今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

惑星空間旅行=ジュール・ヴェルヌの「彗星の向こう側」の完訳版を目指して=

2008年06月02日 21時51分11秒 | 太陽系の画像





 今日の宇宙画像の更新計画は、「Off on a Comet、彗星の向こう側」を題材とした画像です。
 彗星の向こう側は、ジュール・ヴェルヌによる1877年のSF小説です。
 フランス語の原題名はHector Servadac、英訳本の題名がOff on a Cometで、日本語ではまだ翻訳本がありません。
 そこで、無謀な計画の実行に着手しようかどうしようか混迷しているところです。
 もし、当サイトがOff on a Cometの日本語翻訳という目的を達成するならば、日本初になるでしょう。今のところですが・・・
 しかし、、当サイトの翻訳の完成は、世紀の仕事になるかもしれません。
 時間と寛容性を有する皆様だけが、惑星空間旅行の素敵な眺めに触れることが出来ます。

 翻訳達成までに、当サイトが無くなっていたら?・・・ですか?

 やむを得ませんね、誰かが日本語訳で出版するまで待ってください。それまで待てない場合を考慮して、英語訳のページを先に作ります。
 ワンクリック翻訳で、迷語が羅列するネット翻訳をご利用ください。



「彗星の向こう側(Off on a Comet、Hector Servadac)」


 物語は、小さいけれどいくつかの衛星を持っている彗星ガリアが、その太陽系飛行中に地球に接触するところから始まります。
 いろいろな国と年齢の71人の人々が、彗星で2年間の旅行を運命づけられます。
 その人々が、大部分が凍った彗星の冷淡な環境で小さな社会を構成し、切り抜けます。
 彗星ガリアは、直径が約2300キロメートルで、実際の太陽系に存在するどの彗星や小惑星よりもはるかに大きな天体です。

 惑星地球には、これまでに多くの印象的で芸術的なSF小説が現れました。

 しかし、1877年に発表されたジュール・ヴェルヌの「彗星の向こう側(当サイトの日本語訳題名、フランス語原題名=Hector Servadac、英訳題名=Off on a Comet)」は、他を寄せ付けないSFの傑作といえるでしょう。
 今なお、確かに、ヴェルヌの著しい作品の中でさえ、「彗星の向こう側」は、上位を占め続けているといえます。
 おそらく、あまりにも有名な「80日間世界一周」そして「マイケル・ストロゴフ(日本語訳は無い)」さえ及ばず、世紀の時間を越えて語り継がれる小説でしょう。
 注 マイケル・ストロゴフは、英語題名=Michael Strogoff、フランス語原題名=Michel Strogoff、1876年作=ロシアのアレクサンダー2世の特使物語で最高のヴェルヌの本のうちの1冊と考えられています。


 ところで、このOff on a Cometが、どうして未だに日本語訳が無いのか不思議でさえあります。もっとも、当サイトもつい最近欧米のネットサーフィンで遭遇したばかりなので、棚に上げるわけにはいきませんが。
 ホームページの更新遅延を種々雑多な言い訳に苦労しながらも、流し目した限りにおいてさえ、少なくとも、ヴェルヌ以後に同じテーマで書かれた多くの本で、誰も、まだ、それに対等もしくは、それに近づきさえもできていないと言えるでしょう。

 けれども、ヴェルヌはこの小説で一面では、「彗星の向こう側」は、ヴェルヌの以前の本と著しい対照を見せます。
 それだけでなく、「月への旅行、月世界旅行、フランス語原題名=De la Terre à la Lune=1865年作」よりもさらに遠くの地域に侵入します。

 しかし、この著者は、彼のいつもの徹底的に科学的な態度を捨てます。

 ヴェルヌが果てしない宇宙の深さを通して私たちの付き添い人となるように、天文学でそこの状況と他の惑星について本当に知っているものを私たちに見せるけれども、ヴェルヌは、私たちに率直に不可能な状況を受け入れるよう頼みます。

 地球と彗星は、2回の衝突に陥り人類を外に連れ出します。その方法と結果は、私たち一般人や天文学者でさえ考えない状況を作り出しています。
 さらに、広く散らばる場所から無傷の人々が、彗星によって遠くに運ばれそして、戻りました。

 そのうえさらに、彗星は、その旅行者の生存のために、惑星地球から空気と水をひったくります。
 地球の小さい土地が持ち上げられて、言わば引っくり返り、彗星の地表上で再び右側の下に放り込まれます。
 徹底的なこの著しい宙返りでも船さえ、無傷に引き継がれます。
 これらの出来事は、率直に言って全くおとぎの国の分野のものです。

 それでも、時代を超え、性別、年齢の境目も無く、広く読まれ続けられるSF傑作の頂点といっても過言ではないと思います。

 もちろん当サイトは、静止画や画像を主体とするホームページですから、ジュール・ヴェルヌが心に描いたであろう惑星空間旅行を再現し得る画像で、日本語訳のページを進めるつもりです。

 通常の地球と宇宙画像の更新同様の作りになりますので、ご案内も老舗に紛れ込ませて行うつもりです。

 惑星テラ見聞録とコスモス・ビジョンの「2008年からの宇宙の旅」の船にどうぞご搭乗ください。



今日の拡大画像



 なお、一部の画像と文章に老舗暖簾「船場吉兆」を見習って、題材の使い回しがあることを先にお断りいたします。
 閲覧賞味で思考に多少の影響はあるかもしれませんが、長生きの健康に害を及ぼすことは無いはずです。
 題材は、1877年産、新しいものでも1882年産になります。したがって、ネタの古さ等で苦情をお申し付けならないように切にお願い申し上げます。




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