横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

神奈川県内某保育園新築工事 躯体工事

2018年12月27日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

神奈川県内某保育園新築工事について、ここまでの経過をお伝えします。
(前回の経過報告についてはこちら



▲基礎ピットの型枠の脱型。



▲1階床スラブの配筋。水色のものは断熱材です。



▲1階壁の型枠の建て込み。一部、杉板型枠にして木目をコンクリートに転写させます。
より木目をはっきり見せるため、炙った杉板を使っています。



▲中庭の形状が見えてきました。



▲2階の床スラブの配筋。

昨日は年内最後の総合定例会議でした。
1月にはコンクリート工事が完了して、2~4月で内装工事、外構工事に入ります。

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シニア向け複合施設 「Kampung Admiralty」

2018年12月26日 | 建築ニュース

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

今月オランダで開催された World Architecture Festival Awards 2018
シンガポールのシニア向け複合施設「Kampung Admiralty
が大賞のWorld Building of the Yearを受賞したそうです。
設計はシンガポールの建築事務所のWOHA



高さ45m、0.9Ha(9,000㎡)の敷地に“縦型カンポン(村)”を形成した
複合施設です。
下の階層にコミュニティプラザ、中部の階層にメディカルセンター、
上の階層に高齢者用のアパートとコミュニティパークがあります。

アパートメントは36㎡と45㎡のワンルームで55歳以上の
単身者やカップル向けの部屋が104戸入っています。
この複合施設はシニアの住人が孤立しないように
地域に開放されたコミュニティスペースが充実しています。

公共空間であるコミュニティプラザはコミュニティのリビング
として、食事やショッピングができたり、広い空間を活かして
イベント等も行われるようです。



豊かな緑で覆われたコミュニティパークでは住民や地域の人々
が集い、高齢者から子供まで憩いの場となっているようです。

高齢者の住空間だけにとどまらず、外に出れば色々な交流が
生まれるような高齢者から子どもまでわくわくするような
空間づくりができるといいなと思います。


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北の丸公園 科学技術館

2018年12月25日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

先日、北の丸公園内にある科学技術館に行ってきました。


▲1964年竣工 地上6階、地下2階 設計:松下清夫、平山崇


▲航空写真

東京近郊に住んでいると、小学校の社会科見学等で一度は行ったことのある建物なのではないかと思います。
航空写真からもわかる通り星のような形をしており、それぞれの棟に展示室があります。
私は今回1階の多目的ホールに行ったのですが、内部を歩いていると自分が今どこの棟にいるのかまったくわからなくなります。
そういった感覚の混乱というか、非日常的な場所で非日常的な体験や学習をするのに一役買っているデザインなのかなあと思いました。


▲六芒星形のプレキャストコンクリート

そしてこちらも特徴的な、六芒星形に抜かれたプレキャストコンクリートが建物の全面を覆っています。
建物を外から見たときに、階数をわからなくする意図があるそうです。

科学技術館はドラマや映画にもたびたび登場していますが、古さを感じさせない「未来感」のあるデザインなのではないでしょうか。

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二宮町の建築巡り

2018年12月18日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、二宮町の建築を巡るツアーに参加しました。

初めに訪れたのは、吾妻神社です。
明治神宮、築地本願寺など数多くの神社仏閣を設計された建築家伊東忠太氏の設計です。
最近、設計図が発見されたとのことでした。当初は檜皮葺の屋根でした。


▲吾妻神社の外観

次に伺ったのは、明治時代から100年続く落花生屋さん、渡辺商店さんの工場です。
自宅から駅まで通う道に面していて毎日外観は見ていました。
内部にある機械類も100年使い続けているそうです。


▲落花生工場内の見学


次は、外観を遠くから眺めるだけだったのですが、建築家吉田五十八氏自邸です。
以前は、大塚家具が所有されていて、迎賓館として使用されていたそうです。
今は所有者が分からなくなってしまい、管理されておらず保存状態が悪化しています。


▲吉田五十八自邸を遠くから眺める。切妻の瓦屋根。


もう1邸、旧山川秀峰・方夫邸(吉田五十八氏設計)を見学させていただきました。
こちらは、現在もお住まいの方がいらっしゃるので写真UPは控えさせていただきます。
ツアーを主催された、まちづくり工房「しお風」さんのHPにて少し様子がうかがえます。
建築当初は、南側に海が見えたそうです。
階高を抑えた軒の低いプロポーションは、こじんまりとしたかわいらしい印象で迎えてくれます。
中に入ると10畳の茶室は天井を張らず梁を現しにして広がりを感じさせます。
1階の各室は縁側を介して南側の庭に面していています。
2階の個室も勾配屋根なりの天井で小屋裏部屋のような変化にとんだ空間です。
断面的にも高密度に余すところなく空間を使っていて、いたるところに収納があります。


吾妻山はもう菜の花が咲き出しています。残念ながらその日は富士山を望むことはできませんでした。


▲吾妻山の菜の花畑

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某保育園増築工事@戸塚区

2018年12月17日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

9月から着工し年末に完成予定の保育室の増築工事の現場監理をしています。
木造(在来工法)平屋建て(約50㎡)+ロフト(約15㎡)になります
少し前の写真になりますが、階段も施工され、石膏ボードもほぼ張り終わり
仕上げ工事を行います。年明けには5歳児の保育室としてスタート予定です。
暮れも押し迫りバタバタとしていますが、現場の方々も怪我などないよう
頑張っていただきたいです。


▲階段施工済みこの後、袖壁設置の予定


▲保育室勾配天井、保育室とロフトとの間に小窓を付けます。

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横浜の夜景

2018年12月14日 | 建築旅行・建築巡り
おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の
長谷川です。

朝の空気がキーンとしてきました。2018年も残り半月。そこで今年
の振り返り・・・という訳ではありませんが、2018年新しく始めた
こととして、カメラ教室に通い始めたことがあります。

2010年にミラーレス一眼OLYMPUSのPENを購入し、昨年まではシ
ャッターボタンを押すだけの物だったのですが、マニュアルで操作
が出来るようになりたいとここ2〜3年沸々とその想いが湧き上がり、
ようやく習い始めました。

その写真教室が横浜にあるのですが、先週教室の帰り道にある建物
が良い感じに光っていたので、練習で撮ってみました。


▲「工場夜景」の様な建物が被写体(ぼけています)

デリス横浜ビル(横浜駅西口)
設計デザイン  隈研吾
S造 一部RC造
地上7階 地下1階
アルミのグレーチングが外部に装飾され、工業的なイメージからか、
工場夜景の一部を切り取ったかなような建物です。昼間はまた違っ
た表情を見せるんでしょう。



▲真下から1


▲真下から2

1Fにセブンイレブンが入っていますが、看板は目立たない様になっ
ています。

なにかと忙しくこころ落ち着かなくなるこの時期ですが、寒い冬は
綺麗な夜景でゆっくりしたひと時を味わいたい
です。


▲石川町駅前元町商店街のイルミネーション

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研修旅行(ヴォーリズと近江八幡)

2018年12月12日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

先日のブログでヴォーリズ設計の「旧豊郷小学校」について書きましたが、
滋賀の研修旅行ではヴォーリズととても関わりの深い近江八幡の街を散策
してきました。

近江八幡はヴォーリズが来日してから一生を終えるまで過ごした街で、
今でもヴォーリズが設計した建物がいくつか残されています。


▲ 旧八幡郵便局

建築家としてのヴォーリズは知っていたのですが、リップクリーム等で有名な
メンタームの創設者でもあったというのには驚きました。
こういった事業やキリスト教の伝道、建築と幅広い分野で日本の近江八幡の地を
拠点に活躍されてきました。

街なかにはすべての人が幸せになれるまちづくりを目指した彼の功績を称えて
ヴォーリズの銅像が建てられています。


▲ 近江八幡の人々に愛されいるヴォーリズの像

彼の建築は近江八幡にとどまらず、日本中、海外にもたくさん建てられました。
現存している建物も少なくなってしまいましたが、これからも機会があったら
ヴォーリズ建築を見ていきたいと思います。

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建築模型の製作

2018年12月10日 | 模型・プレゼンテーション

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

設計を進めていく中で、建築模型を作る工程があります。


▲某保育園 打合せ用模型(1/200)

施主様や業者との打合せの際、図面だけでなく立体としてご提示することでイメージの共有を図ります。
こちらの模型はスチレンボードという素材を使って製作していますが、建築模型の作り方や表現方法は様々で、
多種多様な素材が使われます。

以前天王洲アイルにある建築倉庫というミュージアムに行ったことがあるのですが、こちらは建築模型専門のミュージアムで、
有名な建築の模型も多数展示してあり、精巧さや硬質感を表現している物から荒々しい物まで、ひとつひとつまじまじと見てしまいます。

最近では3D CGやVRで建物のイメージを共有することができますが、「物理的に存在している」ということが模型の意義なのかなあと思います。


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研修旅行(佐川美術館・楽吉左衛門館@滋賀県守山市)

2018年12月07日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今年の研修旅行で訪れた滋賀県守山市にある佐川美術館・楽吉左衛門館について書きたいと思います。

本館開館: 
1998
設  計: 竹中工務店・楽吉左衛門
施  工: 竹中工務店

今回の研修旅行で最初に訪れた建物で、お天気も良く、所員のテンションも高め。
周辺の景色とマッチした外観は、本当に美しい。


▲青い空にすーっと伸びる屋根の線が美しい


▲エントランスへ向かうアプローチ

池に囲まれて、水面からの光が杉板型枠で仕上げたコンクリートに映り、なんとも言えない雰囲気のアプローチからエントランスへ導かれます。


日本画の巨匠、平山郁夫氏の展示室は、ゆったりとした空間がとってあり、大きな作品の前には椅子も置かれていて作品を堪能できるようになっていました。

彫刻家、佐藤忠良氏の展示室では、実際に作品に触れることができるものもありました。

地下へと進むと陶芸家・楽吉左衛門氏の展示室。
地上とは全く違う世界観で、照明を極限まで絞った演出は、氏の茶碗に込めた魂みたいなものに触れたような感覚になり少し怖さをも感じさせます。


離れには、池に浮かぶ茶室もあります。


▲離れの茶室

拝観するのを
とても楽しみにしていたのですが、こちらは事前に申し込みが必要だったため残念ながら内部は見ることが出来ませんでした。


▲池の反対側から


畳のレベルは、水面と同じになっており、まさに自然の一部となってお茶をいただくのです。
あの空間に座ったらどんなふうに感じるのだろうと想像を膨らませつつ、次の目的地へ向かいました。

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木材利用促進

2018年12月06日 | 展覧会・アート・本

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

先日、木造準耐火建築の見学会に行ってきました。


▲横浜市内 用途:保育所

平成22年に公共建築物等木材利用促進法が施工されてから徐々に住宅以外の
建物でも木造化が進み、準耐火・耐火建築物でも木造で行うことが増えてきました。
弊社でも保育園を中心に多くの建物を木造で設計してきました。

近年では平成30年の建築基準法の改正により、木造の1時間耐火構造の告示仕様が
でき木造耐火建築物は4階建てまで一般的な告示で対応できるようになりました。
構造面でも耐力壁の仕様が追加され高倍率の耐力壁が利用可能に、CLT(直交集成板)も
床、屋根でより薄いものが使用可能になり、木造での意匠の幅も広がって来ています。

法整備はだいぶ追いついてきた印象がありますが、まだ材料の木材に関しては国産材、県産材
の流通量は少なく、コストも高いというお話をよく聞きます。木材の流通が活発になり、
多くの木造建築が増えることで、日本の林業が活発になり、森林資源が守られる良い
サイクルができればと思っております。

 

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研修旅行(蔵@滋賀県近江八幡市)

2018年12月03日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

前回のブログで、近江八幡市のかわらミュージアムを紹介しました。
周辺の建物で蔵が多くみられました。そこで気になったのが、屋根の
工法についてになります。工法としては「置き屋根工法」というものになります。
この工法は二重屋根構造で、構造材と屋根葺き下地材、仕上面が置土によって
分離されています。
二重屋根なので材料は多くなりますが日射からの断熱効果に大きな役割を
果たす伝統工法です。置土もありますので防火性も見込めると思います。
強風時などには、妻面からの雨水の浸入など色々問題がありそうですが
現代の外断熱工法に通じるとも考えられます。


▲漆喰の建物の上に木造の現しの小屋組みが載っています。



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