迷子

ひっっっさしぶりに、

パーマをあててもろた。


やっぱりパーマはテンションあがるね。

グルングルンや。


大久保の美容院やねんけど、

もうね、

家を出るときからトラブル発生。


車のカギが、ない。


仕方ないから原チャで行ってんけど、

道がわからんでな。


最近、

どこ行くんもカーナビ頼りすぎたな。


その大久保の美容院は、

私、前に一度行ったきりの店。


「『小久保』の交差点を右」


しか覚えてなかってん。

右に曲がったらなんか思い出すやろ、と、

小久保の交差点の右折レーンに入ったの。


警察と目が合う目が合う。


なんじゃいな、と思ったら、

原付二段階右折でやんの。


めっきり原チャ移動少なくなってさ、

そんな交通ルール忘れてた。


警察はどうやら見逃してくれたいみたい。

250㏄に見えたんかな？

サンキュ!!

ちゃんと仕事しろよ！


右折してしばらく、

なんも思い出さんの。


こんなとこ…

来たことないかも…


と思ったそのとき！

餃子の王将発見！

知ってる！

この王将知ってる!!


なんとか店に到着。


帰りよ…

来た道戻りゃいいやって思ってたら、

どえらい迷子になってもてね。

わけのわからんとこに出てもてね。


影を見た。


時刻は12時すぎ。

まだ陽はてっぺんまできてない。

少しだけ伸びる影のおかげで、

東西南北がわかった。


だいたいの進む方向は決まった。


あとは車の流れにのったらいい。

そうすれば大きい道路に出れるはず！


車の流れにのり、

スイスイ原チャを走らせる私。


車の流れが止まったそこは、




墓地。




ここに先祖はいません。

眠ってなんかいません。


Ｕターン。


すれ違う車の人たちに伝えてあげたかった。

「そっち墓しかないよ…」

色違い

うちの親戚は仲がよく、

小さい頃からよく集まり、

叔父叔母にもとてもかわいがってもらっています。


高校生の姪っ子、

中学生の甥っ子も、

酔っ払いを嫌がることなく、

宴会に参加してくれます。


先日、

叔父の還暦祝いの集まりがありました。


私より先に会場に着いたダンナ・のびたは、

親戚からの質問攻撃に遭ったそうです。


その質問のひとつに、

「双子間違わん？」

というのがありました。


愛する嫁を見間違うことなんてあるはずもなく、

「間違えません」

と答えたところ、

「私わからんねん」

と、叔母の衝撃発言。


なんでやねーん。


そういえば、義姉も、

しばらくしゃべってから、

「メメちゃんやんな？」

と確認してくることもあり、

長い付き合いでもわからんのなー、

と思ってはいたけど、

叔母は私が産まれたときから知ってるはずやのに!!


双子の見分けつかんの、

父親くらいやと思ってた。


確認しよう。



我々双子は、

髪の色で見分けてくだされ。


茶髪がメメ

黒髪がキャシー


いい？

もっかいゆうよ？


茶髪がメメ

黒髪がキャシー


覚えてて。