横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

さざえ堂~福島県会津若松市~

2020年03月10日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

先週末、福島県は会津若松市にあるさざえ堂に行きました。
さざえ堂は国の重要文化財で江戸時代に建設された木造建築物で、らせん状のスロープで空間が構成された非常に珍しい建物です。


▲外観 内部のスロープが外観の意匠にもなっているのが面白いです。


▲外観 建物もさることながら、細かい意匠なども見どころの一つです。


▲内部上り スロープに踏込用の木が設えられてます。


▲頂点 中央の天井が少しくぼみ上がっていて、象徴的な場所として表現した意図を感じます。


▲内部下り 入口から出口まで一方通行で、2019年の研修旅行で訪問したリボンチャペル(設計:中村拓志)を彷彿とさせました。
該当ブログ:研修旅行2019 ~エレテギア・リボンチャペル @広島県尾道市~

 
▲内部中央 中央部から反対方向にも行けるようになってます。


さざえ堂は一級建築士の計画の問題にも出題されますので、運よく訪れられてよかったです。


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研修旅行2019 ~エレテギア・リボンチャペル @広島県尾道市~

2019年12月17日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

今年の研修旅行で広島県尾道市・福山市に行ってきました。
今回私がご紹介する建築はエレテギアとリボンチャペルです。

エレテギア
設計:中村拓志 氏
構造:木造+鉄骨造 ハイブリット構造
竣工:2015年

リボンチャペル
設計:中村拓志 氏
構造:鉄骨造 免振構造
竣工:2014年


広島尾道のリゾートホテルベラビスタ境ガ浜にありブライダル施設として
利用されている建物になります。
事前に連絡を行い敷地内での撮影許可を頂き見ることが出来ました。
朝からの見学だったため利用者もおらず、景色と素敵な建物外観を見ることが出来ました。


▲正面:エレテギア、右側:リボンチャペル


▲敷地内からの景色 高台にある場所のため山、海と見渡せます。


▲エレテギア
柱を細い鉄骨とし全面をガラス張りにしていることで屋内・屋外を感じさせない開放的な建物になっていました。


▲エレテギア天井・屋根
複数の垂木を束ね小屋組みとし、屋根は木のへぎ板葺きとなっています。
鉄骨とガラスで無機質的になりがちなところに、うまく木を合わせることで有機的になり廻りの景色にうまく溶け込んでいると感じました。


▲リボンチャペル 建物の外観ととてもあっているネーミングですね。


▲リボンチャペル裏側 両側に階段が両方から登って頂上で会うことが出来ます


▲実際に登らせて頂くことが出来ました。建物頂上から景色も最高でした!
ぜひ実際に訪れて見て頂きたいです。

時期的に紅葉も見ることができ良かったです。夕暮れ、夕日のタイミングでもとれも綺麗だと思います。

 

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研修旅行2019 ~後山山荘 @広島県福山市~

2019年12月13日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。
今日も2019年度研修旅行のご紹介です。
鞆浦にある後山山荘について書きます。

原設計は、実験住宅シリーズで有名な藤井厚二氏。
藤井氏が彼の実兄のために設計した別荘です。
今の建物は、前田圭介氏監修のもと復元されたものです。
見学に伺うと、オーナー様がこの建物との出会いから復元していく過程、そしてここでの素晴らしい時間の過ごし方などを丁寧に解説して下さいました。
環境工学を取り入れた換気システム、日差したっぷりのサンルームなど、藤井氏らしい設計が見られます。
サンルームでは朝食などをとられることもあるそうです。羨まし過ぎます


△サンルーム


△サンルーム天井の換気口


建物全体も非常に快適的で、酷暑の夏でも朝寒いくらいのこともあるとのことでした。

鞆浦全体を見渡せる地形を活かした窓の取り方が絶妙です。
後ろを見れば山の景色があり、家の中にいながらにして外との繋がりを感じます。


△居間からの景色

△裏の山から鞆の浦を臨む(手前が後山山荘の屋根)

最高のロケーションを満喫できる建物でした。
最後に、いろんな質問にもとても親切にご対応いただいたオーナー様に感謝致します。
ありがとうございました。

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研修旅行2019 ~鞆の浦散策 @広島県福山市~

2019年12月12日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

今年の研修旅行で訪れた広島県福山市の鞆の浦の街並みについて紹介していきます。


▲鞆の浦の街並み

鞆の浦は江戸時時代の商業の街として栄え、入り組んだ路地は古地図のものがほぼ現存しているそうです。
実際車がすれ違うことができない場所も多かったです。
建物は江戸~昭和初期に建てられたものがほとんどのようです。
昔ながらで保命酒や船道具を売っている店もあれば、カフェや伝統工芸的な雑貨屋にリノベーションしている店もありました。


▲しまなみ信用金庫鞆支店

この街並みにあらわれる突然洋風の建物、しまなみ信用金庫鞆支店は昭和初期の建築で、モダンな雰囲気が目を惹きました。


▲常夜灯

鞆の浦のシンボル的な常夜灯、今も現役で使われています。
実際見てみると高さ4,5mぐらいあり、なかなかの存在感です。
この常夜灯や波止場など、鞆の浦には江戸時代からの港湾設備が現存しており、ウォーターフロント開発の参考にされているそうです。


▲弁天島?瀬戸内海の穏やかな景色が広がっています。

散策はあまり時間がなく、ゆっくり回ることができませんでしたが、
朝から日暮れまでゆっくり散策するのによさそうな場所なのでまた機会があれば立ち寄ってみたいと思います。


▲鞆の浦ラーメン

ちなみに、名物なのかはわかりませんが、鯛の出汁が効いた鞆の浦ラーメンが非常においしかったです。



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研修旅行2019 ~神勝寺 禅と庭のミュージアム 松堂、洸庭 @広島県福山市~

2019年12月09日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

本日も先日研修旅行で訪れた、神勝寺境内にある、洸庭と松庵をご紹介させていただきます。
総門から境内へ入ると左手に三角形の帽子をかぶったような建物「松堂」(寺務所+展示スペース)が見えて来ます。
設計は藤森照信氏。屋根は手曲げ銅板で葺き、外壁は土壁塗、内壁は漆喰塗りになっています。


▲屋根のてっぺんにはアカマツが植えられています。


▲外廊下部分、土壁塗り


▲内部は構造材表しの漆喰塗り


▲展示スペースには松堂の模型が展示されています


▲こちらは洸庭の模型


▲ベントキャップにも土壁が塗られています

洸庭は、彫刻家の名和晃平(なわこうへい)氏が率いるクリエイティブ・プラットフォーム「SANDWICH」が企画、設計。
地面には錆石が敷き詰められていて、その上に舟型の巨大パビリオンが建っています。「この寺が造船にゆかりのあることから、舟をイメージして作られたそうです」
外部の仕上はサワラ材の板張り。柿(こけら)葺き、内部は多意匠装飾仕上塗やリシンの掻き落し等になっています。


▲この橋を渡って洸庭に向かいます。


▲ちょうど紅葉の時期でした


▲サワラの杮葺き、想像を絶する作業がうかがえます


▲柱は鉄骨の柱にリシン掻き落し仕上げ

洸庭については現実離れした世界観を感じました。内部のアート体験については、訪れて体験してみてください。



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研修旅行2019 ~向東(むかいひがし)認定こども園 @広島県尾道市~

2019年12月05日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

昨日一昨日に引き続き本日(12/5)も尾道研修旅行について記載します。
今年(2019年)で5回目となった研修旅行ですが、できる限り保育園へ伺うようにしています。
過去には下記保育園を見学させていただきました。
浮気保育園(2018滋賀、設計藤本壮介氏)
あきたチャイルド園港北チャイルド園(2017秋田、設計サムコンセプトデザイン)
太陽丘こども園(2015金沢、設計隈研吾氏)

園長と尾道市役所さんのご厚意により、向東認定こども園を見学させていただきました。
設計 伊東豊雄+コンテンポラリーズ設計共同体
2019年2月竣工
地上2階建て、延べ面積2075㎡
園児数212名

元々この地域にあった、保育園と幼稚園を統合させて、認定こども園を新設したそうです。
3~5歳児は、幼稚園型(2時ごろ帰宅)の園児、保育園型(5時以降帰宅)の園児と同じクラスで保育しています。

周囲の山並みに馴染むようにいくつもの屋根を連ねていて、自然石で緩やかに湾曲させています。
高窓から光を取り込み風が抜けて、豊かな自然を室内でも感じられる園舎です。


▲向東認定こども園の園庭から園舎を見る。各屋根の中央に高窓があります。


▲2階の保育室は勾配屋根なりに天井が高くなっており、高窓から光が降り注いでいます。


▲壁の高いところには一部鏡が張られていて、景色が写り込みより一層広がりを感じさせます。


▲体育館のような遊戯室も、自然光に包まれています。先生方は発表会の準備で大忙しのご様子でした。


▲ゆったりとした玄関ホール。


▲来客者、各保育室、園庭を見渡せる位置に職員室が配置されています。


▲明るく広々とした絵本コーナー。既存園からたくさんの絵本が引き継がれています。


▲子育て支援室には保健師さんが常駐していて、未就園児の親御さんが予約なしで利用できるスペースになっています。

見学にあたっては、園長先生、尾道市役所の職員さんより一部始終ご丁寧にご案内してくださいました。
ここに、改めて心よりお礼申し上げます。
向東こども園に通われているこどもたちが元気にすくすくと育ち、地域の方々に愛される園になることを願います。



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研修旅行2019 〜尾道探索 @広島県尾道市〜

2019年12月04日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

先週、1泊2日で広島県尾道市・福山市に建築を巡る研修旅行に行ってきました。
その中で、尾道駅前~猫の細道を散策しましたので紹介します。


▲駅前から東へ少し歩くと全長1.2㎞もある商店街があります。


▲商店街の全体MAP。当日は商店街の半分くらいしか見れきなかったです。


▲尾道商工会議所。商工会議所として現存する中では日本で最古の鉄筋コンクリート構造の建物です。


▲尾道商工会議所創立120周年記念碑


▲昔銭湯だった建物をお店にコンバージョン。中は撮影禁止なので写真はないですが、銭湯の時の名残を活かしたお洒落な空間でした。


▲猫の細道からみた尾道の風景。商店街から北へ丘に向かうと猫の細道へ行けます。


▲猫をモチーフにしたかわいい石像等が猫の細道にはたくさんあります。実物は残念ながら遭遇できませんでした。


▲尾道といえば尾道ラーメン。相変わらず美味しかったです。


▲尾道駅2階より海側を望む。電球色のランプで暖かみを感じる街並みでした。

旅は美味しいご飯や行きたい目的地もいいですが、知らない土地を歩いて新しい発見をするのもまた醍醐味ですね。
一人旅の時は基本、適当に散策メインの私にとって初尾道散策は楽しかったです。



また尾道来た時にはまた違うところを歩いて、色んなものに出会いたいと思いました。



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研修旅行2019 〜ONOMICHI U2 @広島県尾道市〜

2019年12月03日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先週、1泊2日で広島県尾道市・福山市に建築を巡る研修旅行に行ってきました。
その中で、尾道駅近くにある『ONOMICHI U2』を紹介します。


▲ 『ONOMICHI U2』の外観

この建物は終戦前に建てられた海運倉庫をリノベーションして商業施設として2014年に生まれ変わりました。
設計は谷尻誠さん・吉田愛さん(SUPPOSE DESIGN OFFICE)。


▲ 『ONOMICHI U2』の内部の様子

中に入ると倉庫の中にはさらに街が形成されているかのようです。
店舗は、レストラン・バー・ベーカリー・雑貨等を扱うショップが入っています。


▲ ふらっと立ち寄りやすい店舗

また、奥に進んで行くと、瀬戸内地方で盛んなサイクリングを楽しむ人たちをターゲットにしたホテルが入っています。店舗エリアにはサイクルショップも併設。


▲ 中からアクセス可能なホテルの入口

倉庫の中は所々にトップライトが設置されていて、自然光が適度に内部に降り注ぎ、天井の高さもあり、まるで外にいるかのような曖昧な空間が面白かったです。

夜になり、ライトアップされたONOMICHI U2もまた違った雰囲気があり、カッコ良かったです!


▲ ライトアップされたONOMICHI U2

目の前には瀬戸内海の景色が望めます。

▲ この日はきれいな三日月も見えました。

スケジュールの都合上、夕方のひと時しか居られませんでしたが、昼間〜夜景と別の姿のONOMICHI U2を見ることができました。
また、行ける機会があったらゆっくりテラス席でお酒を飲みながら瀬戸内海の景色を堪能したいと思いました。



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福岡・熊本研修旅行に行ってきました

2019年11月12日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、横浜市建築設計協同組合(YSK)の福岡・熊本研修旅行に参加しました。

「北九州市立美術館」1974磯崎新


▲存在感を放ちつつ、丘陵地を活かした眺望のよさも素晴らしかったです。
築45年とは思えないほど綺麗に維持管理されていて、市民に愛されている建築だと感じました。


▲エントランスは光が降り注ぐ3層吹抜けです。古さを感じさせません。


「TOTOミュージアム」2017梓設計

▲水回り製品を扱う会社なので低層棟は水滴をモチーフにした外観になっています。
高層棟もALCでコストを抑えていながら、手すりの曲面ラインでそう感じさせません。


▲衝突防止マークも水滴になっています。


▲中央に展示されているのは、日本第一号の陶器製便器。


「門司港駅舎」1914重要文化財

▲今でも現役で多くの方に利用されている駅舎です。


▲「門司港レトロハイマート」1999黒川紀章
今でこそ門司港のランドマーク的存在ですが、建設前には反対運動があったそうです。最上部はヘリポート。


▲展望台からの門司港の夜景


「九州国立博物館」2004菊竹・久米設計共同体

▲巨大なガラスカーテンウォール。ダブルスキンになっていて中間を空調しています。
ガラスに周囲の山々が写り込み、景色に同化しています。


▲柱のない大空間


「熊本城」

▲日曜日は休工していて見学が可能です。全体の修復には20年かかると言われています。

「熊本県立美術館」1976前川國男

▲お馴染みの打ち込みタイルによる外壁。


▲エントランス階から見下ろすように吹き抜けているホール。



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学校の「非構造部材」点検

2019年06月28日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

建築物の12条点検は弊社でも毎年行っていますが、今年度は市立の小中学校で「非構造部材」の点検にも取り組んでいます。
非構造部材とは字の通り構造(躯体)ではない部材のことで、学校の耐震化マニュアルに基づき点検を行います。
端的に言いますと「地震等で落下し人に危害がある」物がないか否かの点検です。
天井ボードのズレや、目線より高い位置にある壁モルタル・タイル等の浮き、窓のがたつきなどをチェックしていきます。


▲天井ボードの非構造部材点検


▲アップ写真(ビスが脱落、ボードが湿気によって歪み、ズレが生じています)

先日、横浜市建築設計協同組合主催の点検研修会に参加してきました(上記写真)。
12条点検も例年通り併せて行っていきますので、見るべきところがかなり増えてしまいますが、見落とさず報告していきたいと思います。


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重要伝統的建造物群保存地区

2019年05月20日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。 神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

なかなか仕事で携ることのない制度ですが、昨年研修旅行で訪れた『近江八幡市八幡』などは保存地区になっています。
残念ながら神奈川県にないのですが、ゴールデンウィークに埼玉県の川越市に行ってきました。当日は祭も重なりかなりの人手にでており細かく見学する事が出来なかったのですが建物の修理や修景がされており街並みがとてもきれいでした。
保存地区とはいえ新築する事は禁止されているわけではなく「スターバックス コーヒー 川越鐘つき通り店」のように外観はまるで商家のようなつくりのものも新築されていました。


▲川越の街並みの代名詞となる「時の鐘」


▲保存しながら利用されている商家


▲「スターバックス コーヒー 川越鐘つき通り店」

もう少し人の少ない時期にもう一度行ってみたいと思っています。

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研修旅行(ヴォーリズと近江八幡)

2018年12月12日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先日のブログでヴォーリズ設計の「旧豊郷小学校」について書きましたが、
滋賀の研修旅行ではヴォーリズととても関わりの深い近江八幡の街を散策
してきました。

近江八幡はヴォーリズが来日してから一生を終えるまで過ごした街で、
今でもヴォーリズが設計した建物がいくつか残されています。


▲ 旧八幡郵便局

建築家としてのヴォーリズは知っていたのですが、リップクリーム等で有名な
メンタームの創設者でもあったというのには驚きました。
こういった事業やキリスト教の伝道、建築と幅広い分野で日本の近江八幡の地を
拠点に活躍されてきました。

街なかにはすべての人が幸せになれるまちづくりを目指した彼の功績を称えて
ヴォーリズの銅像が建てられています。


▲ 近江八幡の人々に愛されいるヴォーリズの像

彼の建築は近江八幡にとどまらず、日本中、海外にもたくさん建てられました。
現存している建物も少なくなってしまいましたが、これからも機会があったら
ヴォーリズ建築を見ていきたいと思います。

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研修旅行(佐川美術館・楽吉左衛門館@滋賀県守山市)

2018年12月07日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今年の研修旅行で訪れた滋賀県守山市にある佐川美術館・楽吉左衛門館について書きたいと思います。

本館開館: 
1998
設  計: 竹中工務店・楽吉左衛門
施  工: 竹中工務店

今回の研修旅行で最初に訪れた建物で、お天気も良く、所員のテンションも高め。
周辺の景色とマッチした外観は、本当に美しい。


▲青い空にすーっと伸びる屋根の線が美しい


▲エントランスへ向かうアプローチ

池に囲まれて、水面からの光が杉板型枠で仕上げたコンクリートに映り、なんとも言えない雰囲気のアプローチからエントランスへ導かれます。


日本画の巨匠、平山郁夫氏の展示室は、ゆったりとした空間がとってあり、大きな作品の前には椅子も置かれていて作品を堪能できるようになっていました。

彫刻家、佐藤忠良氏の展示室では、実際に作品に触れることができるものもありました。

地下へと進むと陶芸家・楽吉左衛門氏の展示室。
地上とは全く違う世界観で、照明を極限まで絞った演出は、氏の茶碗に込めた魂みたいなものに触れたような感覚になり少し怖さをも感じさせます。


離れには、池に浮かぶ茶室もあります。


▲離れの茶室

拝観するのを
とても楽しみにしていたのですが、こちらは事前に申し込みが必要だったため残念ながら内部は見ることが出来ませんでした。


▲池の反対側から


畳のレベルは、水面と同じになっており、まさに自然の一部となってお茶をいただくのです。
あの空間に座ったらどんなふうに感じるのだろうと想像を膨らませつつ、次の目的地へ向かいました。

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研修旅行(蔵@滋賀県近江八幡市)

2018年12月03日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

前回のブログで、近江八幡市のかわらミュージアムを紹介しました。
周辺の建物で蔵が多くみられました。そこで気になったのが、屋根の
工法についてになります。工法としては「置き屋根工法」というものになります。
この工法は二重屋根構造で、構造材と屋根葺き下地材、仕上面が置土によって
分離されています。
二重屋根なので材料は多くなりますが日射からの断熱効果に大きな役割を
果たす伝統工法です。置土もありますので防火性も見込めると思います。
強風時などには、妻面からの雨水の浸入など色々問題がありそうですが
現代の外断熱工法に通じるとも考えられます。


▲漆喰の建物の上に木造の現しの小屋組みが載っています。



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研修旅行(ラ コリーナ近江八幡@滋賀県近江八幡市)

2018年11月30日 | 建築旅行・建築巡り
 
おはようございます。

神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

11月も本日でラスト。明日から師走、12月です。

さて、研修旅行は今年で連続4回目となりました。旅行場所は社員皆で見たい建物を
出し合って、そこから投票を行って場所が決まります。
 
今年は私が提案した滋賀県に決まったんですが、私が見たかった建物というのが、タ
イトルの「ラ コリーナ近江八幡」です。

ラ コリーナ近江八幡(メイン店舗)
設計 藤森照信、中谷弘志
施工 秋村組
2014年 12月竣工



▲メイン店舗「草屋根」

軒先が低く立派に茂っている芝生の屋根はまるで山の様です。


▲低い軒を支えているのは裸の栗の木 塗り壁は味があります。


▲メイン店舗(草屋根)の中は和菓子、洋菓子の製造過程が見学できます。


▲カフェもありますが、出来立ての御菓子を買ってすぐにいただけるベンチが沢山ありました。


メイン店舗(草屋根)の裏は田んぼが広がり、田んぼを囲むように社屋とショップが点在しています。



▲田んぼ


▲社屋  どんぐりのようなかわいらしい銅板葺き屋根


▲社屋裏側  一般は入れないので、中が気になります。
 

自然の形を活かした梁や柱。これもまた生命力を感じさせるものだと思います。



▲方づえはまるで生きている木の様です



▲立派な木です
 
建物が植物で覆われている緑化建築は景観と馴染みやすく、建物全体が生命力にあふれて
いる感覚がとても好きです。私が建築を勉強していた学生の時に「タンポポハウス」を知
って以来、植物を建物
に組込むデザインをされる藤森照信先生は、私の一番好きな建築家
であります。


建築雑誌「新建築」-草屋根-の記事で藤森先生は、今まで緑化建築を9作試み4勝5敗と述
べていますが、この建物で5勝5敗となったようです。緑化建築が難しいのが分かります。


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〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階
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TEL 045-212-3739

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