横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

木造の可能性

2018年08月31日 | セミナー・講習会

こんにちは。神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今日は、CLTの講習会に行ってきました。
CLTとは、3センチくらいの厚さの板を平行に並べてくっつけて、それを直行方向に交互に重ねて接着プレスすることで作られる
木質構造材です。
近年木造建築の変化は目覚ましく、以前では考えられなような中高層建築物や大スパン建築物、耐火建築物が建てられています。

ちょっと話はそれますが、わが国の国土の7割は森林なのに国内木材自給率は3割程度。
7割は輸入しています。
年間1憶㎥の木が成長しているそうで、健全な森林を持続していくためには、やはり伐採も必要なのです。
木造の推進は国を挙げての取り組みでもあるわけです。

東京オリンピックのメインスタジアムもそうですね!

個人的にも木の質感、温かみは大好きです。
木造の新しい可能性、継続的に学んでいこうと思います。



 


横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】 
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0031 神奈川県横浜市中区万代町2-4-1東カン横浜パークサイド2階 >>googlemapで見る
TEL 045-212-3739

 



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仕上材比較表

2018年08月30日 | 建築材料・設備・工法

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

弊社では状況に応じてお施主様との打ち合わせの際に、仕上げ材の比較表を作成
しています。設計側が一方的に決めるのではなく、お施主様の要望・予算をくみ取り
最善の仕様となるよう心掛けています。実際に表にしてカタログ、図面などと合わせて
みた方が分かりがいいですよね。


▲屋根材仕上げ比較表



▲壁材仕上げ比較表

今回参考に上げさせていただいたのは、屋根材、外壁材についてですが内装材などについても作成し
打合せさせて頂きます。屋根・外壁は面積が大きいため、仕上によって予算に差が出やすい部分になります。
またデザイン性だけで選ぶのではなく、メンテナンス、施工性の面も考慮し、長期的な目でみて無理のない
責任ある設計を行うようにしています。 

 


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「津波浸水予測図」「ハザードマップ」

2018年08月28日 | 設計のポイント

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

神奈川県のHPにて、「津波浸水予測図」が公表されています。

▲慶長型地震における津波浸水予測図(神奈川県HPより)
地震の種類によって、想定される津波の範囲が変わっています。

また、各市町村のHPにて、「ハザードマップ」が公表されています。
津波避難施設一覧がございます。
以前福島復興の視察研修に伺った際、当時のお話をお聞きする機会がございました。
印象に残っているのは、「とにかく逃げろ!」という言葉でした。
まさかここまでは来ないだろうなどと根拠なく自分で勝手に判断してはいけないのです。
闇雲に逃げるよりは、事前に避難施設を把握して、少しでも高台へ、高いビルへいち早く非難することが大事です。

【関連記事】当ブログの中の「津波」に関連する記事一覧

 


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建設会社

2018年08月27日 | 工事監理

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

昨年、設計と監理をさせていただいた。【小田原市K邸】の工事をしていただいた、
平塚市の株式会社桐生環境計画が、新建築 住宅特集の9月号に建設会社として紹介をされていました。
設計は当社ではありませんが紹介させていただきました。
色々な設計の要望に対応してくれる建設会社だと思います。


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デザインしています

2018年08月24日 | 設計事務所の日々のこと

こんにちは
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。

「デザイナー」という言葉から何を想像しますか?
単に何かをつくる人…でしょうか?計画する人?
私は小学生高学年の頃、デザイナーにあこがれていました。←このデザイナーとは
ファッションデザイナーです。今の時代ですとデザイナーを指す言葉として、
ウェブデザイナーやグラフィックデザイナーといったジャンルのほうがピタッと
くるかもしれませんね。
デザイナー。辞書では「服飾・建築・商業・工業などの分野でデザインを担当する人。
デザインの専門家。」となっていますが、最近では”生活をでデザインする”や”未来を
デザインする”といったように、形にならないものにもデザインという言葉は使われ、
デザイナーは多岐にわたって存在するのでしょう。

コア建築設計工房は読んで字のごとく、建築分野でデザインを担当している人の集ま
りです。建築デザイナー…ですね。
会社では今、井下を筆頭に小学校建替えに伴う設計のプロポーザル提案書を取り組ん
でいます。デザイナーが多岐にわたっているということは、1つのことをデザインす
るという行為も多様な要素をまとめるということにもなります。プロポーザルでは
あらゆることを一つにまとめています。

 


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本州最南端!

2018年08月21日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

お盆休みを利用して、本州最南端、和歌山県の潮岬へ行ってきました。


▲潮岬灯台

潮岬灯台、明治6年(1873年)に作られ、当初は木造だったそうです。
その後明治11年(1878年)に現在の石造の灯台に建替えられ、150年近くも海上交通の安全を担っています。

併設されている資料館を見学していると、平成8年に耐震工事を行った旨が書いてありました。
調べてみると、アラミド繊維とは強度・弾性・耐熱性に優れた合成繊維で、
外壁の下地補修→アラミドシート巻き付け→塗装を何層か重ね、「アラミド繊維強化プラスチック層(AFRP)」を形成して耐震補強を行う工法だそうです。
橋の柱脚や灯台、煙突の耐震補強に使われることが多いとのこと。
こんな補強方法もあるんですね。



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ホームインスペクション

2018年08月17日 | 建築基準法12条点検(定期報告)

こんにちは。神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。
今回はホームインスペクションについて書きたいと思います。

既存住宅を売買する際に不動産業者は、契約前の重要事項説明の中で、
「既存住宅状況調査」(ホームインスペクション)に関する説明が義務付けられました。
国策として既存建物の流通を促すため、売主・買主が安心して取引できるよう導入した制度です。
ただし、義務付けられたのはインスペクションの実施ではなく、
・インスペクションについて
・インスペクションが済んだ物件であれば、その内容の報告
・まだインスペクションが行われていなければ、希望するかどうか
・インスペクション業者のあっせん
となっています。

報告書は、売主・買主ともに売買を行う際の重要な判断材料となりますね。

インスペクションを行い、報告書を作成できるのは、所定の講習を受けた建築士に限るとされています。
近いうちに講習受けようと思います

【関連記事】当ブログの中の「調査」に関連する記事一覧




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モジュールについて

2018年08月16日 | 木造・木質化の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

木造を設計する際、特に住宅が当てはまりますが、いくつかのパターンの
モジュールで考えられるます。

①尺モジュール 一般的なもので3尺=910mm
        (909mmで設計している場合もあります)

②メーターモジュール 名前の通り1m=1000mm

③インチモジュール インチ25.4mm×12=304.8mm(1フィート)×4=1219.2mm
 
だいたい3パターンくらいになってくるかと思います。

インチモジュールで設計すると一般的な住宅の廊下より30cm以上広い廊下が
出来上がりますので住宅ではなかなか使用されないモジュールかと思います。

設計するにあたりモジュールを守ることはコストにもつながってきます。
それは材料や建材は、モジュールに対応したものが準備されています。
石膏ボードや合板、サッシや既製品の建具等モジュールに合わせて寸法が
決まっているケースが多いので、もしモジュールを無視して設計した場合
同じ施工面積でも無駄になる材料が多くなり建築廃材が増えてしまいます
ので、そのあたりも注意して設計を行いたいと思います。




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「J-SHIS MAP」「地震ハザードカルテ」

2018年08月08日 | 設計のポイント

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

少し前になりますが、
今後30年以内に震度6弱以上の大地震に遭う確率を示す「全国地震動予測地図」の2018年版が公表されました。

▲地震動予測地図(政府地震調査研究推進本部HPより)

J-SHIS MAP WEB上で閲覧できます。

地震ハザードカルテ 指定のエリアでのより詳細なデータが閲覧できます。

各地域の 地震活動の特徴 



▲世界の震源分布(政府地震調査研究推進本部HPより)

横浜市内の学校など公共施設の耐震化はほぼ完了していますが、
民間施設の耐震化は 横浜市特定建築物耐震改修等補助事業 を利用して早期に対策が必要です。





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老人ホーム等の容積率制限を緩和!

2018年08月07日 | 建築基準法・関係法令

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

前回に続き、建築基準法の法改正について書きます。
『老人ホーム等に係る容積率制限の緩和(共用廊下等を算定の基礎となる床面積から除外)』という内容です。

ずいぶん前になりますが共同住宅について、同じような緩和の法改正がありました。
共同住宅の各住戸、グループホームや老人ホームの各居室はひとつの住宅なのだから、その玄関から外は単なる通路。
戸建て住宅の庭の通路には容積の制限はかからないのだから同様に考えられるというものです。

また、つい数年前にエレベーターの昇降路についても容積率制限緩和の対象になりました。
エレベーターは、かごがあるところにしか床面は存在しないのに、それまでは全ての階の床面積に含まれていました。

以上をまとめると

△容積率制限緩和のイメージ図

水色部分が今回の法改正で緩和になった部分です。
容積率が緩和された分、食堂・居間を広くとったり、不足しがちな倉庫を多くとったりと施設の機能を充実させることができそうです。


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積算作業「数量調書」編

2018年08月06日 | 積算

こんにちは。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の清泉です。

改修工事の積算業務のお話の続きをしたいと思います。

改修の面積や長さなどを把握するための準備として、「拾い図」を作成したら、
次はそれらを工事項目ごとにまとめていきます。


▲数量調書 イメージ

防水工事だとこんな感じです。
ウレタン防水は面積、ドレンや脱気筒はか所、シーリングの打替えは長さで拾っています。
せっかく拾い図で数字を押えても数量調書で記載し忘れると意味がなくなってしまうので、
見直しながら作成していきます。
また、数量調書はエクセルで作っていますので、セル内部の式の間違いや選択範囲のミスなどにも注意しなければいけません。

見直し、再確認の作業が重要な工程ですね。
数量調書が用意出来たら、次はいよいよ「内訳書」を作ります。



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ウッドデッキ材 天然木?人工木?

2018年08月02日 | 建築材料・設備・工法

神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の森です。

今日はウッドデッキ材についてお話をしたいと思います。
弊社では保育園を多く設計しており、その中で園庭スペースなどにウッドデッキ
を使用することがあります。ウッドデッキ材として上げられるのは大きく二つに
分かれており、天然木か人工木(木粉樹脂木)になります。

デッキ材として使う天然木は、耐久性に優れたハードウッド、文字通り
密度が高く硬い木を使います。種類としてはウリン、イペ、イタウバなどが代表的な
ものとして上げられます。
天然木の良さは、やはり本物の木の風合いが楽しめることが一番だと思います。後は
表面温度が夏は熱くなりすぎず、冬は冷たくなりすぎないところでしょうか。
デメリットとしては、人工木と比べてコストが若干高く耐久性が低いです。耐久性に
ついては最近腐食しないよう薬品につけたものもありますが、一般的なものですとやはり
自然のものなので劣化はしてきます。劣化していく中で、ささくれてくることが多いので
素足でデッキ上を歩く際には注意が必要です。

人工木は、木の粉とプラスチック樹脂を混ぜたものになります。手触りは天然木
に近く少しざらっとした手触りになっており、最近では様々なメーカーが商品を
出しています。
良さとしては、天然木と比べてコストが若干安く耐久性に優れています。デメリット、
注意点としては、最近のような暑さで日差しに当たっている部分は非常に熱くなるため
、一度水を撒いてから利用するなどした方が良いです。

天然木も人工木も、それぞれに良し悪しがありますので、好み、予算、用途をよく考えながら
選ぶことが大事です!


▲天然木(ウリン)ウッドデッキ


▲人工木 ウッドデッキ

 


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