情熱だけでこの世の中、生きて行けまい。現実はそう甘かない。
何かを得おうとすれば、何かを失う。そんな方程式ができた世の中、運が良ければの話だ。
映画『東京日和』
写真家の荒木経惟さんが妻陽子さんのことを綴った写真集『東京日和』を原作とした夫婦物語の映画。
亡き妻との日々を回想する主人公。
思い出すのは最悪の日々ばかりだが、どれも美しく心に刻まれているのだった。
不安定な心とそれを包み込む優しさを持つ心が溶けあう。
撮る側の人と撮られる側の人との関係性は、その密度は色濃くあるのでしょう。
映画の音楽は大貫妙子『ひまわり』この映画に花を添えます。
情熱は、線香花火みたいな心のようなものかもしれません。
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