こういうことってあるよね？

心に残った歌とかって、ふとした瞬間つい口ずさんでしまったりしませんか？？

今回はそんな小さなことから始まったお話です。





Ｗ杯開催前あたりに流れてたアディダスかなんかのＣＭで、中村俊輔とデルピエロがそれぞれ素人１０人を集めて試合をするやつがあったんですよ。

で、そのＣＭの中でいよいよ試合が始まるんですが、イタリアの国歌（？）をイタリア人のオペラ歌手みたいな人が歌うんです。

「イィタァリアァァァ～!!」

って。

一瞬しか歌のシーンはないんですが、その「イィタァリアァァァ～!!」を私はひどく気に入ってしまいました。





で、ある勤務に向かう朝のこと。

私は８階の病棟に行くためエレベーターに乗り込もうとしました。

私以外には誰もいません。

これから苦しい勤務が始まるので、ここは一つテンションを高めて仕事に臨まなければならないといつものように考えました。



実はこれまでもこのエレベーターではたくさんのお遊びを行ってきました。

例えば静かに目を閉じ、扉が閉まるタイミングを見計らって片手を高く上げ指をパチンと鳴らし、あたかも私がマジックで扉を閉めたような錯覚を自分におこさせる「オレは魔術師？ごっこ」。

それに飽きた頃流行ったのが、今度はこれまた扉の閉まるタイミングを見計らって右手をゆっくりと横にスライドさせ、あたかもフォースの力で扉を閉めたような錯覚を自分におこさせる「オレはジェダイの騎士？ごっこ」。




まあ要するに仕事をする前の儀式みたいなもんだったのです。



ただ今回はたまたまあの歌が浮かんできたってだけのことです。




思いついたときにはもう口から出てましたね。


エレベーターに乗り込みながら、





「イィタァリアァァァ～!!」








結構な大声で、そしてＣＭどおりビブラートをふんだんに効かせて歌いました。




いやあ、やってしまった後さすがに少し恥ずかしかったですよ。唐突になにが「イィタァリアァァァ～!!」だよ。みたいな。
まあ誰もいないから別にいいｋ・・・








照れ笑いしながらふと振り返ると、すぐ後ろに患者さんのお見舞いに来たと思われる女性が二人、





（ ゜д゜ ）（ ゜д゜ ）






こんな感じでこっちを見ていましたよ。












・・・・・・・・さあどうしよう。とにかくなにかフォローを入れないと！


なにせもう少しでエレベーターのドアが閉まってしまいます。すばやく、しかも気の利いた台詞をくらわせるしかない。








・・・・・・このままイタリア人のフリをするか？

これならギャグとして受け取ってもらえて何事もなく済むかもしれないな。


しかし私の知っているイタリア語はジョジョで学んだ幾つかの言葉しかない・・・


・ベネ（良し）
・ディ・モールト グラッツェ（どうもありがとう）
・アリーヴェデルチ（さよならだ）
・ボラーレ・ヴィーア（飛んで行きな）




ここはやはり「ボラーレ・ヴィーア（飛んで行きな）」かな？

なんてニヤニヤしていると無情にも扉は閉まってしまった。












・・・・・・病院の信用を失墜させるような真似してスミマセン。