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すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

正次じいさん

2013-01-07 00:48:05 | 日記
もう昨日になってもたけど、

1月6日はじいちゃんの誕生日。


じいちゃん去年の5月に会ったときは元気やったんやけど、

急に認知症がひどくなったらしく、

12月初めに実家に帰ってきた。


うちの両親は仕事をしながらじいちゃんの介護。

初日、ほんま人が変わったみたいにボケてて、

これからの日々に不安を感じたそうで。


翌日からデイサービスに通う予定が、

イヤじゃイヤじゃと駄々こねだして、

結局家で世話をするとこに。


父のため息の深いこと…

母にしわ寄せがこんかったとは思われへんし…


私にはなんの手伝いもできず、

ただ愚痴を聞いてあげようと、

「じいちゃん、どう?」

と聞くと、

意外や意外。

うちの両親ったら、

なんとまぁ、楽しそうに介護をしてらした。


父も一日働いて疲れてるはずやのに、

家でもよう動いてるらしく、

母も、ボケじいちゃんに付き合って、

エア将棋をしたりしてたらしい。


マイナスに考えてもしかたない、

前向きに介護をしよう!!


という考えなんだそう。


そんな生活が1ヶ月続き、

たくさん会話をし、

一緒にごはんを食べ、

将棋をし、

じいちゃんの認知は日に日に回復。


ようやったな、オトンオカン。


そんなじいちゃんが、

95歳になりました。


せっかく近くにおるし、

ケーキと花を買って実家に行き、

「じいちゃん、これ、プレゼント」

って渡したら、

「あぁ、そうでっか」

やて。



まぁぁぁぁ!

あっさりと!!!



いや、おかしいぞ、

じいちゃんはメメ子をかわいがってたはずや。

もうちょっと違う反応があるはずや、と、

紙に「メメ子やで」と書いて見せると、

「あぁぁぁ…

 そうでっか!!

 会えてよかったですわ!!!」

と泣いて喜んでくれた。


わからんかったみたい。

なんや親切な人がお花くれたんやと思ったみたい。


じいちゃん、耳遠いからあいさつしても聞こえてへんからなぁ。

また紙に、

「今日はじいちゃんの誕生日やからお祝いにきてんで」

と書いて見せると、

「そうでっか!

 私、誕生日でっか!!」

と、また大喜び。


母のことも、

毎日ごはんを作りにきてくれてる人やと思ってるみたいやし、

完全に認知症が治ったわけではないけど、

じいちゃんは穏やかな顔してたし、

今日も楽しそうに将棋をしてて、

老人ホームもいいけど、

やっぱり家族が一番なんやなぁと感じた時間やったわ。


コメント (2)
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