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無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

続 DELL Studio XPS 16

2010年01月12日 | PRODUCTS
 えっと、XPS16のようなBTO(Built To Order)PCの報告(自慢)をする場合、スペックを書くのが慣わしのようなので、一応下記しておきます。

MODEL:Studio XPS Notebook 1645
PROCESSOR:Intel Core i7-720QM
HD:500GB SATA(7200rpm) w/Deviding HD space(OP)
MEMOLY:4GB Dual Channel DDR3-SDRAM
GRPHIC CONTROLER:ATI Radion 4670 1GB
DESPLAY:16inch Full HD RGB LED 1920X1080(OP)
OS:Windows7 Home Premium 64bit
OPTICAL DRIVE:Blu-ray drive
WiFi:Dell Wireless Half Mini-Card
WEBCAM:2MEGA
SOFTWARE:
MS Office Personal 2007 w/Power Point(OP)
Roxio Creator Premier 10
McAfee Security Center (36-months)(OP)
PRICE:186.000(INCLUDE TAX&SHIPPING)

 ということで、PC君が無事帰還した際には、また、使い心地等を報告させて頂きますので、暫くお待ち下さい。

 ところで、Macは選択肢に入らないのか?の件ですが。

 最近、このブログのアクセス解析を見ると、以前よりMac比率が高まっているような気がします。Win⇒Macに乗り換える人が増えているのか、Macをチョイスする新規ユーザーが増えているのかは分かりませんが。

 自分の場合、単純に会社のプラットフォーム(=Win)と合わせておいた方がなにかと便利、と言う理由だけです。
 それさえ無ければ、周辺機器を含めたアップルの商品的魅力は充分理解できるし、なにより、カミさんの環境が全てMacで整えられているので、便利でもあるのですけどね。



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謹賀新DELL Studio XPS 16

2010年01月11日 | PRODUCTS
 かな~り遅ればせながら、皆さん、明けましておめでとうございます。本年も、こんな調子で続けて行きますので、とりあえず宜しくお願いします。

 さて、昨年末発注したPCが手元に届いたので、今年1番の記事はその報告(自慢?)をしたいと思います。
 機種選定の経緯は、前回のブログに顛末記を書いた通りなので、今回は、色選びとディティールについて。

 

 XPS16のカラーラインナップは、ブラック、ホワイト
 レッドの3色。
 このフルグロスのブラックは、なかなか精悍で
 クールなイメージ。
 以前、携帯電話を新調したときに、ピアノブラック
 が欲しかった、ともブログに書いてはいましたが、、
 実は最近、デジタル機器のグロスブラックには、
 少々食傷気味でもうそろそろいいかな、という感じ。
 で、パス。 

 

 このホワイトはいけてます!
 人に勧めるなら絶対この色ですね。
 あ、ちなみに、色が変わるのはモニター側の
 カバーだけです。
 でも、iPod出始めの頃から、猫も杓子もシンプル
 &クリーンなホワイトプロダクツが台頭している
 のはご存知の通り。
 ブラック程嫌味は感じないものの、もう新鮮な
 魅力も感じることも無くなった。
 ということで、こちらもパス。

 

 で、もうお分かりの通り、チョイスしたのは
 このレッド。
 レアといえばレア。恐らく、時代の気分でも
 無い。でもねぇ、対極の青の気分の時代は
 そろそろ飽きましたよ。先の見えない経済危機
 や環境問題で大変なのに、イマイチ世の中が
 リアリティに満ちてないのは、きっと皆も、
 そろそろもう良いよと思い始めているんじゃ
 ないかな?
 なので、復活の赤、活力の赤に先行投資。
 
 

 おまけ。

 XPS16(13)の魅力の1つが異素材の
 コーディネート。
 標準の3色は、シルバー加飾以外は同色
 ですが、PAD部がせっかく本皮革なので、
 こんなナチュラルレザーバージョン
 なんかあっても良さそうです。
 (写真は勝手に色変換しただけです)


 その特徴である素材使いのディティールを、以下の写真でご確認下さい。(コストかけてます)


 メインボディは2コート塗装(光輝材入フィルム)、発色も綺麗でクリアーの厚み感もあります。
 左端のPAD部分は本皮革貼り。上記した通り、色やテクスチャーを変えたり、素材そのものを変えても面白そう。ステッチなんか入れられれば、かなりスペシャルなイメージが出せそうです。
 シルバー部分はアルミニウム(外側カバー以外は樹脂塗装)で、表面処理はブラストか薬剤処理による梨地調。樹脂部との合わせの問題もありますが、ヘアラインやバフがけ等、本皮革部分同様、いろいろ楽しめるポテンシャルがありそうです。

 ただ、トータルバランス的には、イマイチ洗練されているようないないような。

 まあ、ノートPCの中でも、質感が高い部類に入ることは確かだと思いますので、前回のブログに書いた通り、高性能パーツをふんだんに使用していることと合わせ、バリュー・フォー・マネーが非常に高いモデルだと思います。


 さて、PCの性能(処理能力)が上がれば、発生する熱も上がるのは想像に難くなく、高性能CPU+3Dゲームなんてのは、時としてオーバーヒートダウンを起しかねないらしい。
 自分はゲームはやらないものの、映像編集位はやりたいので、この“熱”については気になる部分。特に、今回購入したXPS16は、ネット上でも話題になっていた以下の点があり更に気になる。


 左の写真はPC背面部の廃熱口。で、その右の写真がモニターを開いたところ、あれま、上半分がモニターで塞がれています。一番右の写真は、キーボード側から廃熱口を覗き込んだところ、チラッと廃熱口が見える、ということは、廃熱が液晶モニターに直接当たるという設計、、、いいのか?

 で、今回合わせて購入したのが『ノートPC冷却台』

 こんな商品があるんなて、今回初めて知ったのですが、MS等の大手も商品化しているので、それなりに需要があるという事だと思います。


 アルミパネル製で、パンチングされた穴へ2つのファンから送風し、PC底面全体を冷却します。梨地処理されたアルミは、質感も高く、PCとのコーディネートも良いので、ただの台だとしても良い感じです。
(製品名:ZALMAN NOTEBOOK COOLER ZM-NC2000)


 さてさて、実は、これから新しいPCでなんでもサックサク~、と思ったのも束の間、初回起動でいきなり問題発覚、即サービスセンター行きになってしまいました、、、トホホ。

 尚、サービス体制ですが、前回のブログに最悪らしい的な事を書きましたが、XPSシリーズ以上のユーザーには、DELLプレミアムサポートデスクが対応してくれて、担当者も、噂に聞いたコミュニケーションに問題のある方では無く、話の分かる(?)日本人の方が対応してくれました。(時間を空けて話をした2人と、電話口から少し聞こえた別の方の話ぶりも全てネイティブジャパニーズ)
 また、配送も、契約運送会社が家に来て梱包もやってくれるので、こちらはPC本体を渡すだけでOK。この保証が1年間標準で付帯しています。(4年まで延長可)

 まあ、問題が有ること自体が最悪なのですが、この件は、また追々。



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PC新調、、、顛末記

2009年12月24日 | PRODUCTS
 どうも、おひさしぶりです^^;

 あっと言う間に年末ですねぇ、、、さて、先月、MyPCは復活(詳細は前回ブログ参照)したものの、もう長くはないだろう、ということで、買い替え調査を開始し、先日、発注を済ませました。

 と、同時に、MyPCが再びダウン、一端復活してくれたお陰で、バックアップも出来たし、2002年春に購入して以来、今までいっさい故障も無かったし、ほんとうに良く出来た息子でした(涙;

 んなもんで、次も絶対DynaBookだと決めて、ターゲットの目星は付けていたのですが、ふと目にとまった『Core 2 DuoやCore 2 Quadはもう古い』とインテルが語った取材記事が晴天の霹靂。
 それまで盲目的にDynabookにしようとしてたのが(それだったらそれでHappyだったのかもしれませんが…)、突然、あれこれ追求し始めた結果、最新スペックの知識が付いてしまうと、(まだ、最新プロセッサーを搭載していない)国産メーカーに食指は動かず、最終的に、HP(ヒューレットパッカード)のdv7か、DELLのStudio15、XPS16を候補に検討。
 
 実はこの時点で、製品スペック情報だけではなく、製品信頼性/サービス体制の情報も目に付くようになるのですが、残念ながら、この点においては両社共最悪。

 レイバーコストの安い中国製は良いとしても(自分の経験では、中国人の作業スキルは、赤道に近い地域の人達より高い)、特にDELLが謳ういわゆるカンバン方式の徹底した在庫レス生産が、不確実な納期と品質ダウンの遠因になっているのではないか?との疑い。
 そもそも、歩留まり率の悪そうな精密電子機器の製造で、カンバン方式ってどうなんですかね。

 それに輪をかけているのが、アフターサービス体制。対応範囲の狭いサービスを、なんと、コミュニケーションに問題のある外国人(多くは中国人)を雇ってやらせているらしく、現場のストレスは最高潮に達するとか。(彼等は作業スキルは高くともホスピタリティ精神は無い)

 ま、簡単に言うと、HPやDELLを買うと言うことは、ハズレ製品を引く可能性が高く、引いたが最後、地獄の日々が始まるってことですな。

 とはいうものの、発注してしまったのは冒頭に書いた通りで、スペックの魅力には勝つことが出来ず、検討のベースに上がっていた3機種の中から選定。来年の春モデルまで待つことも考えたけど、MyPC君の容体の心配もあり、思い立ったが買い時と、危険な賭け(?)を楽しむことにしました。
 まあ、本年の宝くじ白書によると、自分の星座は一番当たる確立が低いので、なんでも当たる確立が低ければ、ハズレPCに当たる確立も低いだろうと思うことにして、、、なんのこっちゃ。

 そんなこんなで機種選定の続きですが。

 何回か大手量販店の店頭デモコーナーに通い検討、DELLのStudio15は、価格は安いけどスペック的魅力に欠け、XPS16は、スペックアップして行くと、ちと予算オーバー。最終的に、価格とスペックのバランスの良いHPのdv7に決定。
 ただ、HPとDELLはどちらもネット販売が主体で、店頭でも発注は出来るものの、先に書いた生産方法もあり、モノは後から送られて来る仕組み。量販店のポイント加算も対象外(減算はOK)なので、家でゆっくりネット注文することにして、最後にもう一回、DELLも見て帰ろうと思い立ち寄ると、本日と明日の2日間の店頭限定オファーの思わぬ提示、えっ、そうなるとXPS16も射程距離に入って来るのではと見積りを立ててもらい、家に帰ってHPを発注するどころか再検討開始。

 詳細はノーマークに近かったXPS16だけに、DELLチャット(便利です)でいろいろ聞いてみたりして更に検討。一部込み入った質問があり、サポートセンターに電話し、まだ検討中であると告げると、なんと店頭限定を上回るオファーの提示! ちょっと冷静になるため、翌日また打ち合わせることにして、本日の商談はここで打ち切り。
 で、翌日、“前日のオファーなら買い”と判断し、とりあえずどこまで行くのか交渉したところ、さらに、これが限界ですと若干のオファー上乗せがあり、最終的には、前日のオファー+本日の上乗せ×2の価格分オプションサービスで商談成立となりました。

 さて、まんまとDELLの術中にはまっちゃったのかもしれませんが、HPのdv7とほぼ同価格で、かなりスペックアップを果たしたものを手に入ることができた上に、日頃、スペック重視型人間を標榜してはいるものの、実は、SPX16はデザインもかなり気に入っていたので、“現時点”での満足度はかなり高いです。いずれ納品されたら、また、このブログで写真入リポートさせて頂きま~す。

 と、浮かれつつも、やっぱりハズレが気になり調べてみたところ、アメリカの携帯電話機の保証会社SquareTradeが調査した、購入後3年以内のノートPCの故障率メーカーランキングを発見。

1位:HP(ヒューレット・パッカード)(米国)―25.6%
2位:ゲートウェイ(米国)―23.5%
3位:エイサー(台湾)―23.3%
4位:レノボ(中国)―21.5%
5位:デル(米国)―18.3%
6位:アップル(米国)―17.4%
7位:ソニー(日本)―16.8%
8位:東芝(日本)―15.7%
9位:アスース(台湾)―15.6%

 想像していたより故障率が高いことにビックリ!
 悪いメーカーでは4人に1人、DELLや最初買おうとしていた東芝でさえ、5~6人に1人は故障するんですか???ほんとですか?
 ん~、来年1月末からのブログが、故障記ばかりにならないと良いのですが。

 最後に、いままで宝の持ち腐れとなっていた、ライノ2.0&フラミンゴ1.0が使えなくなるので、古いVer.で良ければ格安でお譲りしたいと思います。興味ある方は←のメッセでご連絡下さい。(但しソフトは英語版(日本語XPで作動)、解説書は英語/日本語両方有り、勿論ライセンス(USBドングル)込みで譲渡)


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PC復活、、、TOSHIBA DynaBook G4/510PME

2009年11月08日 | PRODUCTS
 以前お伝えした通り、MyノートPCが壊れて修理に出していましたが、この度、『修理不能』とのことで、約2週間ぶりに我家に(壊れたまま)戻って来ました、、、が、自分で3分で直せました(笑)

 ことの始まりは、数ヶ月前からタマに電源が急に落ちるようになり、気になりつつも使い続けていたところ、ある日、突然画面が緑色に変わったと思ったら、ジリジリというヤバイ音を立て、画面がノイズだらけになりながらお陀仏になったのでした。
 もう10年近く使っているので、こりゃ最悪HDが吹っ飛んだか、良くてどっかの回線がショートでもしたかな?と言う感じ。

 そろそろ買い換えないと、とは思っていたものの、HDのバックアップを取っていなかったので、駄目もとで修理に出すことに。受付のお兄さんからは、「だいたいこういったケースでは、基盤交換で5万円スタートって感じですけど、どうされます?」と聞かれ、それでも、一応見てくれと依頼、その後、会社の同僚に話すと「俺も同じような感じになって、修理に10万かかると言われ、PC買い換えたよ」と、、、。

 やべぇな~、PC買い換えるんだったらもったいないし、、、HDの中身にどのくらいの価値を付けるべきか悩んでいたところ、修理センターから電話があり、「既に、補修部品のサービスが終了しているので直せません」と、じゃあ、故障の原因は分かりますか?と質問すれば、それも、補修部品が無いと分からないとの返事??? 
 よくよく聞くと、例えば、ACケーブルが断線していそうであれば、新しいACケーブルをつないで直るかどうかで判断し、ケーブルの通電状態をテスター等で確認して、機能性の有無を確認するような作業はしないらしい、同様に、基盤が駄目そうならそれを交換してみる、つまり部品交換だけでしか判断できない(しない)らしい、なんともマニュアル的というか、いいのかそれで?
 まあ、ここでごちゃごちゃ言っても始まらないので、とりあえず、そのまま引き取りますと言って電話を切りました。

 実は、そんなこともあろうかと、こちらはこちらでいろいろ調べてみたところ、ネットとは便利なもので、同じPCの分解記録を写真入でアップしている方や、個人修理屋さん(趣味が高じて系)の修理ブログなどを拝見し、原因の1つには、当然、物理的な断線があり、基盤をイジルのは無理としても、ケーブルやジャックまでなら自分でなんとか分解修理してみようかと。
 あともう1つ、駄目になったバッテリーの障害と言うのがあるらしく、この対策は、ただバッテリーを外すだけなので試す価値ありかも。

 ということで、先ずは、久しぶりに我家に戻ったPCを裏返し、バッテリーを取り外し電源をON、あっけなく起動…。まったく、ウンともスンとも言わなかったPCが、何事も無かったの様に。

 しかし、、、最近の修理屋ってのは、こんなことも解決出来ないんっすかねぇ、、、なんか未だに腑に落ちません。

 これを読んだ古いPCを後生大事に使っている貴兄も、是非、参考にして頂ければと思います。尚、ネット上のボランティア専門家によれば、ノートPCを電源につないで使用する場合、正常なバッテリーでも外しておいた方が良い、とも書かれていたので、合わせてご参考下さい。

--------

 <追記>どーも、AC電源でPC使用中、バッテリーを外すべきかそうでないかは、各地でケンケンガクガクの議論になっている模様です。
 意見を大別すると、外す派は、バッテリーの保護・寿命。外さない派は、停電等の不意な電源落ちに対するPC保護。それぞれに反対意見もあり、まあ、どちらにも一理ある。

 ただここで1つ言えることは、既に死んだバッテリーは、不安定な作動の原因にしかならないので(自分のような惨事になる前に)外してしまいましょう、、。


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audio-technica ATH-ES55

2009年08月21日 | PRODUCTS

 久しぶりに真剣にモノ選びをしました。

 いや、モノ選びはいつも真剣なのですが、最近、商品を“現物”で確認したり比較したりすることがめっきり減って、ついつい通販サイトで(お安く)購入することが増えているもので...しかも、楽器を試しもせずに(汗; PCの前の良い子は、危険なので絶対にマネしないでくださいね(笑)

 で、買ったものは上の写真でご覧の通りヘッドフォン。4年前に購入したSONY製のが、まだ音は出るんだけど、イヤーパットの合皮レザーがボロボロになり、見た目がヤバイ感じになって来たので買い換え。わざわざ店頭買いした理由は、お店の特典ポイント交換だから^^;
 普段なら、商品スペックと、ネットの上のあらゆる情報(口コミレビュー等)をかき集め、経験と勘を頼りに、ネット注文していたところですが...

 さて、現物比較は、やったらやったで大変なのです。基本的に懲り性で研究熱心(?)なもので、店頭に並べてある、(予算上限)約15.000円から5.000円位のものまで、ほとんど全て試聴。しかも、それを3回(3日)実施し、やっと決定した次第です、ふぅ~。逆に今回は、ネットの評判等、下調べは一切無しで、先入観はゼロの状態でした。

 と言うことで、以下の選択基準を基に、お店に持参したMY iPodで、店頭のデモ機を取っ換え引っ換え試聴。

■使用方法は、iPodで持ち運びすることが前提。あまり大きく無いもので、所詮、圧縮音源なので高級機も不用。

■バッテリー消費が少ないもの。iPodの推奨インピーダンスは32Ω、通常、数値が上がると、同じ音量を得る為には要求電力も上がる(が、音は良くなる)、とされていますが、今回試した限り、同じインピーダンス値でも、ボリューム値に差異があり、なかには、逆転するものもありました。

■楽曲をコピーするときの為に、

・音は、分離が良くクリアーなこと。

・ドラムセットの音場定位を演奏状態と同じにして聴く為、左右逆に装着しても違和感の無いこと。(通常、ドラムの音源は、客席から聞いている状態に定位している=演奏者とは逆)

■デザインは、カワイイ感じなものだけは避けるものの、機能優先。

 結果、audio-technica ATH-ES55に決定。決め手は「音質」、次に「音量」

 上位機種も含め、分離の良さは格段で、低音から高音までクリアーに再現され、余計な余韻や強調が無いため、各楽器の音が明快に聞き取れます。
 インピーダンス34Ωながら、iPodのボリュームをそれ程上げずとも、音量がかせげるので、電力消費も少なさそうです。
 アルミヘアライン仕上げされた、ブラックの丸型BODYデザインは、大き過ぎず、シンプルで質感が高く好感が持てます。(左右逆装着も全く問題無い)

 暫く使用してみて気になる点は、

 付け心地がイマイチ。イヤーパッドは、中のウレタン/表皮レザーとも硬度が高く、長時間の使用では耳が少し痛くなります。同様に、アーチの形状が悪いのか、頭に部分的に当たり気になります。
 表皮レザーは、いままで使用していたSONYのものより耐久性は高そうだけど、ウレタン含め、もう少し耳にやさしくフィットする材料選定が望まれます。全体的にも、重量とのバランス含め、もう一歩、人間(感性)工学的に形状(材料)を煮詰めて欲しいものです。

 音的には、モニターとしては良いものの、ちょっと事務的かもしれません。このクリアーさを保ったまま、もう少し、空間の広がりが感じられた方が、リスニング用としては、楽曲の魅力を感じられると思います。
 個人的には、先の使用目的に加え、もともと、低音がボンボン響いたり、高音が強調されるような(いわゆるドンシャリ)音が、あまり好きでは無いので、そんなに残念な感じはしませんが。

 と、まあ、かなり偏ったモノ選びですが、何にしても、何かを選ぶことには労力を使いますな。


 ところで、選ぶと言えば、来週末は衆院選。(以下余談)
 
 大きな政権交代劇が起こりそうではありますが、問題はその後です。マニフェストの確実な実行頼みますよ、ホント。

 しかし、窮地に追い込まれた民間企業なら、施策もさることながら、削減人員数を明確にしますよね? 政策マニフェストへも、『金の流れを絶つ』だけでは無く、それに伴い、事実上、リストラになる可能性のある人間の数を明確にして、確実に辞めてもらって欲しいですね。
 加えて無理を承知で言わせてもらえば、480議席中、もし300議席を超えて確保するようなことになった場合、その時点で、スリムな国会運営を実行する為に、自党の当選議員を直ちに10人リストラし、総議席数を減らしますとか、USのように、政権が交代したら、官僚も全て入れ替えるとか、はたまた、官僚組織を複数に分けて施策を競合させて、コンペに勝たないと給料が出ない、とかとか。国政の運営成否が、彼等自身の生活状態に密接に関係するシステムにならない限り、駄目なんじゃないでしょうかね?
 とにかく、いまのままでは危機感が全く感じられない、政権が変わっても、政策を実行できるかどうか疑わしく、結局、現政権と似たり寄ったりってことになるんじゃ無いかと思いながらも、消去法で選ぶしか無い、と言う感じかも。

 いま、日本の消費者意識は、消去方で選ぶくらいだったら、確実に買い控えで、買ってもらえないですよ。
 スェーデンに日本の運営を任せるので、日本の議員さんは暫くお休みしてて下さい、なんて選択肢を欲しがられないようにしないと。


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この夏のエコ?

2009年07月21日 | PRODUCTS
 ばら撒きとか、ツケを後に回しただけ、とかいう向きもありますが、今現在の断面で見れば、唯一、政策が順調に機能しているかのように実感できるのが、エコ関連商品施策。(別に自民党の回し者ではありません、、、念の為)

 ここのところ、日本の消費者も多様化が進み、一方へ、わーっと流れることが無くなるのかと思っていたのですが、まだまだ、時と場合によっては、束になるパワーがあることを知って、胸をホッと撫で下ろしているところです(?)

 とは言え、現在の状況(消費者心理)は、エコ(ロジー)と言うよりは、エコ(ノミー)優先、もっと言えば“ムードに流されてる”ところも多々あり?、でも結果、地球温暖化の進行を少しでも遅らせることが出来るのなら、ヨシって感じですかね。


 と言うことで、流行りのハイブリッドカーで30万円もお買い得をして、休日高速1000円均一で地の果てまで突っ走る、、、余裕は我家には無く、昨年末、突然機嫌を損ねて活動を停止した、リビングの10年落ちエアコンを買い換えるだけで一杯一杯。(しかし、壊れて直ぐに買い換えなくて良かった=9000ポイントGET!)

 つまり、上のクルマの写真は何の脈絡も無く、我が家にやってきたのは下の写真、パナソニックのエアコン(エアロボXシリーズ)でした^^;


 で、エアコン選びの話。
 てゆうか、世の人々はどんな動機でエアコン選ぶんでしょうかね?
 
 デザインは、はっきり言って似たり寄ったり(スイマセン…)、自分的にも、白くてシンプルなら良いや、位に思っていたのですが、現在普及しているのは、ほとんど白くてシンプル。有彩色や加飾を施したものって、今は全くと言って良いほど無い、と言うことで、デザインは、他の項目優先で検討し“変じゃなきゃ良い”位の位置付けに(ほんとうにスイマセン)

 先ずは一番気になる項目、価格。この点は、とりあえず家電量販店最王手で(デザインと共に)現物調査。
 通常は、ここで、店員さんの説明と価格と見た目で折り合いが付くところで決着するのでしょうが、“エアコンは取り付けが命!”と信じて止まない自分としては、信頼できる取り付け業者にお願いしたい為、ここでは情報収集&カタログ収集だけして退散。

 そして、ほんとうは価格以上に気になる項目、機能。これも似たり寄ったりと言えばそれまでですが、良く見れば、デザイン以上に各社の個性(方式の違い)があります。

 個人的な優先順位は、1.お手入れの手軽さ、2.運転効率や消エネ等の基本機能、3.(ほんとうにどれが良いのかは良く分からない)空気清浄&除菌機能、センサー機能などの細かいコントロール機能は、もっと分からないのでとりあえず検討対象外。そして、意外と影響の大きい潜在的ブランドイメージ、といったところですね。

 何故、お手入れが項目トップかと言えば、寝室で使用しているD社のうるさら4年前モデル、空清機能は充実しているものの、数々のフィルターの手入れに懲り懲り、、しかも、昨年末、インフル予防を兼ね、同社の光クリエール加湿空気清浄機を購入したところ、やはり、餅は餅屋、エアコンの加湿や空清はおまけみたいなもん、ということを実感。(S社のプラズマクラスターも、エアコンは空清機の1/3程度しか発生しないようです)
 まあ、いまどきは、フィルターの自動洗浄はどのメーカーも標準なので、あとは、フィルター以外の方法(プラズマ等)で、空清だけでなく内部清浄もできて、極力フィルター類が少ないことを第1条件に。

 次に基本性能ですが、これがまた騙されるところだった(?)、と言うのも、消エネナンバー1で、Wコンプレッサーの片側休止機能を謳ったT社のエアコンが、上記の条件も満たし、購入を予定していたのですが、購入直前の段階で、最新機能は4kwクラス以下にしか付かないことが発覚!
 うちのリビングだと5kwクラスが必要で、良く良く調べると、エアコンの運転効率は、メーカーが違えば当然として、同じメーカーの同じモデルでも、クラスによって違いがあり、必ずしも、カタログトップに謳われている最新技術が、全てのクラスに適用されている訳では無いようです。

 そんなこんなで(まだ、3倍は書けますが、既に皆さん飽きてきてると思われるので割愛)、パナソニック製に落ち着き、先週末、取り付けが完了。この夏は、これで快適快適^^

 最後に購入/取り付けに関して

 購入は、都内某エアコン専門ネットショップで、定価525.000円が167.000円(って、定価ってどんな意味があるのかいな???)

 取り付けは、都内、某取り付け業者に依頼、以前も、信頼できそうな業者に依頼して満足行く仕事をしてもらったので、今回も頼もうと思ったところ、諸事情により廃業されており、別のところに依頼。

 結果は、イマイチ。いや、作動に不満は無いし、室内の配管カバー等の仕上げもきっちり綺麗にしてもらっているのですが、“取り付け命”の肝である真空引き作業が手動ポンプだった。
 真空引きとは、配管接続終了後、配管にフロンガスを充填する前に、管内を完全真空にして気泡や水分を無くす作業。これをきっちりやることで、エアコンの性能が保たれるとされ、説明書にも、電動ポンプで15分以上やれ、と書いてあり、どうしても出来ない場合は手動ポンプで代用となっている。
 まあ、指摘しても、エアゲージで確認しながらやってるから大丈夫、と言われるのがオチなので、何も言わなかったけど、少々残念な感じ(失敗?)

 ちなみに、取り付け業者の本気度合い(?)が分かるもう1つのポイントは、室外機を載せるエアコン台。上流業者は、押し出し成型で断面の穴(田の字)が見える、ボルトナットで固定する台を持ち込みます(500円/個程度)、下流業者は、台形のインジェクション成型品(底は空洞でスタッキング可能)で、木ネジで固定する台を持ち込みます(180円/個程度)
 こちらも、今回の業者は残念ながら後者…。さあ、皆さんの家のエアコン台はどちらのタイプか、さっそく見てみましょう(笑)
 

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自転車ブーム到来!?

2009年05月05日 | PRODUCTS
 自転車がブームらしい、、、一般メディアでもよく取材されているのを目にするようになりましたが、何をいまさら、、と言う気がしなくもない、まあ、フォロワー層にまで広がったことの証と、世情(不況&環境問題)にもマッチした題材であること、あたりが重宝されていると思われます。

 そう言えば、ちょっと前にニューヨークのTV取材で、クルマを売っぱらい自転車に乗り換えた白人のお兄さんが、その理由を「Efficientだから」って言ってたのが妙にクールだったなぁ。

 だいたい、高速道路の休日1000円均一も、うち的にはちょっと逆効果風味の施策。例えば今年のGW、土日祝日は当然大渋滞が予想され出かけたくない気分満点、昨年までは、空いている合間の平日を狙って出かけてましたが、今年ばかりは割高感がありすぎて、とても出かける気にならず、結局どこへも動けず終い、、、。

 これじゃあクルマ離れにますます拍車がかかり、究極の安近短レジャー“自転車”に食指が動くのも仕方ないかも。

 と言う訳で、『うちにも自転車あったよなぁ~』と、マンション地下駐輪場に眠っていた自転車を、4~5年ぶりに引っ張り出してみました。
 アメリカ駐在中に買って、日本に連れて帰ったもののほとんど使用せず、下の写真の通りサドルやグリップはカビだらけ、全体埃だらけで、大掃除大会となったのでした。


 で、(一見)ピカピカになったところ(笑)

 実は、タイヤ&チューブも使い物にならない状態なので、早速、Amazonで注文、、、したのですが、種類が多すぎてどれが良いのか分からない。その昔は、ランドナー(死語?)で西へ東へ流浪する自転車少年だったのですが、聞き慣れないブランドばかりなので、クルマで馴染みのあるブランド“コンチネンタル”にしてみましたが、良いのか悪いのか…。

 ほんとうは、全バラしてグリスアップしたいんだけど、ボトムブラケットの専用工具も無いし、ちょっと今は戦意不足で、暫くはこのまま様子を見ます。この後、どんだけ使うのかも分からないし^^;

 最後に、製品情報を下記しておきます。

 メーカーはBianchi-USA、イタリアビアンキ社のアメリカ現地法人オリジナル商品で、本国や日本向けラインナップにはない(2002年当時)、MILANOと言うモデル。ちなみに、アメリカでMILANOは、MILAN-ミラン となりますが、本家をリスペクトしてか、モデル名はイタリア流。
 フレームはアルミ製、フロントフォークのみクロモリ、パーツは、結構ワイドレンジな内装7段変速を始め、シマノ製が多用されています。(4段オートマチックも選択可でした)
 価格は、日本円で5~6万円だったと記憶しています。


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Nokia N82

2008年12月06日 | PRODUCTS
 今回も、前回に引き続き買ったもの特集です。この先世の中、購買意欲低下社会突入確実なのを前にして、最後の力を振り絞り(?)機種変しました!(まあ、当然ソフトの術中に嵌り支払いは来月からですが…)

 ということで、手に入れたのは標題の通り、この冬モデルとしてソフトバンクから発売されたNokia N82です。

 いまどきの携帯と言えば、iPhoneから火が付いた“タッチフォン”大きく綺麗な液晶画面と、洗練されたインターフェイスデザインが、いままでの携帯から1世代進化したような世界観を演出。
 ソフトバンク冬モデルでは、アクオスケータイ 931SHなんかも、スタイリッシュで機能的にも充実してて、デザイナー的にはかなり“買い”なモデルだと思います。

 では、何故にNokiaか?

 日本向け携帯の開発中止を決め、Nokia最後のモデルとなる予定だったE71も、ドコモ/ソフトバンク共発売中止を決めたため、N82が事実上最後のモデルとなるため、では無く。まして、ソフトやハードをイジクリ倒せる(らしい)Nokiaで、カスタマイズ三昧を楽しむコアユーザー、ということでも無く、単に、3年前に買ったNokiaに結構信頼感を持っていたから。

 信頼とは繋がること。海外出張時貸与される現地キャリアの携帯より、断然良く電波を拾ってくれてたのはかなりの安心感。まあ、他メーカーの世界対応携帯は使ったことないのですが、寄らば大樹の影(?)Nokiaの世界シェアの高さも信頼のうちですな。

 申し遅れましたが、そもそも機種変の目的はカメラ能力UP。最近、デジカメを持ち歩くのが億劫になり、ブログに掲載する写真も、実は、携帯カメラ率がかなり高まって来ています。でも、画質には不満があり、フォトショで加工を施しなんとかしておりました。

 で、N82のカメラスペックですが、カールツァイスレンズのオートフォーカス500万画素、普通のデジカメ張りのキセノンフラッシュも装備で夜間もOK、と言うことでかなり期待。

 その画質は以下の通りです。

↓フルスペックの縮小版


↓原寸大のトリミング


 原寸はイマイチだけど、縮小すれば暗部の階調以外まあまあって感じで、ブログには充分かな。

 もうひとつのGOODポイントは無線LANの搭載。そもそも携帯をほとんど使用しない(え?)超ライトユーザーなので、パケ放題(定額)に加入する気は無いのですが、家以外でも、無料でアクセスポイントを開放している場所があれば(出張時の空港ラウンジとかホテルなど)、ちょっとなんか調べたいときに、料金を気にせず接続できるので便利。
 試しに家のLANに接続したところまあまあの動き。Yutubeなんか、自分の古いPCだとコマ送りになっちゃうけどN82はちゃんと動くし^^;
 とは言え、液晶サイズはネットするには小さ過ぎ、サーフィンは無理。

 でも、その他、GPSを始め最近のトップエンド携帯に付いているものは、ワンセグを除きほとんど付いてて、この小ささと軽さなんで、液晶が多少小さくても全然OKです。
 ワンゼグは付いてないけど、FMラジオが付いているので、自分的には、災害時の情報収集用の保険的な考え方で、海外でも使え、電池の消耗も少ないラジオでむしろ良かった。これでTV見ようとは思わんし。

 実は、小ささのしわ寄せ(?)がボタンと文字に現れていて、ボタン操作は慣れれば、まあOKですが、文字はかなり小さいので、近距離の視力が衰え始めた方々には辛いかも。(てか、自分無理、トホホ)




 え~、話の順番に取り止めが無いような気がしますが、外形写真が出たところでデザインですが、小さくて軽いことは述べた通りで、気になるのは裏と表のイメージがかなり違うところ。
 どっちが表なのかは置いておいて、カメラ側は、角Rが大きく取られた厚み感のある樹脂BODYで、少しカワイイ感じもするデザインですが、液晶側は、写真では分かり難いかもしれませんが、かなり平面的な薄い金属調パネルで、カメラ側BODYの裏蓋のような感じで、一体感に欠けるデザインです。しかも、その薄いパネルは両面で固定しているらしく、ちょっと浮き気味のところを指で押さえるとペチペチ言うし(笑)

 他が良いので、あまり大きな問題とは思っていませんが、カメラ側と液晶側の端末角Rを揃えて一体感のある形状にデザインされていれば、パーフェクトだったんですけどね。



 色は白と黒の2種類があり、実物を見るまでは絶対黒を買おうと思っていました。
 以前、Nokiaを買ったのも、ビジネスライクなデザインの携帯を欲しかったからで、N82も、黒の方が遊びっぽさが無くて良さそうだったのですが、実物は思ってた黒じゃなかった。

 先ずカメラ側ですが、白も黒も高輝材入りの色調を採用していて、白はパールっぽくて綺麗なんですが、黒はグレーっぽくなり好みじゃなかった。
 液晶側も、白は前記の通り金属調パネル。黒も黒い金属調パネルを狙っているのは分かるのですが、やっぱり無理。高輝材が顔料に埋もれて、グレーメタリックにしかなりません。

 想像(期待)していたのは、グロスブラック。いわゆるピアノブラック的な色なら良かったのですが、まあ、ピアノブラックは傷付き(目立つ)とか問題が多く、TVやオーディオなどと違い、触り捲られる携帯では難しいとは思いますが、裏か表のどちらか一方だけでもピアノブラックだったら、黒を選んでいたと思います。

 と言うことで、プロダクトとしての完成度優先で“白”を選び、予想外に、ちょっとカワイイ携帯を持つことになったので、自分も頑張らなくては(何を?)

 ところで写真を見てお気付きかもしれませんが、N82には、どこにも〓SoftBankのロゴが入っていない!液晶画面に表示される接続先も、何故か(昔のSIMのせい?)“Vodafone”と表示される。これ、けっこう嬉しかったりします(笑)



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今年買ったもの2007

2007年12月31日 | PRODUCTS

 今年も最後の日となったので、第3回、今年買ったもの特集~~~。

 まあ、毎年たいしたものを買ってる訳ではありませんが、今年は、バンド活動の為の買い物ですね。今年中盤、突然結成したバンドが、予想以上の入れ込み様になって来たので・・・。
 ドラムをやり始めたのは30年前くらいからですが、実は、単発的な活動ばかりで、ある程度続けていたのは、始めてからの3年間と、94年からの3年間だけ、そして今回、第3期とも言える活動になるかどうか?と言うところです。

 ところで話は逸れますが、『判断保留の法則』と言うのをご存知でしょうか?
お店に何か買いに行ったら、あまりにも品数が多くてどうして良いか分からず、購買意欲喪失。「また今度にしよう」となってしまうことですな。
 最近の薄型TVとか携帯電話とかは、そういった状況に陥りやすいかも。或いは、モノには拘る方だけど、とりあえず何も考えずに買いにいっちゃった時(どんな時だ?)とかね。

 この法則を回避するためには、お店側も、ディスプレイを工夫して選びやすくしたり、説明の上手い店員を配置したり、いろいろ工夫しています。が、それでもわかり難い、全てのスペックを熟知して判断するのは到底無理。そうなると、好きな(有名な)ブランドとか、店員の進めるままとか、高かろう=良かろう、とかとかが判断基準になります。

 で、自分のドラム選びですが、普通、この手の趣味のモノ選びは、楽器屋で試奏したり、専門家や同好のクチコミで情報を得たりとか、ちゃんと調べてから買うものだと思いますが、そう言うのはどちらかというと避けてます。
 上記した通り、中途半端にやってるから、店員と突っ込んだ話になりたくないし、だいたい、ミュージシャン系の人間とは肌が合わないし、関係ないけど、練習スタジオの煙草の匂いが染み付いた独特の雰囲気とか大嫌いだ・・・。

 と言うことで、商品知識が乏しい状態で買わなければならない為、今年、どのようにして判断を保留せず、ドラム用品を購入したのかを紹介します。

 上の写真をご覧下さい。先ずは、左上のタンバリン。今回、生まれて初めてセットに装着することになった楽器で知識ゼロ。これは完全に「高かろう=良かろう」基準です。まあ、一番高いと言っても1万以下だし、ということで、ドイツはマイネル社の製品です。

 お次はスネアドラムとキックペダルです。どちらもリズムを刻む上で非常に重要なもので、ドラムセットを持っていなくても、この2つだけはドラマーなら必ず持っています。

 で、自分のこの2つ、94年に始めたバンドのメンバーにPA機材屋さんが居て、国内メーカーが安くなると言うことで、1回も試しもせずに、TAMA社の当時一番高いヤツを購入(高かろう=良かろう+独身貴族)
 しかしながら、少々不満点があり、今年、本格的な活動再開を期にテコ入れをしました。

 キックペダルは買い換え。品番は分かりませんが、真円チェーンドライブの走りの頃の製品で、どうも踏み込んだ後の返りが悪く、たまに、練習スタジオのボロいヤツの方がまだマシかも、とか不満を抱えながら、ず~~~っと使っていたのですが、とうとう世代交代させました。
 しかし、キックペダルの種類はたいへん多く性能も千差万別。例によって、いちいち試奏したり研究したりしたくないので、ブランド(TAMA)は固定で、丁度、低価格帯商品で雑誌の評判が良いもの(HP-200)があったので決定。
 同じメーカーなんで、良くも悪くも大きな変化は無いかもしれないけど、改善は確実にされそうなイメージはあり、仮に外れても、安いので「まっ、いっか」と思えそう、と言うのが購買動機。
 結果はかなり良いです。グレードダウンはほとんど感じないですし、コントロールし易くなり満足です。
 
 カスタムオーダーしたスネアは小改修。木胴にも関わらず、ヘッドのチューニングではコントロールしきれない、金属質のバカでかい倍音が響くので、これを少しでも抑えるため、カノウプス社のボルトタイトと言うものを装着、これはオンリーワン製品なので迷いなし(笑) 但し、多少マイルドにはなったかな?程度の効き。本当の原因は、高かろう=良かろうで選んだ、ベルブラスのフープによるところが大きいと思われますが、これ、いまでは絶版商品で、当時2万ちょいの価格が、現在、ヤフオクでは3万5千くらいで取引されてる模様。なんだかそうなると貴重な気がして替えるの躊躇中(でも、多分替えます)

 さて、今年最後のブログは、少々ヲタっぽくも不真面目な消費者(?)なものになってしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます。
 また、今年1年、この稚拙な文章にお付き合い下さった方々へも御礼申し上げます。ありがとうございました。

 来年は、また、新たな気持ちで頑張りたいと思いますので、宜しくお願い致します。


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鼻から胃カメラ?!

2007年05月29日 | PRODUCTS
進化する内視鏡 痛み軽減 鼻から挿入、カプセル型

 『医療用機器の内視鏡が日進月歩の技術革新をみせている。検査の痛みを和らげるため鼻から挿入するタイプや、患者が飲み込んで使用するカメラ内蔵の「カプセル型」まで登場。医療現場への浸透により市場も拡大した。ペンタックスをめぐる経営統合問題では、同社が持つ内視鏡技術の獲得がHOYAを動かした一因とされており、成長領域をめぐるメーカーの競争が熱を帯びている。

 富士フイルムホールディングス傘下のフジノンは、鼻の穴から内視鏡を挿入する「経鼻式」を打ち出した。従来の口から挿入するタイプは強い吐き気をともない、事前に鎮静処置が必要だった。だが、経鼻式は鼻腔(びくう)の簡易な麻酔だけで、患者への負担が軽減できる。

 「苦しい印象がある内視鏡検査への抵抗感が取り除ける」(菊池克也開発部長)とあって、医療機関の採用数も伸び、昨年度は前年比3倍近い販売数になった。

 旺盛な開発意欲の背景には内視鏡市場の堅調な伸びがある。国内販売額は毎年10億円程度増え、昨年度は約430億円(矢野経済研究所調べ、見込み額)になった。

 3000億円規模とされる世界市場は、オリンパス、フジノンにペンタックスを加えた3社の寡占状態で、成長領域を分け合う構図にある。

 オリンパスは内視鏡を中心とした医療機器が営業利益の9割近くを稼ぎ出し、「今期も売り上げ大幅増を目指す」(山田秀雄常務)と強気。ペンタックスとの統合を目指すHOYAに、ペンタックスの「医療関連事業の成長力」(HOYA幹部)が魅力的に映るのも自然な流れといえる』

(5月28日 産経新聞より抜粋)

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 と言うことで(本当か?)、“気になったことは現場現物で確認する”ことを標榜する当ブログとしては、早速、最新型『経鼻内視鏡検査』を体験して来ました。

 記事にある『カプセル型』については、アメリカの医療機関で実用化を開始したところがあるようですが、日本ではまだ先になるようなので、とりあえず、“鼻から胃カメラ”が、現在の日本では最新システムのようです。

 昔から良く言われていることですが、日本とアメリカでは、患者の苦痛に対する考え方が根本から違うようで、アメリカの胃内視鏡検査は、喉の麻酔もせずに、いきなり全身麻酔して施術します。まあ、麻酔は麻酔でいろいろ危険もありますが、患者に苦痛を与える方が問題、と言う考え方なんでしょうな。

 これに対し日本では、やっと鎮静剤投与が浸透し始めたレベル。会社の健康診断(バリウムを使った胃透視)の再検査なんて、いまだに喉の麻酔だけでナチュラルでやりやがるから、これは、拷問以外の何モノでもない世界。
 まあ、たまに、「全然楽勝~、呑み込めばいいんだよ!」なんて言う、医療現場改善の足を引っぱる変態が居るから困る。

 で、これを嫌って、鎮静剤を投与して寝ている間に検査してくれる医療機関で受ける場合でも、喉の麻酔だけは、相変わらず、ゼリー状の麻酔薬を喉に溜めてやらされるところが多い。自分なんか、これだけで「ウゲッ」となって、超憂鬱。
 しかもこの喉の麻酔、ちっとも効かないし。どうも、意識は無くても、胃カメラ挿入中はそれなりに苦しんでいるらしい・・・、去年なんか、検査終了後、医師から「覚えてる?」と言われ、なんでも検査中かなり暴れた模様(恥;

 但し、胃カメラで大きな問題が無いからバリウム検査に戻る、と言うのも心配なことが1つ、胃透視検査のレントゲン被爆量は相当な量で、毎年せっせと会社の健康診断で検査を受けてる日本では、これが癌発生原因の約3%を占める(堂々世界1位)、なんて研究結果もあるようなので、この面からも、楽チンな内視鏡検査の発展が望まれます。

 え~、いつもながら前置きが長~くなってすいませんが、と言うことで、経鼻内視鏡、先ずは少し研究してみました。
 
 通常の胃カメラは、直径約10mm。これに対し、記事に書かれているフジノン製は5.9mm。但し、その分解像度が低く小さな病変を見逃しやすい、と、経鼻内視鏡に疑問を呈する医師からの指摘もある。これに対抗して開発されたオリンパス製は、直径4.9mmとフジノン製と比較してさらに1mm細く、解像度も、ほぼ通常タイプと同等とのこと、また、操作性も改善されていて、問題があるとすれば、価格がフジノン製より高いらしい。(患者にとっては関係ない)
 と言うことで、経鼻内視鏡を試される場合、その医療機関が使っている機材が、どこのメーカーかを良く調べることをお勧めします。当然、信頼できる医師かどうかもね。

 さて、オリンパス製機材を操る、信頼できそうな医師を見つけられたら、後は検査の受診です。
 当日は朝から何も食べずに病院に行き、先ずは、胃の動きを抑える注射(自分の場合アレルギーで省略)と、胃の中の発砲を抑える薬を飲まされるのは、通常の胃カメラと同様。
 次に、気持ち悪いゼリー状の喉麻酔は無くて、スプレータイプの鼻の麻酔。これも結局喉まで回るので少し気持ち悪いけど、喉の麻酔よりは10倍増し。
 麻酔が効いてきたところで診療台に横になり、この病院では、軽い鎮静剤も投与する。(しないところもある) ちょっとぼーっとするけど意識は充分にあり、ちゃんと、血中酸素濃度をモニターしてくれてもいるので安心。(鎮静剤投与してもモニターしない医者もある)
 で、いよいよ内視鏡を鼻から挿入。あっと言う間に胃まで達して本当に楽チンだ! 実は、食道通過中、ちょっと「ウゲッ」っとなったんだけど、看護婦さんが絶妙のタイミングで背中をさすってくれて直ぐに治まった。
 後は、医師からモニターに写る自分の胃の状態の説明を受けながら、時には、会話も交わしつつ検査終了。
 いや~、本当に楽です。これなら毎年受診する気になります。胃カメラが、歯医者よりマシに、ランキングが繰り上がりましたわ(笑)

参考:オリンパス内視鏡のサイト

参考:フジノン内視鏡のサイト


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