最近、東京との往復時間などにせっせと本を読んでいます。
レビューを書いておこうと思います
「痴人の愛」谷崎潤一郎
~ときどきは名作を読もう!第1弾~
久しぶりの谷崎です。これは、、、一応名作なんでしょうが、あまり面白くなかった…
やはり、「ナオミ」という魔性の女に魅入られて人生を台無しにしていく主人公に、
まったく何の感情も持てないのが原因ですかね。
私としては、勝手にどうぞ、と言うしかない…
「体制維新ー大阪都」橋本大阪市長
~嫌ってばかりいないで、一応読んでみよう!~
橋本氏は嫌いなタイプなので、今まで見ないようにしていたのですが、
彼の動きが最近派手なので、一応、何をしようとしているのか把握しておこうと思って手に取りました。
確かに、やりたいことは分かりました。
何せ、この本の中で、比喩を変え、表現を変え、何度も何度も主張していますから。
行き詰まってしまった大阪を変えるためには、
確かに抜本的な「制度」「仕組み」の変革が必要なのかもしれない、とは思いました。
ただ、やはりその方法論には疑問を抱かざるをえません。
ほとんど何も分かっていない民衆をあおるだけあおって選挙で決着を付ける、という方法でも、
それが民主主義なのだ、といわれればそこまでで、ぐぅの音も出ない訳ですが…
でも、彼の思想を、さも唯一正統なものであるかのように押しつけることまでは、
やはりどうなのかなと思います。
「民主主義」で抑圧されがちな少数者の権利を守るのが憲法であり、
弁護士の仕事ではないのでしょうか?
まあ、彼はもはや、というか、もともと、弁護士などではないのかもしれませんが。
「不思議なキリスト教」橋爪大二郎・大澤真幸
~話題の新書を読んでみよう!~
対談形式で、日本人が理解しづらいキリスト教について、わかりやすく解説してくれる、話題の新書。
でも、、、難しかったです! キリスト教ってやっぱりよく分からない、というのが私の感想です(笑)
「魔術はささやく」宮部みゆき
~やっぱり宮部みゆきは素晴らしい☆~
最近、宮部みゆきさんの初期の作品を読み直そうと思っています。
「レベル7」を読んだり、「火車」を読み直してみたり。
これは、マインドコントロールがはやった頃の作品ですかね?
そんな時代の香りも感じますが、
人が人を裁くことができるのか、という普遍的なテーマを投げかけてくる作品でもあります。
ミステリとしては、トリックに超能力じみた「力」が働くので、
SF系が苦手な私には納得がいかない所も多々あるのですが、人物描写などはさすが宮部作品です。
最後の最後まで、目が離せなくて、一気に読んでしまいました。
初期の作品の方が、一気に読ませる力は強いかもしれません。
今後は「理由」を読み直したり、「龍は眠る」あたりを読んでみようかな、と思っています。
レビューを書いておこうと思います
「痴人の愛」谷崎潤一郎
~ときどきは名作を読もう!第1弾~
久しぶりの谷崎です。これは、、、一応名作なんでしょうが、あまり面白くなかった…
やはり、「ナオミ」という魔性の女に魅入られて人生を台無しにしていく主人公に、
まったく何の感情も持てないのが原因ですかね。
私としては、勝手にどうぞ、と言うしかない…
「体制維新ー大阪都」橋本大阪市長
~嫌ってばかりいないで、一応読んでみよう!~
橋本氏は嫌いなタイプなので、今まで見ないようにしていたのですが、
彼の動きが最近派手なので、一応、何をしようとしているのか把握しておこうと思って手に取りました。
確かに、やりたいことは分かりました。
何せ、この本の中で、比喩を変え、表現を変え、何度も何度も主張していますから。
行き詰まってしまった大阪を変えるためには、
確かに抜本的な「制度」「仕組み」の変革が必要なのかもしれない、とは思いました。
ただ、やはりその方法論には疑問を抱かざるをえません。
ほとんど何も分かっていない民衆をあおるだけあおって選挙で決着を付ける、という方法でも、
それが民主主義なのだ、といわれればそこまでで、ぐぅの音も出ない訳ですが…
でも、彼の思想を、さも唯一正統なものであるかのように押しつけることまでは、
やはりどうなのかなと思います。
「民主主義」で抑圧されがちな少数者の権利を守るのが憲法であり、
弁護士の仕事ではないのでしょうか?
まあ、彼はもはや、というか、もともと、弁護士などではないのかもしれませんが。
「不思議なキリスト教」橋爪大二郎・大澤真幸
~話題の新書を読んでみよう!~
対談形式で、日本人が理解しづらいキリスト教について、わかりやすく解説してくれる、話題の新書。
でも、、、難しかったです! キリスト教ってやっぱりよく分からない、というのが私の感想です(笑)
「魔術はささやく」宮部みゆき
~やっぱり宮部みゆきは素晴らしい☆~
最近、宮部みゆきさんの初期の作品を読み直そうと思っています。
「レベル7」を読んだり、「火車」を読み直してみたり。
これは、マインドコントロールがはやった頃の作品ですかね?
そんな時代の香りも感じますが、
人が人を裁くことができるのか、という普遍的なテーマを投げかけてくる作品でもあります。
ミステリとしては、トリックに超能力じみた「力」が働くので、
SF系が苦手な私には納得がいかない所も多々あるのですが、人物描写などはさすが宮部作品です。
最後の最後まで、目が離せなくて、一気に読んでしまいました。
初期の作品の方が、一気に読ませる力は強いかもしれません。
今後は「理由」を読み直したり、「龍は眠る」あたりを読んでみようかな、と思っています。