今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

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宇宙は、夜明けと共に暗黒の時代を経験した

2005年07月12日 13時40分56秒 | 宇宙論関係の画像
 今日の宇宙画像は、宇宙の夜明けの次の夜明けの光についてです。
 宇宙は、夜明けと共に間髪を容れず暗黒の時代になり、暗黒の時代は、星の誕生によって過ぎ去りました。
 某宗教書では、最初に言葉と光が有りきらしいですが、陰陽が混合する宇宙では、沈黙と言葉、光と暗黒が表裏一体です。
 ここに、如何に宗教が人心を惑わすかその原点を汲み取ることができます。
 表は、裏があってこそであり、裏があるからこそ表が前面になるのです。
 人心に心地よい言葉で惑いを呼び込む表だけの言葉と教えでは、その宗教の説く真理には、完璧なまでに至ることができないでしょう。
 あなたの信望する宗教家の背後からその裏腹の姿を直視し、真実の沈黙の語りを聴くならば、今日の夜明けの光に包まれるでしょう。

* 宇宙の「暗黒時代」を照らす


 ヨーロッパの暗黒時代が、14世紀にルネッサンスの到来によって終えたとき、社会は、科学、芸術、文学で、ミケランジェロ、レオナルド・ダビンチ、ジョット、ダンテのように新しい「星々」によって照らされました。
 奇妙なことに、宇宙は、同じ啓蒙を経験したかもしれません。
 ビッグバンの瞬間に、急速に弱まった光で、宇宙は浸されました。
 しかし、最初の星々が輝き始めたので、宇宙の暗黒時代の最期で、宇宙は、西欧文明のような暗黒時代からイルミネーションの時代へと移動しました。

 宇宙の暗黒時代を研究したい天文学者は、基本的な問題に直面します。
 最初の星々が、宇宙を照らすために誕生する前に、何が存在したかをどうすれば観察できますか?
 理論家は、解答を見つけました。
 彼らは、それらが投げた影を探すことによって、初期の宇宙に最初の原子を天文学者が検出することができると思いました。

 主題画像で鮮やかな赤で表される水素の雲が一緒になって、最初の星々を誕生させるようになったとき、宇宙の「暗黒時代」は終わりました。
 理論家は、宇宙マイクロ波背景放射に対して投げた影を探すことによって、初期の宇宙に最初の原子を認めることができることを示して、天文学者たちの「暗黒時代」を照らしました。

 初期の宇宙からの影を見るために、観測者は、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)と呼ばれる宇宙の起源から残される放射を研究しなければなりません。
 ビッグバンは、宇宙を光と物質で満たしました。
 宇宙が広がったので、それは冷めて、宇宙を暗闇に見捨てて、光がより長くさらに長い波長にまで引き伸ばされ、ビッグバンからの光は、見えないほどに暗くなりました。

 宇宙がおよそ370,000才だった時に、電子と陽子が一体となるために十分に冷えて、中立の水素原子に結合し直しました。そして、ビッグバンからの名残りが、過去130億年の間、宇宙を横切るのにほとんど妨げられずに旅行するCMB放射を可能にしました。
 時間が経つにつれて、CMB光子の一部は、水素ガスの塊りに遭遇して吸収されました。
 とても少ない光子を備えている領域である水素によって陰になる領域を探すことによって、天文学者は、非常に初期の宇宙における物質の分布状態を決定することができます。
 マイクロ波の空は、刷り込まれた情報の莫大な量と共に、洗練された精度で宇宙の初期条件について私たちに教えます。

今日の宇宙画像 2005年7月4日号へは、ここをクリックすると移動します。

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お詫びです。
2005年7月3日号のリンク設定が、2005年7月2日号になっていました。
目的ページに至るまでに、余分にクリックする設定になったことをお詫びいたします。
宇宙でも、重力レンズ作用で銀河が邪魔をしたりしますので、日付設定の間違いは、テラ見聞録のひとつの宇宙事象ということで見逃しの観察をしていただければと希望いたします。