今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

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近くの太陽系で、天の川を霞ませる小惑星帯を発見

2005年07月09日 18時12分58秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、異国の小惑星帯です。
 私たちの太陽系の小惑星帯と異なり、とても親星に近くまた、遥かに広範囲な小惑星帯です。
 異国にもかかわらず、検出された塵のスペクトルは、私たちの太陽系の彗星ヘールポップと同じような構成物がありました。
 現在、この塵の起源に関して、天文学者は2つの派閥に分かれています。
 最有力なのは、競馬で例えるならば、クラッシック3冠をほぼ手中にし、つい最近の話題と同名のディープインパクト派ですが、地方競馬に光を灯したハルウララと中央で勝てなくて地方で稼ぐつもりのホリエモン連合派も侮れない理論を提示しています。
 私は、株と異なって競馬は銀行レースが好きなものですから、ディープインパクト派です。そして、当然にこの異国の塵構成もインパクトに投票します。

* 岩だらけの世界



 このアーティストの概念は、私たちの太陽と同じ年齢と大きさの星を囲んむ軌道上で、大量の小惑星帯を示しています。
 星周辺でおそらく互いに激突した小惑星からの暖かい塵を観測した時、このありそうな帯域の証拠が、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡で発見されました。
 眺めは小惑星帯の外からで、そこでは、前景で示されるような惑星が、おそらく存在しているかもしれません。
 2つの小惑星間の衝突が、右に描かれています。
 このような衝突は、小惑星帯に塵を補給して、それをスピッツァーが検出できるようにします。
 微かな旋回する異国の小惑星帯は、私たちの近くのHD 69830と呼ばれる星体系にあり、41光年離れた星座船尾座内に位置しています。

 私たちの太陽系の小惑星帯と比較して、これは25倍も広範囲で、ちょうど金星の距離に等しい軌道で、親星の近くを周回しています。
 私たちの小惑星帯は、火星と木星の軌道の間で周回しています。
 木星が私たちの小惑星帯に対して外の壁の働きをするように、見つかっていない惑星が同様に、一連の帯域にその破片を導いて、この小惑星帯の瓦礫を整列させていることはあり得ます。
 視線速度技術を使用した以前の観察は、いかなる大きさのガス巨人惑星をも見つけませんでしたが、この体系でどんな惑星の出現が示されるとしても、それは、土星よりも小さいサイズとなるでしょう。
 小惑星は、岩の大きい塊りで、それは、どうしても標準サイズの惑星に合体できなかった惑星の「成り損ない」です。
 小惑星帯は、岩石惑星の建造を伴う作業現場と見なすことができます。

 私たちの故郷に似ている遠い星体系での発見は、天文学者にまれに見る一見を提供すると共に、私たちの太陽系の成り立ちの学びに対する重要なステップと、太陽系外で地球のような惑星が誕生するところを示すかもしれません。
 私たちは、直接、異国の星体系で他の地球型の惑星を見ることができませんけれども、現在、このような塵塗れ化石を研究することができます。

 今回の発見が確認されるならば、新しい小惑星帯は、私たちの太陽と同じ年齢と大きさの星周辺で、最初の発見になるでしょう。
 この新しい小惑星帯が、私たちに最も近い一方、それは、私たちの太陽系で知られている小惑星帯との完璧な双子ではありません。
 それは、私たちの小惑星帯よりも多くの物質があって(およそ25倍)、厚い小惑星帯です。
 私たちの太陽系にこんなに密度の高い小惑星帯があるならば、その塵は、光り輝く帯として夜空を照らすでしょう。
 異国の小惑星帯は、また、その親星に非常に近いです。

 天文学者によると、ほとんど冥王星と同じくらい大きい巨大な彗星が、内側の太陽系に打ち込まれた可能性があり、塵の跡を残して、ゆっくり沸騰して蒸発しています。
 天文学者が、星を囲む塵が、彗星ヘールボップで見つかったそれらのような小さいケイ酸塩の結晶から成るということを発見したとき、この仮説が起こりました。
 これらの結晶のうちの1つは、苦土橄欖石(くど かんらんせき)と呼ばれている明るい緑色の宝石です。
 『超彗星』理論は、とても勝ち目のない馬のハルウララやホリエモンが番狂わせで勝利するような理論ですが、私たちは申し分なく、そして、間もなく、それを知り得ることでしょう。競馬の予想で言うならば、ハルウララの引退よりは遅いけれどもホリエモンの勝利よりは、たぶん近いかもしれません。

今日の宇宙画像 2005年7月2日号へは、ここをクリックすると移動します。


太陽の爆発を反映する土星の大気圏とリング

2005年07月08日 12時42分24秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、土星の大気圏とリングのX線観測です。
 太陽から遠い惑星にもかかわらず、土星は、太陽のフレア活動を鏡のように反映していました。
 数回のチャンドラによる土星のX線観測は、光学で得ることのできない土星環境を明らかにしだしました。
 また、地球を周回する衛星では観測できない太陽側面活動についても、このようなX線観測で補足することができそうです。
 違憲行為を堂々と行って裏金作りに邁進する小泉・竹中の観測では、優秀なチャンドラのX線探知器を借りる必要もないほどに、自民党幹事長と猥褻首相補佐官と一蓮托生の白痴丸出し連続放射で、選良の賢い選択に貢献しているようです。

* X線による土星のリング閃光



 チャンドラ映像は、土星のリングがX線で、このX線と光学の合成画像で青い点として、火花を発することを明らかにします。
 この放射に関する有望な源は、大部分が氷のリングから成る水分子内で、酸素原子を攻撃している太陽のX線に起因する蛍光です。
 映像が示すように、リングからのX線は、主にBリングから起こっていて、それは幅およそ25,000キロメートルあり、光学映像での明るい白い内部の輪の土星表面よりおよそ40,000キロメートル上にあります。
 画像での左側に見られる朝側のX線の明らかな集中は、リングに対する流星体衝撃によってリングの表面の上に持ち上げられる純粋な氷塵分子の雲からの付加的な太陽の蛍光によるのかもしれません。

 太陽から6番目の惑星土星のチャンドラ映像は、土星のリングがX線で輝くことを明らかにします。
 この放射に関する有望な源は、大部分が氷の水分子から成るリング内で、酸素原子を攻撃している太陽のX線に起因する蛍光です。
 2003年4月と2004年1月に個々の観察がチャンドラによって行われ、1つの積み重ね映像として組み合わしたのが、この画像です。
 今日の主題画像は、さらにハッブルの土星の光学観測映像を組み込んでいます。

 X線の集中のいくつかの証拠が、リングの朝側になる左側、東環と呼ばれている近辺にあります。
 この集中の1つの可能な説明は、X線がスポークと呼ばれる光学の特徴と関係しているということです。そして、それは、主に密集したBリングに限定されて、朝側で最も頻繁に見られます。
 リングに放射影として現れるスポークは、一般的に、リング表面と消える1時間かそこら前に持ち上げられた純粋な氷塵分子の一時的な雲によります。
 スポークが、リングに関係する流星体影響によって引き起こされることが示唆されています。流星体の雲を通してのリングの相対的な速度がとても速いので、真夜中から早朝の時間に、よりありそうです。
 リングの朝側上のより高いX線明るさは、スポークを生み出す一時的な氷雲に入った付加的な太陽の蛍光によるかもしれません。
 この説明は、また、リングのX線輝度が、1週間から翌週でかなりの変化を示した土星の他のチャンドラ観測を説明するかもしれません。

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