今回の火星歩行は、大渓谷の東端の南に位置するホールデン北東クレータです。
これは、正式名称ではなく名も無く貧しき?クレータで、直ぐ近くの大きなクレータのホールデンの北東に位置しています。
さりげなく火星の風景の一部になりきっていますが、ズームインすると歴史の宝庫でした。
そればかりでなく、見る立場によっては、小さな造形の中に「人為的」に作られたのではと見られるものもありました。
非常に残念なことに、ピクセルあたりの解像度が2メートルで限度でした。
どこのどれがと指摘はしませんが、見方によっては、迎撃ミサイルの発射口のように整然と穴と思われる列がいくつかあったり、北朝鮮で見られる地下軍事基地のトンネルの出入り口のようなものがあったり、ホワイトハウスのような白い建物のような造形があったり、動力で動くような造形があったり、とても面白い場所です。
それだけではなく、火星に流動水の川が長期に渡って存在した証拠も見られます。
静止画には無いものの見方ができるかもしれません。
もし、この地の25センチ解像度データが得られるならば、物の見方の相違に対し、ある種の決定につながるかもしれません。
それは、火星に人為的な造形の存在を願う人々にとって、光明となるのでしょうか?
答えは、高解像度データだけが知っています。
ところで、1960年代にアメリカ軍が、火星に惑星地球人を送った「証拠」のテレビを真面目風で著名らしい人物が解説するビデオを見る機会がありました。
結論から言うならば、当時のテレビドラマのような映像でした。
もう少し詳しく言うと、火星大渓谷の飛行が、上空数百キロメートルでしか見られない光景にもかかわらず、今回の歩行ビデオのようにもの凄い低空を飛行した映像でした。
同じような飛行映像を作るのは、歩行映像を作るよりもとても簡単です。ピクセルあたり数キロの解像度で済むことですから・・・
こうして、歩行のようなビデオにすると写る映像が、高解像度のように見えません。
しかし、1キロの移動に5分間は要しています。解析映像は、1時間を越す記録です。それを8分強の再生速度にしました。
また、継ぎ接ぎの編集をせずに、ワンカメ・ワンシーンで記録しています。
次の静止画の更新は、今日の地球画像の予定です。
「太陽系探査ビデオ 火星を『歩く』・重要な軍事基地?がある火星大河の源」
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