スーパーで外国人にナンパされました。
ベイシア で。
昼の仕事終えて一旦帰って、顔拭いて紅だけ引きなおして、ジーンズに黒無地のボートネックのカットソーという、すげー地味な 格好に着替えて出かけた。 スーパーに買い物に行くだけだから、そんなもんで充分だし。
んで発端、というか最初は、
「せ、たかいねー、わたし、ひくい」
しゃがんで指定銘柄の昆布を探していると、後ろから声がする。 こういう時、日本語で喋りかけられてるのにもかかわらず、反射的に
英語で返そうとしてしまうのは何故だ
? 笑)
「あーそうですか」 と思いつつ、とりあえず笑顔を返して(これがいけないんだな、きっと)物色を続ける。 んー、どれだっけ。
「にほんじんですか」
まただよ。 むー。
スナックを始めた友達の店にちょくちょく手伝いに行ってるんだけど、よく 「中国のひと
?」 て聞かれる。
どうも、私は日本人には見えないらしい。 おかしい。 コテコテの日本人顔だと思うんだけどな。 それはいいとして、 で、日本人かとの問いに頷くと、
「おなまえは」
はあー
?
ここでやっと、標的になってることに気づく。 昆布は見つけたので、とりあえず名乗って、立ち上がって買い物を続ける。
「すこしじかんはありますか」
「今日は時間無いよ」
これはウソではない。閉店時刻に近かったし、お腹すいてたからさっさと帰ってごはんにしたかったし。 でも真実を告げる必要は無かったんじゃない
? て、今思うぞ。
「じゃ、そとでまってるから」
をい、何を言っとるんだ
?
このあたりから、そいつの日本語の意味がよくわからなくなってくる。
1 行の文としては、まとまっているのだが脈絡がヘン、 というか私の話を聞いてないような、-
聞き直すのも疲れてきたので 「何でも良いけどね」 と思いつつ買い物を続ける。 そいつは、ついては来ない。 出口ででも待ってるつもりかな、と思いつつ、-
買い物を続けた。 レジでおさいふを開けてると、ちゃっかり次に並んでるではないか。
ふん、逃げるとでも思ったか。
私は何日分かの買い物だから袋詰めにも時間がかかる。 出口に向かって歩いていくと、途中の雑誌コーナーで こっちを見ているそいつと目が合った。
こういうタイプは国籍を問わず、嫌いだ。 私が来なくてもじっと待ってれば、まだ可愛いのだが、-
日本人はハチ公に弱いことを知らんのか
? 笑)
すたすたと自分の車のところに行って荷物を積んで、ワゴン(カート)を戻すためにドアを閉めて鍵をかけた。
「どこいくの」
「これ、返してくるんだよ」
「じゃあ、くるまのとこにいるから」
はあー
?
「どこ」
「そこ」
だんだん投げやりになってきた(笑)。
何でも良いよと思いつつワゴンを戻して、-
しょうがない、行ってやるか。 会話をした以上無言で逃げるわけにはいかない。
それは私の信条に反する(笑)。
「まあ、そっちのって」
そこまで無防備じゃない(笑)。
大体が、時間が無いと言っとろーが。
「今日は時間無いのー」
ここに来てもなお真実を言うとは愚か者。
それじゃあ明日は時間があるみたいじゃないか(笑)。
言ってから 「しまった」 と 思うこと頻り。
「じゃあ、あしたは」
「わかんないよ、そんなの」
「じゃあ、でんわおしえて」
ここで 「やだ」 言えば良いものを何を期待したか、それとも営業するつもりなのか、-
「紙とペン、ある
?」
営業(夜)用のケータイの番号を書いて渡した。
「んじゃね」
駐車場を出てしばらくすると電話かかってきた。 ふん、ウソ書くとでも思ったか。
「はーい、電話はこれだよ。運転中だから切るよー」
て、運転中はだめだってば(笑)。 あー、なんであんなの相手にしたんだろー。
とまあ、それは良いんだよ、とりあえずは。 外国人に声かけられたのが初めてってわけでもないし。 店内でつけ回されただけってのはもう何回かある。 これって、気がつくと同じ人が近くに居るんだよね。
「あれ、まーたこの人だよ」
みたいな(笑)。
ホームセンタでは、たまに日本人につけ回される。 どっちにしろ、かなーり怖い。 でね、それはさておき問題は、-
化粧もしてなくて地味な服装のときにだけ声かけられるのは、何故
? てとこなのよねえ、-