横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

平成30年度 企業主導型保育事業の整備予定について

2017年12月27日 | 保育園の設計

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

公益財団法人 児童育成協会のHPにて、
平成30年度に企業主導型保育事業の、新たに2万人分の整備が予定されていると公表されました。
今年度の申し込み状況からすると、1次募集(おそらく5月ごろ)で終わってしまうのではないでしょうか。  

ご検討される方は、是非ともお早めにご相談下さい。





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秋田研修旅行 秋田駅西口「木造」バスターミナル

2017年12月23日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の長谷川です。
第5弾でしょうか?? 連投になっていませんが、過去のブログに引き続き、
2017年の11月に行きました秋田研修旅行のご報告をしたいと思います。

秋田の有名な民芸品・曲げわっぱ。これは杉の高い耐久性と柔軟性、軽さ、断熱
性等を活かしたものになります。秋田には天然杉美林があり、日本の三大美林の
1つなのだそうです。そんな秋田の杉・秋田杉を使って建築したのが、秋田駅の
西口にあるバスターミナルです。地産地消建築ですね。

デザイン・設計は工業デザイナー・南雲勝志氏と建築家・小野寺康氏。

ぎゅっと凝縮したように綺麗に整列された柱と梁。杉が林立しているかの様です。


2階の渡り廊下、上部からの写真です。 こちらも丸い照明が奇麗に配置され、日本らしい清潔感と
温かみというのが感じられます。ほっこりするこの照明の色。ちょうちんを思わせませんか?


ベンチには迫力ある1本ものの大断面芯材が使われていました。
構造:木造  延べ面積559㎡
2014年グッドデザイン賞 金賞受賞


おまけコーナー
このバスターミナルの目の前にあるお店できりたんぽ鍋を食べました。


ジュンサイ、はたはた、いぶりがっこ 秋田料理も満喫しましたよ。

 


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鎌倉のテナントビルにて

2017年12月20日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所、株式会社コア建築設計工房の小川です。

先日鎌倉に買い物に行った際に入ったテナントビルの1階の廊下の床が
ガラス張りになっていました。

▲鎌倉で見つけた遺跡が見えるようにした床の施工

中を覗くと埋蔵物が発掘した状態で見えるように
なっていました。さすが鎌倉という感じのものでした。
お店の方が(『侍気分』というお店)非常に歴史に詳しく解説もいただきました。
周辺では2~3m掘ると、だいたい埋蔵物が出てくるそうです。

 


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秋田研修旅行~あきたチャイルド園~

2017年12月19日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所、株式会社コア建築設計工房の井下です。
2017年の秋田研修旅行、第4弾、『あきたチャイルド園』について書きます。

先日ご紹介しました『港北チャイルド園』と同じ法人さんのこども園です。
社会福祉法人風の遊育舎、理事長澤口勇人様に見学の申し出を快くお引き受けいただき、
この度内覧させていただくことになりました。
設計は、
有限会社 サムコンセプトデザイン一級建築士事務所 泉 俊哉氏です。
プランテックさんで副所長を務められてから独立された方です。
理事長と泉さんはかねてからのお知り合いだったそうですが、
この園を建てるにあたり、日本全国40園もの園を見学されたそうです。


S造平屋の園舎は、中庭形式となっており、屋上全体が園庭になっています。
コンセプトは「外遊びを最大化」させること、
中庭と屋上園庭を合わせて、敷地面積とほぼ同面積の園庭を確保しています。
中庭は、森を再現、
屋上は、原っぱを再現しています。


長年実施されてきた「森の保育」を中庭に再現
ごつごつした石がありますが、ここでけがをしたこどもは今まで一人もいないとのこと。
過剰に過保護にせず、危険回避能力を養うためにもあえて角をとっていないそうです。


屋上から中庭を見下ろす
屋上と中庭の距離感を縮めるため、階高をおさえています。




ぐるっと一周できる屋上園庭
原っぱを再現し、雑草が自然と生えています。
起伏を付けてより自然に近づけています。



室内の保育室は年齢ごとの部屋に分けることなく、ワンルームでつながっており、
「異年齢保育」を実践されています。


パーテーションで緩やかに仕切ったり、
照明をつける、つけないで空間が分けられています。
5歳児さんはお昼寝が無いので明るくしていますが、
手前側の3,4歳児さんはその隣でも動じずにぐっすり寝ていました。


小さな家具で間仕切ったコーナー保育を実践されています。
自分が好きなところで寝て、本を読んでいます。

以前、「ふじようちえん」さんに見学に行った際、加藤園長がお話をされた
『雑踏の中で生きる力を育てる』というお話を思い出しました。
静かな無菌室のような部屋ではなく、雑踏のような場所でこそ、
たくましさ、集中力が養われるのだと。



床は天然のリノリウム。抗菌作用があります。
一部壁まで立ち上げています。
床吹き出し空調を採用しており、天井に空調機を仕込まない分、階高を抑えています。


きれいにディスプレイされたエントランス


コンセプトに基づき、純化された建物は、
とても潔くも子供たちへの愛情を感じる園舎でした。
港北チャイルド園と合わせて、約3時間、付きっ切りで
澤口理事長より、とても丁寧にご説明していただきました。
こちらから一方的に見学をさせていただいたのにもかかわらず、
まるでカフェのようなメニューでおもてなしまでいただいてしまいました。
この見学の経験を今後の園舎設計に活かしたいと思います。
この度は、本当にありがとうございました。
 


 

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秋田研修旅行~秋田県立美術館~

2017年12月18日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所、株式会社コア建築設計工房の小川です。
秋田研修旅行の第3弾『秋田県立美術館』です。



設計は安藤忠雄氏、施工は清水建設株式会社、開館は2013年9月です。
(暫定的に2012年7月から開館)

見どころと考えていたのは、水庭とエントランスホールでしたが、
水庭は到着したのが夕方の遅い時間になってしまい、あまりよく
見る事は出来なかったのですが、エントランスホールについては
螺旋階段の存在感は圧倒的でした。
デザインした安藤氏も凄いと思いましたし、具現化した施工会社
の清水建設の職方の方々も大変な苦労があったかと思います。

天井が膜天井になっており規模は違いますが今年、膜天井のある
設計を担当させていただきましたので微妙な縁を感じたりしました。

余談になりますが、角館にて杉わっぱのぐい飲みを購入しました。
購入してから気が付いたのですが、グッドデザイン賞を取ったもの
らしく少し得した気分になりました。





 

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秋田研修旅行~港北チャイルド園~

2017年12月11日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所、株式会社コア建築設計工房の伊部です。
秋田研修旅行の第2弾、『港北チャイルド園』について書こうと思います。

『港北チャイルド園』は、
=異年齢保育=を実施されている保育園です。
多くの保育園は、年齢別のクラス編成をするのが通常ですが、こちらの園は
呼んで字のごとく、年齢の違う子どもたちで構成されたグループをつくり保育をしていらっしゃいます。
小さい子たちは、年上のお兄さん、お姉さんたちを真似て学びます。
大きい子たちは、年下の子たちの面倒をみることで成長します。
そういう保育を可能にしたのがこの園舎なのだろうと思います。

保育室は、広い1室になっており、グループはゆるく家具で仕切ってあるだけです。
しっかりした仕切りはなくても、
子供たちは広い空間の中で、自分で考え、自分の居場所を把握して、自ら動いています。



限られた面積の中で食寝分離を可能にしたのが、ロフトです。
低い天井は心を落ち着かせ、お昼寝にはもってこいの空間になっています



ロフトの床にはこんな遊び心も





なんといってもこの園の特徴は屋上園庭です。




建物のレベル差を上手く利用して表情に変化のある園庭となっています。
地上の園庭と一体となって繋がりのあるつくりです。

法人様の思いとそれを形にしたいと願った設計者の思いが伝わる園舎でした。

 


 

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国際教養大学図書館

2017年12月04日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所、コア建築設計工房の森です。

先月社内の研修で秋田県に行って来ました。

道中は最初から雪の影響により、飛行機が空港に着陸できない
トラブルがありバタバタとしましたが、見学を予定していた
場所はすべて見ることができました。

今回、私が一番行って見たかった、仙田満 氏(株式会社 環境デザイン)
による国際教養大学図書館をご紹介したいと思います。

秋田空港傍の山間の中にあるこの図書館は、学生であれば365日24時間
利用可能な図書館になっており、いつでも勉強をすることができるように
なっています。一般利用者も365日24時間・・・ではありませんが、
だれでも利用・見学することができます。

構造は、壁が鉄筋コンクリート、屋根が木と鉄を組み合わせたハイブリットな
構造になっています。目を引くのは、やはり屋根を支える和傘状の放射構造に
なっている部分です。
この建物は、秋田県産木材の利用が求められており、秋田杉が多く使われて
います。杉自体は決して強度が高くないですが、独特的な構造でこれだけの
大空間を造り上げているのには、すごいの一言でした。

 

照明等も素敵なデザインになっており、スイッチ・コンセントとも極力
見えないようにスッキリとしたものになっていました。

車椅子の方でも昇降機があるため利用できます。

 

写真で見るだけではなく、実際に訪れると、本に囲まれた空間、広さ
、木の香り、周辺環境など色々な事を感じることが出来ました。
良い建築は、実際に訪れ、利用してみるのがいいですね。

 


 

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