楽園の泉

自転車とかカメラとかのブログ、たまにねこ。

Olympus E-PL2 × Jupiter-8M

2021-12-12 | カメラ
先日に引き続きデジカメにマウントアダプターを噛ませて、40年近く前のソヴィエト製(正確にはウクライナ製)レンズで遊んできました。

前回のヘリオス103はいわゆる「ぐるぐるボケ」を期待して「カラーで撮影するのに向いているな~」と鎌倉に紅葉を撮りに行きましたが、今回はどちらかといえば実直なイメージのレンズだったため、モノクロでのスナップ撮影に挑戦。

銃撃痕の痛々しい、JR鶴見線の国道駅に行ってきました。

35mm換算すると中望遠の100mmになるため、広角~標準レンズを使うことが多い自分にとってはちょっと手を焼く。落書きの上、何か所か穴が開いているけど、これが銃撃痕。もうちょっと「撮り方」があった気もするし、もともとの Kiev4a に付ければ50mmの標準レンズになるから、その時への「瀬踏み」のつもりで。






国道駅は50mくらいの駅の下がそのままアーケードになっていて、飲み屋が入ってます。ほとんどが廃業しているか休業中。往時は夕方になると結構賑わったことが偲ばれます。

そこから南下して





「いつもの」瑞穂埠頭入り口の廃線。設定を変えて、モノクロとカラーとで撮り比べ。割と素直な写りをする感じ。

東高島駅の廃橋は

橋脚だけ残っていた。でも寂しいねぇ。フィルムで納めておいて良かった。

ここからみなとみらい地区に向けて歩くと途中に「神奈川台場跡」がありますが、「お台場」ほどきれいに遺構が残っていないです。

以前、購入したばかりのKiev4aにGOST400のフィルムを突っ込んで試射しにいったとき、面白半分に取った
ザ・カハラホテル&リゾートの写り込み、逆光気味だったので全体的に白っぽく写りました。逆光に弱いのか、とりあえずついてきたレンズなので品質不問なのか。

「労働者の国のレンズを使って、下町を撮りに行く」ってシチュエーションが面白そう。

ソヴィエト製の面白いところは、年を経るにしたがって品質が低下していくところかもしれない。Kiev2の頃は終戦時ドイツから技術者や材料などすべて根こそぎソヴィエト領内に攫ってきて、それが「貯金として」ある間はドイツ本国にも負けない品質を持っていたものの、それ(材料や人的資源)が尽きソヴィエト領内で調達するようになってソヴィエトに見合った品質になったという流れなんですけど、歴史の流れで「より良いものを」ってことに繋がらなかったんだな~。


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