリンズで生まれたジャズが転機を迎えたのは1917年。これまで貿易従事者、港湾労働者を中心に音楽や酒、賭博、売春の中心だった歓楽街「ストーリーヴィル」が第一次世界大戦の影響で閉鎖され、仕事にあぶれた多くのミュージシャンたちがミシシッピ川に沿って北上してシカゴに辿り着きました。すでにニューオーリンズで人気者になっていたルイ・アームストロングもその一人で、彼は1922年ごろシカゴに、さらには今や「ジャズの聖地」となったニューヨークに拠点を移しました。

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 映画『Cotton Club』(1984年)

 組織の中でのし上がって行く若いギャングと、タップ・ダンサーの兄弟の二つの物語を描いた人間ドラマ。20年代から30年代にかけての禁酒法時代を背景に、実在の人物を多数モデルとしている。



 キャスト、リチャード・ギア
 監督はフランシス・フォード・コッポラ
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 アルコールを求める客は、「スピークイージー」や「ジン・ジョイント」と呼ばれたもぐり酒場に足を運んだ。ニューヨーク市では、1920年の禁酒法が施行される前の段階で1万5000軒の酒場(サルーン)があったが、法案の通過後に激増。正確な数については諸説あるが、歴史研究者は店の数を3万2000軒から10万軒の間だとみている。安酒を売る質素な店から、カクテル、ジャズ演奏、ダンスなどが売りの洗練されたナイトクラブまで、さまざまな店があった。

 〔NIKKEI STYLEから引用〕


  


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