横浜の建築設計事務所 コア建築設計工房のブログ

建築のこと、 横浜のこと、保育や福祉施設のこと、介護のことを表現します。

防災の日

2021年09月01日 | 環境問題

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の伊部です。

今日は防災の日ということで、関連した内容にしたいと思います。
今年も夏の初めには雨が続き被害も出ていました。本当にこころが痛いです。
これから台風シーズンですし、我が家も非常袋の中身を更新しなくてはと思っているところです。

非常時の準備と合わせて、自身が住んでいる場所、勤務場所、子供が通う学校の場所が防災的にどのような場所なのかを知っておくことも大事だと思います。
ハザードマップポータルサイト (gsi.go.jp)
洪水、高潮、土砂災害など災害別の危険度が一度に確認できます。
予備知識を持って生活していれば、いざという時の避難の判断にも役立つはずです。

気象庁|防災気象情報と警戒レベルとの対応について (jma.go.jp)
警報や注意報はこちらで確認できます。

もはや「いままで経験したことのないような雨」、「〇〇年に一度の〇〇」など頻繁に耳にするようになってしまい、若干危機意識も薄れているようにも思えます。
もう一度私自身、「自分で身を守る」ということを考える機会にしたいと思います。


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横浜の建築設計事務所 【コア建築設計工房】
https://www.arc-core.co.jp/
〒231-0013 神奈川県横浜市中区住吉町6-69 馬車道STビル5階 
>>googlemapで見る TEL 045-212-3739

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上って遊べる屋根

2021年05月19日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

数か月前のことですが、子供を連れてUNIQLO PARK 横浜ベイサイド店へ行ってきました。


▲ 「UNIQLO PARK 横浜ベイサイド店」の外観(道路側より)

この建物は佐藤可士和さんプロデュースで藤本壮介さんの設計によって建築された商業施設です。
道路側からは白い箱状のとてもシンプルな外観ですが、建物沿いを歩いてマリーナ側へ廻ると、建物の屋根に直接上っていける階段状の公園になっています。


▲ 階段を上って遊べる公園


▲ マリーナ側の外観

屋根にぽこぽことガラスの箱がありますが、ここから各階店舗に入ることができ、店内に自然光が降り注ぎます。


▲ 各階店舗エントランスのガラスの箱


▲ 建物の屋根にこれだけの遊びの要素が!

てっぺんまで上るとベイサイドマリーナを見下ろすことができ、反対側には富士山も見えます。


▲ 屋根の傾斜に合わせたよく滑る滑り台

学生時代に「35立法メートルで何つくる?」という課題がありました。
3角形の屋根を滑り台にした建物を提案したことを思い出しました。
実際にスケールも大きく、様々な遊びの要素を存分に取り入れた商業施設が建築され、大勢の子供たちが楽しそうに遊んでいるところを見ると、単純に用途としての建物ではなく、別の有意義な楽しい要素を同時に両立させるような建築が増えてくると良いなと感じました。
私自身も設計するときに意識していきたいと思います。

ちなみに・・・
この建物で遊ぶときは全体的に白く、照り返しが強いのでサングラス必須です!

 

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足摺海底館@高知県土佐清水市

2021年05月11日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の田中です。

GW期間中に諸事情で高知県に外出してまいりました。
1週間近く滞在しましたが、唯一外出してきた珍しい建物をご紹介いたします。

高知県土佐清水市にある足摺海底館という建物は海岸からブリッジで海の中にある建物にアクセスし、階段で海底まで降ります。
海底GLに到達しましたら、そこに多くの小窓がある一室の部屋があり、そこから海中遊泳している天然の海洋生物を観察できます。

▼海底館のHPです。
http://www.a-sea.net/


▲ブリッジで海底館に向かう。(当日は感染症対策で人数制限をしながらの入場となりました。)


▲土佐の長閑な景観。中央に映っている建物は前回ご紹介させていただいた高知県立足摺海洋館、竜串ビジターセンターとなります。(クリックすると該当ブログを閲覧できます。)


▲館内の避難経路図(断面)。中央のダブル螺旋階段(一方通行)を降りてきます。


▲小窓から覗いた海底の様子。高知県は海洋生物がかなり多く、海や川も綺麗ですので何かしらの生物は観察できます。


私が子供の頃から知っている施設でしたが、訪れたのは今回が初めてとなりました。
また近隣には上記で紹介した海洋館の他に、グランピング施設(施設の設計は隈研吾さん。高知県の木造建築を多く手掛けております。)もあり、アウトドアには打ってつけの場所となっております。


地域に根差し、地域の特性を捉えた素晴らしい建物でした。
私もこれから設計していく建物の地域のことをよく学び、建物×まちのバランスが取れた建物を設計できる様、精進してまいります。






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ついにできた!ロープウェイ!!

2021年04月21日 | 街づくり

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

ちょうど1年ほど前のブログ「みなとみらいにロープウェイ?!」という記事を書きましたが、ついに明日2021年4月22日に運行開始されるそうです!

運行前ではありますが、試運転等でゴンドラが動いているのを目にする機会がありました。


▲ 宙に浮いているゴンドラ


▲ 桜木町駅前の道路上空を渡るゴンドラ


▲ 桜木町駅前にできたロープウェイ乗り場

夕刻時で照明がついている状態で見たのは初めてでしたが、LEDで様々な色に光る卵型のゴンドラが宙に浮いている夜景は新鮮な気がします。

個人的にはみなとみらいの景色をロープウェイの鉄柱やワイヤーが景観を壊してしまうのでは。。。と少し残念な気持ちもありましたが、いつもと違う視点からみなとみらいの景色を見てみるのもよいかもしれません。
気になっていた運賃ですが、片道約5分間で大人¥1,000・子供¥500。往復で割引きもあるようです。
機会があれば乗ってみたいと思います。

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うみかぜテラス

2019年11月11日 | 建築旅行・建築巡り
おはようございます。 神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の小川です。

今年度の神奈川建築コンクールで優秀賞を受賞した「茅ケ崎市体験学習センター うみかぜテラス」を見学してきました。自分の父親が利用している施設という事もあり一度見に行こうかと思っていた施設です。

記憶が正しければ、もともとは窪地状の土地だったと思いますがその形状がうまく利用した設計になっています。。施設の稼働状態も高く利用者も子供から高齢者まで幅広く利用されているように感じました。フリースペース、PC/図書コーナー、交流ラウンジ、集会室、娯楽室、調理室、スタジオ・音楽室など幅広い用途の施設が準備されています。外観については近隣に配慮した色彩計画がされていました。

▲地下1階から1階にかけてのロビーの吹抜


▲2階のたまごのひろば、屋上は回遊できるようになっています。


▲ガラスの衝突防止シールもおしゃれです。


建物に入るアプローチの経路が多いので、利用者が階数や自分がどこにいるのか見失なう感じなんでしょうか?

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みなみすがお保育園 キッズデザイン賞受賞しました

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埼玉県の某保育園

2019年10月09日 | 設計事務所の日々のこと

おはようございます。
神奈川県横浜市の建築設計事務所、株式会社コア建築設計工房の田中です。

先週末に甥っ子の運動会を見学しに行きました。

▲埼玉県にある某保育園。園庭から保育園を望む。
建物自体は園庭と全保育園室が向かい合っていて、光あふれるいい空間でした。

コア建築設計工房に入社してから保育園等の児童福祉施設に携わることがさらに多くなり、こういった親戚の子供関係のイベントには必ず行くようにしてます。

実際の施設の使われ方や子供たち、保護者、保育士さんのアクティビティ等を生で観察できるので、設計の勉強に非常に役に立ちます。
(些細なことも観察するのは大事だと信じてるので)

自分の体験してきた事+知識が設計する上でベースになってくると僕は思うので、これからも体験でしか感じえない事をどん欲に吸収していきたいと思います。




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モエレ沼公園 〜北海道〜

2019年07月22日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

前回担当のブログにも書きましたが5月の連休中に行ってきた北海道で今一番行ってみたかったところ、『モエレ沼公園』にも行ってきました。
この公園は「公園全体がひとつの彫刻作品」となるようにイサム・ノグチによって計画された公園です。


▲ 「ガラスのピラミッド」と「モエレ山」

公園のスケールはさすが北海道!なかなか首都圏では体感できないような広さで一日中いても廻りきれないくらいです。


▲ プレイマウンテン

公園の中には二つも山があり、小さい子供でも登りきれるくらい(大人の方がヘトヘトです。。。)
どちらの山からも公園全体と北海道の広大な風景を一望できます。


▲ 彫刻作品でもある遊具たち

公園の中には、イサム・ノグチの彫刻作品となっている遊具もたくさん点在しており、子供たちが楽しそうに遊んでいました。
ただの遊具でもなく、ただの彫刻でもなく、その景色こそがイサム・ノグチの想い描いていた完成作品なのだろうと思いました。


▲北海道大通公園にある「ブラック・スライド・マントラ」

こちらは北海道大通公園内にある滑り台の彫刻です。
なかなかの急こう配でスリル満点です。子供だけでなくたくさんの大人も楽しんでいました。

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箱根彫刻の森美術館へ行ってきました

2019年06月27日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先日、箱根彫刻の森美術館へ行ってきました。
息子を含めて家族共通のお目当ては、「ネットの森」(手塚貴晴+由比さんの作品)
息子に写真を見せたら、「行きたい!」と食いついてきて来ました。

▲こどもは巨大なネットの中に入って遊ぶことができます。
ネット遊具は現在計画中の保育園にも取り入れようと模索しています。


▲私が見たかったのはそのネットが入っている建築。
金物を使用せず木材を積み重ねただけで大空間を生み出しています。
均等に力がかかるように考えられた緻密な構造計算と、大工さんの伝統技術を駆使して作られています。



▲息子のもう一つのお目当ては、しゃぼん玉のお城。
ポリカーボネートのカプセルを積み上げてできたジャングルジムです。

▲かなりアグレッシブな動きが要求されます。


▲幸せを呼ぶシンフォニー彫刻。らせん階段をのぼりながらステンドグラスを見ることができます。


▲彫刻の森に来たのは35年ぶりくらいになります。子供のころに見た懐かしい彫刻がまだ残っていました。

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保育園の一年点検

2019年06月21日 | 設計事務所の日々のこと

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所、株式会社コア建築設計工房の伊部です。


昨日、平成304月に開園した保育園の一年点検に伺いました。


△竣工当時は苗木だった花壇の樹木、お花も根を張りアプローチ部分が華やかになっていました。

△子供たちが自由に動かすので、こびと達の配置は常に変わっているそうです。

点検では、大きな問題は見受けられませんでした。安心しました。
先生とのヒアリングの中でうがった細かい不都合については、
工事を担当していただいた中鉢建設さんが直ぐに直しの段取りをしてくださいました。
とても人気の園になっているそうで、入園希望者がとても多いそうです。
園長先生が「今日もこれから見学の方おみえになるんですよー」とおっしゃってました。
設計者としても嬉しく思います。

この保育園は横浜市の補助金事業でした。
非常にタイトなスケジュールでしたが、設計・監理・監査課業務等、無事終えることができ、4月に開園することができました。
大変でしたが、今日も子供たちの笑顔が見られてとても幸せな気分になりました。
これからもみなさんに喜んでいただけるよう精進していきたいと思います。

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神奈川県内某保育園 竣工!

2019年05月16日 | 竣工!

おはようございます。
神奈川県横浜市にある建築設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

昨日、予定通り神奈川県内某保育園(みなみすがお保育園)が竣工いたしました。
2年前に施主様より「マルシェ」をテーマにした保育園を作りたい!とご要望をいただきまして、是非ともやってみたいと心をときめかせたことを思い出します。
地域の方や未就園児のご父兄との交流イベントができる中庭やカフェスペース、園庭に向かってフルオープンで開放できるランチルーム、勾配屋根を活かして天井高を確保した3,4,5歳児室、スキップフロアのような高低差が楽しめる一時保育室、中庭を見下ろせる絵本コーナー、遠景の街並みを眺められるバルコニー、クローバーが生い茂る園庭、子供だけでなく大人も心地よいと感じられる空間を目指しました。


▲地域に根ざした保育園にしたいという思いを周辺の家並みから連続するフォルムである切妻屋根で表現しました(撮影:GEN INOUE)


▲こどもたちを迎え入れるアプローチはゆったりとした庇下で慌ただしい雨の日でも落ち着いて送り迎えができます
上部は遠景を臨むバルコニー(撮影:GEN INOUE)


▲アプローチからルーバー越しに中庭を臨む(撮影:GEN INOUE)


▲エントランスを兼ねた中庭では地域の方との交流イベントを予定しています(撮影:GEN INOUE)


▲ポーチ横には足洗い場と傘・合羽かけ、外部の水回りにはモザイク天然石を使用


▲玄関・受付カウンター、黒い壁は磁石もつく黒板塗装でお知らせを掲示できます


▲ランチルームからカフェスペースと中庭を臨む
一部天井高を上げて2階から見下ろせる小窓を設けました(撮影:ネクスメディア)


▲ランチルームから厨房を臨む(撮影:GEN INOUE)
子供たちから調理している様子がよく見えるように厨房の床を下げています
右手はフルオープンサッシにて園庭につながります


▲カフェスペースから園庭を望む(撮影:柏木電気)


▲思わず声を出して数えながら登りたくなる階段


▲一部床を下げてくつろぎながら中庭を見下ろせる絵本コーナー


▲3,4,5歳児室ではお遊戯発表会をするときは広く使い、普段は可動家具とロールスクリーンで仕切ることもできます(撮影:GEN INOUE)


▲一部床を高くして高低差が楽しい一時保育室(撮影:柏木電気)


▲旧園舎で子供たちのお気に入りスポットだった遠景を眺められるバルコニーを新園舎でも引き継ぎました


▲プール置き場を備えた屋上プールスペース


▲バルコニーから中庭を見下ろす(撮影:山王建設)


▲スタディ模型


▲敷地上空よりドローンにて撮影、園庭にはクローバー種子を吹付(撮影:GEN INOUE)

今回はデザイナー、ネクスメディアさんとの共同によるお仕事でした。
プレゼンテーション、コンセプトメイク、デッサン、カラーコーディネート、あふれ出るアイディアをいかにコストコントロールしながらの建築的な提案が試された気がします。
保育園を数多く設計していると自然と安全性に過敏に反応してブレーキを踏んだ設計になりがちでした。
今回のお仕事を通じて、より一層施主の考え方に耳を傾けて保育の本質に踏み込んだ提案が心を動かすものだと刺激をいただきました。
施工にあたっては、山王建設さんが実に細やかな配慮で施工的なアイディアをたくさんいただきました。
着手する前にあらゆる問題を想定した質問にはとても頭が下がります。
施主である社会福祉法人さとりさんには、思いの詰まったプロジェクトをご依頼いただけたことに感謝いたします。
設計事務所として成長させていただけたお仕事になりました。
6/1の開園時に、こどもたちが喜んでくれることを期待いたします。

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横浜市内某小学校給食室改修工事 竣工!

2019年04月11日 | 竣工!

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の井下です。

先月末に横浜市内某小学校給食室改修工事が竣工いたしました。
この仕事は、横浜市のプロポーザルにて弊社の提案が選定されてスタートいたしました。
通常の給食室改修は一部増築して床面積を広げるのですが、増築せずレイアウトを工夫して新基準の給食室に適合させる提案を評価いただきました。
衛生管理の面から、床面に水を流さないドライ式の厨房にすることが今の基準となっています。
改修なので限られたスペースの中で、検収→保管→下処理→調理→配膳→下膳→洗浄という作業動線を効率よく配置させなければなりません。



▲調理室内部、回転釜5台、スチームコンベクションオーブン、IHコンロ


▲食育コーナー、子供たちがホール側から調理風景を見ることができる窓を設けました

この小学校は新築時に建築家内井昭蔵氏が設計された小学校です。
名建築の改修に携わることでたくさん勉強させていただくことができました。
夏休みから始まった工事でしたが、学校の先生方、教育委員会の方、建築局の方、設備設計、施工会社とたくさんの方のご協力をいただき年度内に無事竣工を迎えることができました。
この場をお借りしまして感謝申し上げます。本日4/11より新調理室での給食がスタートします!

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こどもの国

2019年04月08日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

週末の4月6日(土)7日(日)横浜では桜が満開を迎えました。
天気もよくて最高のお花見日和になりました。
お花見の名所にもなっている「こどもの国」に行ってきました。


▲ 「こどもの国」周辺の桜も満開!

「こどもの国」は1965年(昭和40年)に開園しました。もともと戦時中は日本軍の弾薬製造貯蔵施設だったそうです。園内を散歩していると、ところどころにその施設の名残があったりします。

開園当時、浅田孝をはじめ、黒川紀章、大谷幸夫ら建築家と彫刻家のイサムノグチも施設の設計プランに参加し、建築家による施設や作品が園内にたくさんあったようです。
いまでは、老朽化に伴い当時のものはほとんど残されていません。

ところが、イサムノグチの遊具が今も残されており活躍しています。


▲ 「アーチ型エントランス」作:イサム・ノグチ


▲ 「丸山」作:イサム・ノグチ
遊べる彫刻。穴が内部でつながっていて、滑り台にもなっていました。
開園当時は、この丸山を囲むように、大谷幸夫設計の児童館が建てられていたようです。


▲ 「オクテトラ」作:イサム・ノグチ
くぐったり、登ったり、お店屋さんごっこをしたり、、、遊び方は無限!

こういったデザインの遊べる彫刻作品がこれからも残り続け、この先も子供たちが楽しく遊び続けていける場所が守られていくと良いなと思います。


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タイヤ公園

2019年03月13日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

週末のお休みに子供を連れて『タイヤ公園(西六郷公園)』に行ってきました。
横浜~東京間でJR線に乗っていると見たことがある!という方も多いのではないでしょうか。


▲ 公園の全景

大きな特徴は公園内の遊具がほとんどタイヤで構成されていること。
電車に乗っているとタイヤでできた怪獣がこちらを見ているので昔から気になっていました。
そこまで大きな公園ではないのですが、写真の通り大盛況。


▲ 電車からも見えるタイヤの怪獣


▲ タイヤだけでなくみんなで滑れる大きな滑り台

以前、ブログ「子どものための建築と空間展」で書きましたが、こんなユニークな遊具がたくさんある公園は貴重な存在になってきたように思います。
廃棄されるようなタイヤがこういう形で再利用され、その遊具でたくさんの子供たちが全身をつかってのびのびと楽しそうに遊んでいる姿がとても印象的でした。

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フードホール

2019年02月13日 | 建築旅行・建築巡り

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

子供が生まれてから家族でショッピングモール等にあるフードコートを利用することが増えてきました。
周りを見ても子連れ家族が大半を占めています。
小さな子供連れだとなかなか長い時間居られないし、さっと食事を済ませる場所としては便利な場所でもあります。
ただ、落ち着いてゆっくり食事を楽しみたい時にはちょっと落ち着かない雰囲気でもあります。

そんな中、フードコートの要素もありつつ、フードコートにはない形態の「フードホール」というスペースが増えつつあるようです。
いわゆるフードコートは様々な飲食店が並んでいて、そこで好きなものを購入してきて食事できるスペースです。
「フードホール」はそこに、マルシェ、デリ、カフェ、バー...の要素がプラスされ、フードコートよりも落ち着いた空間演出もされています。

横浜駅の地下にもそんな形態の店舗があります。
FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA


▲ 画像は『FOOD&TIME ISETAN YOKOHAMA』HPよりコピーせずに引用

利用しているお客さんの層は普通のフードコートと違って、年齢層も小さい子供から年配の方まで、ファミリーだけでなく大人だけのグループや学生カップル、おひとり様も。


▲ 少し奥に入るとbarもあります。

各お店で様々なお酒の扱いもあるので、楽しそうにお酒を楽しんでるグループも見られます。


▲ ちょっとした本も置いてあったり...

つい先日、私もお酒が好きなので、ショップでお酒を買ってきて、ちょっとしたおつまみを手に入れて、子供も好きな食べ物を選んできて、家族でゆっくりしたひと時を過ごしました。
...とこんなファミリーが他にもたくさんいました。
それでも、周りを見渡すと色々なお客さんがそれぞれにゆっくりとした時間を過ごしている様子で、一部の客層に限定されずみんなが居心地よく共存できていると感じました。
こんなスペースが今後増えていくと良いなと思います。

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子どものための建築と空間展

2019年01月30日 | 展覧会・アート・本

おはようございます。
神奈川県横浜市にある設計事務所・株式会社コア建築設計工房の宇都宮です。

パナソニック 汐留ミュージアムで開催されている『子どものための建築と空間展』に行ってきました。

明治時代→現代の子どもの教育施設の変遷がわかりやすく写真パネルや模型、当時使用されていた教材等が展示されていました。


▲ 自由学園明日館 中央棟食堂 <設計:フランク・ロイド・ライト、遠藤新>

最初は最低限のみんなが集える部屋(教室)の集合だったのが、徐々にオープンな教室の作り方になったり、形状も時代によって様々。
地域によってもその土地ならではの校舎のつくり方がなされています。

学校の教育方針から設計されるものや、建物のつくりによって生まれる教育の仕方等、校舎や園舎等をつくるアプローチのしかたも様々です。

また、教育施設だけではなく公園のあり方、遊具についても時代と共に変わっていく様子を見ることができました。


▲ 今でもたまに見かける「タコすべり台」彫刻家発案のデザイン

公園の遊具はひと昔前の方がバラエティーに富んでいて、自分が子どもの頃楽しんでいた遊具がどんどん消えているように思います。今、子どもを連れて公園に行くと、どこの公園(小さめの公園)にも同じ種類の遊具しか無くてちょっと寂しいような気がします。

安全性はとても重要な要素ではありますが、子どもも大人もわくわくするような、面白くて色々なデザインの遊具がまた公園に増えていくと良いなと思います。



▲ 箱根彫刻の森美術館 ネットの森<設計:手塚貴晴+手塚由比(手塚建築研究所) ネット作品:堀内紀子> 

ちょっと離れたところに行けばこんな遊具にも出会えます。
今度子どもを連れて遊びにいってみたいと思います!


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