今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

短い生涯を華やかに散らせたディープ・インパクト

2005年07月27日 20時16分03秒 | 太陽系の画像
 今日の宇宙画像は、突撃し散るために誕生した衝撃装置です。
 ディープ・インパクト計画は、太陽系の原始物質を彗星に求めた飛行計画でした。
 詳細な結果分析は、まだ時間を要しますが、現在公開されている映像データでも、これまでの間接的な観測以上の結果を得ています。
 まさに、衝撃装置がその散り際に私たちに届けてくれた映像では、彗星の核を4メートル範囲という詳細で知ることができました。
 動画は、まさに衝撃的な最後の映像で、様々な意味で深く考えさせられました。

* 彗星テンペルのシルエット



 この偽色彩画像は、ディープ・インパクトの探測機が、彗星テンペル1の地表に激突した50分後を示します。
 影響現場は、この見地から彗星の向こう側に位置します。
 映像は、最後の1回のシャッター・チャンスで、彗星に直面するように振り返った時に、任務の接近飛行宇宙船が撮りました。
 色調は、最も明るい物質を示す白と最も微かな物質を示す黒で輝度を表します。
 この明るさは、かなりの反射された日光です。
 彗星の日の当たる部分が、より明るいので白く見えます。
 彗星の核が、周辺のダストから反射した光に対してシルエットを映し出します。
 影響で起こされた塵の大きい羽状噴出は、カラフルな雫形の対象と見ることができます。
 この柱状噴出は、非常に明るくて、彗星の表面上の物質が、タルカムパウダーに似て非常に細かいに違いないことを示しました。
 左上角の青いしみは、星です。
 この写真は、ディープ・インパクトの高解像度カメラで撮りました。

 今日の宇宙画像 2005年7月23日号が、華やかに短く散ったディープ・インパクトの突撃動画と共にお待ちいたしております。

 明日の号からは、鮮やかな銀河の画像を数日間取り上げる予定です。8000ピクセル、10メガバイト、50メガバイトで素敵な詳細を見つめられると思います。ハードディスクの容量をちょっとだけ空けてお待ちいただければと・・・