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今日の地球と宇宙の画像 惑星テラ見聞録

ほぼ毎日、NASA、ESA、ハッブルなどの素晴らしい画像を紹介しています。画像未表示の時には、再読込みで・・・

正真正銘の宇宙を飛ぶ円盤ギャラリー

2004年12月03日 20時47分15秒 | 銀河の画像
 今日の宇宙画像は、本物の『空飛ぶ円盤(ディスク)』を取り上げろとの声が届きましたので、正真正銘の宙(そら)を駆け抜けているディスク(円盤)のギャラリーです。
 鑑賞しやすいように横向きの円盤にご出演いただきました。
 姿勢が傾いているのは、私の意志の表れではなく、惑星地球の常識を翻すスピードが求められる円盤の特性によるものです。
 宇宙でも道交法の改正が検討されているみたいで、スピード命の円盤にとっては住み難い世の中になる時世の流れかもしれません。
 火星ローバーの総括ともいえそうな論文が発表されますので、明日以降の号で取り上げの是非を検討したいと思います。
 目新しさがなければ、宙飛ぶ円盤の続きです。

* 真横向きの渦状銀河NGC 2683



Credit & Copyright: Doug Matthews & Adam Block, NOAO, AURA, NSF

 この素晴らしい島宇宙は、NGC 2683としてカタログに登録されていて、北の星座オオヤマネコ座にたったの1600万光年だけ離れています。
 我が天の川に相当する渦状銀河NGC 2683は、この宇宙の眺望で遠くで散らばる銀河を背景にほとんど真横向きに見られます。
 老年期の黄色がかった星々の豊富な個体群からの混合した光が、著しく明るい銀河の核を作ります。
 星明りが、曲がりくねる渦状腕に沿って塵通路の輪郭を見せて、領域を作るこの銀河の星からのイオン化した水素ガスの隠しおおせないピンクの白熱が点在しています。

 ソンブレロ銀河は、銀河の乙女座集団の多くの自慢の見本のうちの1つです。
 4000万光年離れたところに位置しているにもかかわらず、その美点とミステリーは、先細りになりません。
 ソンブレロは、渦状銀河のディスクがどれくらい途方もなく薄いかについて説明します。
 この画像の場合、銀河は僅か6度だけ私たちの眺望から傾いているだけです。
 銀河を囲む広範な光の輪は、天の川銀河のように周回する球状星団が見つかるところです。

 NGC 4565は、真横向き渦状銀河の優れた例です。
 我が天の川銀河も、約4900万光年離れてこの眺望から見るならば、非常にこのように見えると思われています。
 塵通路が、ガスを覆い隠す通路と内部から光を塵が遮断して赤く見えます。

 NGC 4631は、小さい北の星座猟犬座の中で、僅か2,500万光年離れている大きくて美しい真横向きを見せている渦状銀河です。
 この銀河の僅かに変形したくさび形は、少し宇宙ニシンに、そして、他にはクジラ銀河として人気がある名前を連想させます。
 いずれの名前を冠するにせよ、大きさの点では我が天の川銀河と似ています。

今日の宇宙画像 2004年11月27日号へは、ここをクリックすると移動します。


夜中でも星明りで新聞が読める銀河M32

2004年11月25日 21時46分37秒 | 銀河の画像
 今日の宇宙画像は、アンドロメダ銀河の衛星銀河M32です。
 主題の画像の中央下の目立つ白い楕円が、M32です。
 この銀河は、比較的観測しやすくまた、大規模なブラックホールの形成の理論の「研究室」にもなっています。
 関連では、M32の核にあると思われるブラックホールについてです。
 現時点で、M32のブラックホールについての展開理論も研究も、十分に洗練されていないけれども、興味がそそられるのは確かかもしれません。

* ハッブルが、古い銀河で紫外線の源を確認



Credit : NASA, GSFC, STSI, et al.

 ハッブル望遠鏡の鋭い視野は、楕円銀河の濃い内側で、初めて明確に熱く青い星々を見ました。
 ハッブルは、この銀河から発散している紫外線が、それらの一生で遅い段階でとても熱いヘリウムを燃焼している星々の集団から来ることを確認します。
 ほぼ8,000の青い星々の群れは、地球から250万光年の星座アンドロメダの中にある近隣の銀河M32の核の近くで、雪が舞う嵐に似ています。
 水素を燃やしてヘリウムを作る太陽と違って、これらの高齢の星々は、ずっと以前に中心の水素を燃やし尽くして、今、ヘリウムを燃やしてもっと重い元素を作っています。

 30年前、楕円銀河の最初の紫外線観測は、紫外線で見たときに、驚くほど明るかったことを示しました。
 それらの先駆的なUV観察の以前には、古いグループの星々は、比較的に冷めていて紫外線では極めて微かに見えて当然と思われていました。
 この予期しない紫外線の初期の発見以来、長年の間に、高齢であるけれども熱いヘリウム燃焼星の集団に源を発しているという間接的な証拠が蓄積されました。

 近くの楕円銀河は、古い星々から成る比較的観測しやすい銀河であると思われます。
 また、宇宙で最も明るい天体の一つなので、観測のしやすいこの銀河は、星々と銀河の進化をたどることに役立つことになります。
 M32は、とても小さくて楕円銀河として小型ですけれども、わずか1000光年の直径の中に約4億の星々を収容しています。

 ハッブルの画像は、M32が大規模なブラックホールの形成の理論をテストする面白い「研究室」であることを示します。
 M32は、核に大規模なブラックホールを持つ銀河の最高の候補の一つでした。
 地上の望遠鏡で行った観察は、M32の中央の方へ星々の軌道速度の突然の増加を示しました。
 このデータは、天文学者にM32がその中央に質量の強いけれど、目に見えない集中がなければならないと結論させました。

 ブラックホールは、知られている星のシステムでも天文学者にとっても最も難解な事象です。
 M32の中央の星々の密度は、私たちの太陽の近くの星々の分布状態よりも、1億倍以上濃いかも知れません。
 M32の中央の惑星への訪問客は、合同した星の光が、100の満月より明るいように、星々が飽和する夜空を見ます。中央での夜は、決して地球上の薄明かりのように暗くなくて、人は星明りによって新聞を読むことさえできるでしょう。

 ハッブルの観測は、このようにM32が大規模なブラックホール構造の理論を科学者がテストできる面白い「研究室」とみなすことができます。
 銀河の核にある素晴らしい大規模なブラックホールの調査は、ハッブル宇宙望遠鏡の主要な目的のうちの1つです。
 天文学者は、どれが超大規模なブラックホールの形成と成長をもたらす条件と事象なのか、そしてより適切な見解を得るために活動中や静かな銀河の調査を欠かすことができません。

今日の宇宙画像 2004年11月21日号へは、ここをクリックすると移動します。


これが本当の宇宙撫子七変化の素顔

2004年11月24日 17時42分43秒 | 銀河の画像
 今日の宇宙画像は、銀河の中核で輪を描いて星々が誕生しているNGC 1512銀河です。
 天体は、ガンマ線から電波まで様々な波長で光を発しています。
 今日の主題は、ハッブル・カメラの7種類の波長で詳細に研究したNGC 1512の核です。
 合成画像は、銀河中心を取り囲む星々の誕生の輪を目立たせるために単色の映像データのセットを使いました。
 それぞれの波長が色彩で表されていますが、原画は全て白黒で、コンピュータ処理で各波長を色調視覚化しています。
 これらの各波長データを重ね合わせて、鮮やかな色彩の画像になります。
 今日のコメントがおとなしいのは、ここ数日の過激さの反動ではなく私の想像力疲れです。
 11月21日号から23日号は、M31アンドロメダ銀河関連を連載の予定でしたが、タイタンの最新画像も多数入っているし、とりあえず作りやすい方からにします。

* 自然の色で銀河を見せたハッブル



Credit: NASA, ESA, et al.

 ハッブル宇宙望遠鏡による広範囲な複数の波長調査は、銀河NGC 1512の多くの様相を示しました。
 大気圏のずっと上にあるハッブルの独特の視点は、科学者が赤外線から紫外線までの広い範囲の波長で対象を見ることを可能にします。
 素晴らしい縞のある渦状銀河NGC 1512の中央のこの眺めで、NASA/ESAハッブル宇宙望遠鏡の広いスペクトルの視野は、紫外線から赤外線までを通して全ての波長で銀河を明かします。
 色調は、光度の違いを示して、新しく生まれた星団が、銀河の『塵塗れ』で『鮮やかな』範囲に存在するところの地図を作ります。

 NGC 1512は、南の正座時計座の中にある縞のある渦状銀河です。

 私たちから3000万光年離れていますが、比較的近くの銀河で、アマチュアの愛用する望遠鏡でも見ることができるほど明るい銀河です。
 銀河の範囲は、およそ70000光年で、私たちの天の川銀河を一回り小さくしたくらいです。

 銀河の核は、2400光年の幅がある幼児星団の素晴らしい特徴の環で、『核周辺』の星の爆発リングと呼ばれています。
 星の爆発は、新星の活発な形成出来事で、いろいろな銀河環境内で見つかります。

 科学者チームは、ハッブルの独特の波長範囲と同様に鋭い視野を利用して、そのような星を形成する領域のこれまでで最も広く最も詳細な研究の1つとして実行しました。
 成績は、NGC1512で新しく生まれた星団が、塵塗れや鮮やかな環境で存在することを示します。

 宇宙が、現在の時代よりもとても若い草創期に、そのような遠い銀河が星々の最初の世代を作りました。
 星を取り囲む星形成リングは、宇宙で一般的です。
 棒渦状銀河の範囲内でのそのようなリングは、実際、近くの星の爆発領域の最も多数のクラスから成るかもしれません。
 天文学者は、一般に大規模な星々が星団の中で数多く誕生し、巨大な筋が内部のリングにガスを集中すると考えています。 このような研究は、生じている過程の十分な映像を得るために、多くの異なる波長で観察する必要があります。

今日の宇宙画像 2004年11月20日号へは、ここをクリックすると移動します。


銀河の結婚模様がひき逃げ事件に替わった真相

2004年11月22日 18時50分36秒 | 銀河の画像
 今日の宇宙画像は、広い宇宙で2つの銀河が出会いハート模様も鮮やかに結婚した話題のはずでしたけれども、アメリカのイラク侵略の思惑違いのようになってしまいました。
 昨日の号でご案内した天王星のような淑やかな乙女様も、多分銀河に生まれたならば成長するにつれ伴侶との仲睦ましい生活を送ったことになるはずでしたが、ひき逃げ事故の犠牲者になっていたかもしれません。
 ライブドアのように非難轟々を覚悟の上で、銀河の魔性の一面を中継したいと思います。
 皆様のご批判は、ブッシュ大統領とライブドアを見習いまして、一切承れませんので悪しからずご了承願います。
 なお、お褒めの言葉とお心付けは、丁重に承らせていただきます。

* 宇宙衝突の名残で生まれる集団



Credit : NASA, HST, et al.

 古典的な1946年の休日映画「素晴らしい人生」の最初の天使の図は、シュテファンのクィンテットとして知られている小型銀河の有名な集まりの形態を帯びています。
 実際は、これらの銀河は、それほど天国のようではありません。
 ハッブル望遠鏡による映像は、シュテファンのクィンテットが、極悪非道な若干の物事を行っていたことを示します。
 銀河のうちの少なくとも2つは、高速のひき逃げ事故に巻き込まれていました。そして、近隣の銀河から星々とガスをもぎ取って、宇宙に星々を投げ付けました。
 けれども銀河の惨劇は、新しい生命を生みました。
 破壊に対して立ち上がったのは、100以上の星団といくつかの小型銀河です。
 それぞれが、何百万もの星々を包み込む若い集団は、ハッブルの広角フィールド・平床式マイクロ・フィルム・カメラ2で撮った映像で、初めて明らかに示されました。

 5つの銀河集団、シュテファンのクィンテットの至近距離からの眺めは、ダイヤモンド・ネックレスのように輝く明るい星団の列を現します。
 それぞれが数百万の星々を包み込んでいる銀河集団は、グループの一部のメンバーの間での乱暴な相互作用から生まれました。
 無作法な遭遇も銀河の形を変形させて、細長い螺旋腕と長いガス状の吹流しをつくりました。
 NGC 7318Bは、範囲を高速で通り過ぎて星の爆発を扇動しました。
 弱い者いじめ銀河NGC 7318Bは、右上のNGC 7318Aのちょうど下に堂々と輝いています。
 グループの一部でない銀河は、大破壊をもたらしたもうひとつの衝突を誘発しました。

 ハートを熱く浮き出すNGC 7318AとNGC 7318Bの新婚カップルの祝福模様も、画像に隠れた現実を明かされると興醒めします。
 見かけと現実が大きく違うのは、私たちの人生だけではないようです。
 華やかなパートナーにくれぐれも惑わされないようにと、このシュテファンのクィンテットが遥か彼方の宇宙から忠告しているのかもしれません。

 このシュテファンのクィンテットは、しばしば現在の宇宙論をひっくり返す赤方偏移の懐疑論の証明として使われました。
 それは、4つの銀河が同じように遠い赤方偏移を示すけれども、NGC 7320だけが赤方偏移5で明らかにグループの他のメンバーよりも、非常に小さい赤方偏移を示すからです。

 宇宙の草創期には、先例のない割合で原始の水素を無数の星々に変えたでしょう。
 当時、空は今日、私たち周辺の著しく静かな銀河の海と異なるように見えました。
 空は、原始の星の爆発銀河で燃え上がっています。巨大な楕円と渦状銀河は、まだ誕生すらしていません。星の爆発銀河の中で、熱い青い星々の明るい塊りは、花火の層が破裂するように移り変わります。
 強烈に紫外線放射の赤い雨の下で、新しい星が誕生し白熱する領域を描きました。

 ハッブル望遠鏡は、2つの渦状銀河の間で宇宙ダンスに魅了されました。
 銀河のダンスは、すでに大変な物議を引き起こしました。
 これこそ本当の銀河の結婚式模様といえますよね。
 タンタカタ~~ンと行進曲が鳴っているようです。
 それに合わせてのダンスかもしれません。

 関連7枚目は、銀河の新婚旅行先の睦ましさを目撃とする予定でした。
 えっ?別のタイトルですか・・・・・
 それはまぁ、その・・・何ですよねぇ、熱々の新婚さんですから・・・「新婚初夜の銀河」などと教育上好ましくないものは、さすがの私でも付けかねますが・・・
 ご想像にお任せします。
 本当に想像を掻き立ててくれる銀河の合体模様です。

今日の宇宙画像 2004年11月19日号へは、ここをクリックすると移動します。

* トップ(接待)ページにも断り書きしていますように、画像の説明は、あくまでも私の偏見による主観です。一般論ではありませんので、ご理解願います。