東京都立美術館で、日本山岳写真協会主催による『2017-山・われらをめぐる世界』を見に行ってきました。アマチュアの写真展ではあまりお目にかかれない、全紙サイズの倍という大きなサイズの作品は、それだけで迫力があるのですが、さらにスケールの大きな「山」を被写体にしているのでなかなか見ごたえのある展覧会でした。9月8日までなので、見に行きたい人はすぐに!
作品のうち、2/5はフィルム(しかも大判)ということも驚きでした。撮影した方によれば車で移動しながら「カメラと三脚で24㎏(‼)」を担いで、あるいは山の中に分け入り、「これ!」といった写真が撮れるまで待つ(大判カメラは印画紙1枚勝負なので、連写できない)、というその筋では当たり前な話を聞いてきたのでした。ちょっと行ってそっと撮ってくるのとはえらい違いで、そのうちそんなことやるようになるのかなぁ、とぼんやり考えてみたりしたり。
上野公園には
上野東照宮がありまして境内に「お化け灯籠」があるということで、ウキウキしながら見に行くと
これ。夜な夜な美女に化けて男を誑かすという(嘘)
実際は、普通の灯籠が柱の部分くらいの高さなので、サイズが「お化け」ということ。
上野東照宮の前にあった
昔ながらの売店。ちょっとした食事もできるのと、「もんじゃまんじゅう」を売ってた。(で、食べた)
上野公園といえば不忍池。
ハスはもう終わり。花托にスズメが止まってたのを撮った。ほぼガチピンに見えて、拡大するとコンデジならではの画像の粗さで撃沈。
「池之端」といえば、ふくやまけいこの『東京物語』で主人公が一時期下宿していた貸本屋があったところ。
その傍にあった宝石。
旧岩崎邸庭園。ジョサイア・コンドルの設計による、三菱財閥の創業者の邸宅。コンドルと言えば『日本郵船会社』の本社社屋も設計していたんじゃなかったかな。郵船は三菱系なのでそんな繋がり。ここで使われていた電球は、日本郵船の船全てに使われていたというお話もありました。今度、氷川丸見に行って確かめてこよう。
♪窓を開け~ればぁ~♪
東京都美術館は地下にエントランスがあり、展示棟が並行して立っている地下部分がロビーで繋がっているんだけど、隣の棟に行くのに一旦地下のロビーまで戻らないと行けないという気が利いた造りになっていて、なかなか往生しました。
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