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無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

完敗 ○| ̄|_

2008年09月24日 | NONSENSE TALK
 
 昨年10月のブログでも報告した『各社対抗トレンド予測大会(仮称)』に、今年も参戦して来ました。(詳細は2007年10月から探して下さい)

 今年も我々は一味違った切り口で展開。人びとの価値感に大変革が始まる(始まらざるを得ない)とした上で、未来は明るいぞ、とぶち上げ、環境問題、社会不安、経済不安などで危機感一杯の他の方々の提案を煙に巻くつもりだった。だった。。。

 果たしてプレゼンが始まると、4番手の我々までは予想通りの展開、続いて我がスタッフが「そんな悲観ばかりしててもね~」てな調子で得意げにプレゼン!してやったり、と思ったのもつかの間、次のプレゼンテーターが言うことには、「地球は4年後、フォトン・ベルトに突入⇒以下このサイト参照」 要約すると、とにかく人間は違う生物に生まれ変わるらしい・・・(汗;

 一瞬耳を疑い、次の瞬間苦笑いをし、その次の瞬間に我がスタッフと顔を見合わせ「負けた…」と自覚。

 普段実直なイメージのメーカーさんなのに…。そんなんアリ?

 とにかく完敗だ。何を言っても始まらない。この次元を超えた恐るべき提案に拍手を贈らざるを得まい。加えて言うなら、20年くらい(多分)続いている、このイベントも今年が最後、来年から形式を変えることが決定している。恐らくそれは主催者の賢明な判断だ。だって、このまま来年もやったら、各社の提案がどこまでエスカレートするか、分かったもんじゃない(笑)


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グルーヴする組織としない組織

2008年03月31日 | NONSENSE TALK
 「あっ!」と言う間に3月も終了ですねぇ~。遅々と更新が進まないブログにも懲りず、ページを覗いて下さる多くの皆様には感謝&深謝です。

 ここのところ何をしていたかと言うと、デザインブログ的なトピックは何も無く、金も無く、すっかり、引き篭もり若者世代の気持ちになって、地球環境保護に貢献する生活をしていました。(半分嘘です)

 ひとつ始めたことと言えば、ドラムのレッスンなんぞ、、、。

 1ヶ月程前のブログに、『バンド活動はシリアスにならずに楽しく』なんて言っていた舌の根も乾く前に、自分も含め、メンバーの意志はどんどんシリアスな方向へ。
 で、30年近く独学でやってきたドラミング(実際はインターバル期間の方が長く、叩いていたのはトータル数年ですが…)を見直すため、プロのレッスンを受けることにしました。
 結果、、、もっと早く受けておくべきだった!と思うことしきり。
とにかく、「基本のキから教えてくれ」と言うことでやり始め、フォームから矯正してもらっているんだけど、これが「目から鱗」の連続で、足の筋肉の使い方に到っては、80%は新しいのでは?と思える程違う!
 また、講師の動きがスゴイ。ピタッと微動だにしない軸と、スムースでしなやかなストローク。この手足の動き1つ1つを自分のものとしてマスターしている最中なんだけど、果たして、これを実戦配備する(つまり、曲として手足すべてをコンビネーションさせる)ことができるのか? まだ、全く想像がつかない段階です、、、トホホ。
 
 まがりなりにも、一応カタチになっていたものを一端崩し、個々の精度を高めて再構築し機能させるのですから、少し時間を要すと思いますが、その成果がどんなものかは、かなり楽しみでもあります。

 さて、プライベートでこんなことをしている3月は、大概、4月からの新年度に向けた体制作りの時でもあります。
 
 デザインなんちゅうものは、1人で全部できればそれに越したことは無いのは明らかですが、開発スピードが上がり、各領域の専門性が深まるにつれ、細分化されたスペシャリストが生まれてきて、いろいろ分担して効率良く作業をすることになります。
 
 ここで根深い問題が発生します。

 つまり、本来であれば、開発の主担当が全部やるべきことにも関わらず、他の専門領域に渡った仕事に対し、主担当が把握してなかったり(把握する時間を無駄と感じる等)します。専門領域の人間は人間で、その領域を追及する余り視野が狭くなり、開発業務の現場感覚が欠如しがちだったり。
 その結果、本来の目的である組織の相乗効果が出ないばかりか、不協和音を発することにもなり兼ねない事態になったりします。

 だからと言って、リソースを全て開発の“縦軸”に戻すことは、もはや不可能な位専門性が増しているので、専門領域の“横軸”との織り合いが上手く行く、システムなりコミュニケーション手段を仕込み、優秀な手足が素晴らしいコンビネーションプレイを織り成すような、或いは、バンドが気持ち良くグルーヴするかのような組織に少しでも近づけたいと、日々思案していたのでありました。

 まあ、組織が上手くグルーヴしなくても、せっかく習い始めたドラムだけは、早くグルーヴするように頑張り^^;、定年後は、後輩が始めたデザイン会社を乗っ取るのは止めにして、プロミュージシャンになろうかと思う今日この頃なのでした。


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インターンシップ

2007年12月04日 | NONSENSE TALK
 この頃、会社に就職しても、直ぐに辞めてしまう若い人が増えているという話を聞きます。「なんか居心地悪い」「意外と大変だ」「こんなツマラナイ仕事だったんだ」、、、自分が思い描いていた働き方と違うのが原因のようです。

 そんな勘違いは、本人にとっても就職先にとっても大きな損失。まあ、本人にとっては1つの社会勉強位に捉えられる場合もあるかもしれないけど、特に、臨機応変な人事が許されない大きな企業にとっては、採用後に数ヶ月の教育・研修を実施し、やっとデザイン課に配属になったと思った途端にでも辞められた日には、いろんな意味で困ります。

 で、インターンシップ。ご存知の方も多いと思いますが、学生時代に就職先の様子を理解するために企画されるイベントです。
 実際に、企業のデザイン室の片隅や、企業内に特別に用意された部屋で、何らかの課題や勉強会を数日から数週間に渡って行うもで、企業での仕事内容や、ある程度の職場環境、人間関係、食事事情、さらには会社の立地・環境、通勤事情まで、結構な情報を肌で感じ取ることがきでます。

 企業側にとっても、優秀な人材の青田買い的要素がゼロと言えば嘘になりますが、最近特に力を入れているのが、冒頭に書いた“勘違い”よる事故を未然に防ぐこと。
 
 いやいや、最近の学生さんは、デザイナーと言えども(?)皆さん優秀で、課題も何もソツがないのですが、レベルが高い=辞めない、とは限らないし、そもそも、我々の業界の事にあまり詳しくなく(興味が無く)、インターンシップに来て初めて興味を持ったと言う人も多い。
 でも、レベルの高い人材はどこに埋もれているか分からないので、先ずはお互いの理解を深め合うのが最優先、その為に、課題制作を通じていろいろ理解を深めてもらうだけじゃなく、個人面談(相談)枠を設置し、あらゆる心配事や疑問にお答えしたりなんかもして・・・。

 その結果かどうか分からないけど、最近の採用面接時に志望動機を尋ねると、「(社員の)皆さんが親切で一緒に働きたいと思いました」と答える方が続出し、これまた別の“勘違い”の基になっているかも^^;


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愛するための強い意志とちょっとした工夫

2007年10月13日 | NONSENSE TALK
 9/8のブログに“ホスピタリティ”が重要って書きましたが、これは、自らのアウトプット(私達の場合は製品)を通して、相手に気持ちが伝わるような、心のこもった仕事をするべき(したい)、と言う主旨だったんだけど、先日、もっと重要なことがあったことを思い出した出来事がありました。

 あんまり詳しくは書けないのは予めご了承頂くとして、年1回、同業他社のデザイナーが集まり、各社で予測した数年先の世の中の状況を基に、定番的なところから先端的なところまで数ステップの提案を用意し発表し合う、というイベントを某所で行っています。
 しかも、各社の提案発表後、今度は、みんなで話し合いの上、それを1つのものにまとめ上げると言う作業もあります。

 普段は競合他社で、何やってるかさえ極秘のライバルデザイナー達が、これからのネタを曝け出し、しかも利害関係を乗り越え協力して何かを創り上げる、なんてこと、冷静に考えるとありえないですが、あるんです。
 念の為言っておきますが、各社公認イベントです。なので、最終案にどれだけ自社のアイデアが採用されたかが、ちょっとした問題(?)になることも(笑)

 で、その場で改めて気付かされたのが、自らが生み出したアウトプットを、どれだけ愛しているか、という事がとても重要である言うこと。
 先の“心のこもった仕事”が、ありたい姿を導き出すためのデザインプロセスを表現しているとすれば、“アウトプットを愛している”ということは、受けて送り手誰にとってもありたい姿になっている、ということを、単純明快に表現していると思います。

 とは言え、言うのは簡単ですが、現実的にはそう簡単なことではありません。
 今回のイベント提案のようなケースでも、数年後の社会状況といった問題が多そうな背景に縛られ過ぎると、なかなか愛しきれない提案しか思いつかない、と言う状況に陥ったり、実際の製品開発ともなれば、オリジナルの提案がどんなに“愛すべき”ものであっても、仕事を進めて行くうちに、あれやこれや横槍が入りあちこち修正を入れていくうちに、クリエイトが、ただ承認を得るためだけの作業に陥り、最終的なアウトプットをこころから愛せなくなる状況になったり…。

 これらをブレイクスルーするのは、クリエイター自身の強い意志とアイデア(センス)次第。

 今回の提案をまとめた我がスタッフも、途中、行き詰まり悶々としていたのですが、ちょっとした逆転の発想で俄然生き返り、愛するアウトプットを幾つも生み出したのでした。

 そしてイベント当日、対する相手も、いつも同じようなことを悩み考えているクリエイター。そんな奴らの心を動かしたのは、やっぱり、同じクリエイターが愛して止まない提案だけ。
 どんなにコンセプトが立派で理屈が通っていようが、出来上がったものに心が無ければ(愛されていなければ)、誰も感動しないし相手にもされない。逆に、心から愛しているものは、説明する側の気迫も違えば相手の喰い付きも全然変わってくるから面白い。

 いや~、実は、この成り行きを、自分は第3者的に眺めていたのですが、面白かったと同時に、いろいろ気付かせてもらい勉強になりました。


でも、今回のテーマはやや反則気味だったかも^^;


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ジェネレーション・ギャップ

2007年09月13日 | NONSENSE TALK
 先日、会社の飲み会で、今年9月から配属になった新卒採用者(女性)と、始めてちゃんとお話する機会があったときのこと。

 最近の新人さんは、自分が入社したときには、まだ誕生してない方々、つまり、親子でもおかしくない年齢差があるってことですな。

 と言うことで、どんな話題にすべきか、、、。

 とりあえずは、仕事の話や世間話をしつつ、なんとなくTVゲームの話に。

 すると。

新人さん 「私のお兄ちゃんゲームクリエーターなんです」

自分 「へー、僕は最近ゲームしてないけど、昔、プレステが出た頃、“バイオハザード”にはハマッたね~」

新人さん 「バイオハザード好きだったら、“メタルギアソリッド”もやりませんでしたか?」

 おお~、話題が噛み合ってるよ~、知ってるね~。
 やった、やった、メタルギアソリッドも!

自分 「うん、あれも面白かったね~!」

新人さん 「でしょ~、お父さんが良くやってました~」

自分 「・・・」
   おっ、お父さんかい やっぱり、ーー#


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儚い夢に

2006年10月02日 | NONSENSE TALK
  
 飼い猫の“にゃる”が10月1日に永眠致しました。
スコティッシュフォールドの純血種(でも立ち耳)の雄。
96年4月生まれの10歳5ヶ月で、いまどきの飼い猫としては短い一生でした。

 晩年、腎不全を患い投薬生活を続けていましたが、ここ数ヶ月は、検査で医者から末期的数値と診断され、いわゆる延命治療としての投薬が続いていました。とは言っても、本人はそこそこ元気に暮らしていたのですが、転機はこの夏突然訪れました。

 ちょっとした物音に反応したにゃるがカミさんに襲いかかり、手足に傷を負わせたのでした。
 直ぐにカミさんは救急に飛び込んだものの、蜂窩織炎なるものを併発し緊急入院。手足の噛み傷約30箇所にドレナージを施しながら、抗生剤を連続投与(点滴)しなければならなくなる程の事態となり、にゃる君は、またいつ凶暴化するかも分からないということで、カミさんの両親の家に設置した檻の中での生活で、投薬もままならなくなった末のことでした。

 実は、にゃるは我家のLA転勤を期に、カミさんの両親に引き取られた後2回引越し、我家が日本に戻って引き取った後も1回引っ越しているので、都合5回の引越しを強いられたことになりますが、運命とは数奇なもので、にゃるが息を引き取った現在の両親の家は、彼が我家の一員になったときの家であり、にゃるが幼少時代を過ごした場所なのです。

 「猫は家に付く」との言葉がありますが、環境変化を何度も強いられたにゃるの一生は、あまり幸せではなかったかもしれません。
 それでも幼少時代と2回目の我々との生活を共にし、結果的に終の住まいとなった家は、数年間ブランクがあっても、直ぐに歩き回ったり、だら~んと無防備になれる程馴れていた意心地の良い場所。そこで、お昼寝のような姿で安らかに息をひきとったことだけは少し救いでした。

 ペットとして飼われた動物は、人間の様々な都合や感情を受け入れて生きていかざるを得ません。そして人は、そんなペットと心を通わせた気になったり、元気や勇気をもらったり、癒されたりします。

 にゃるが残してくれたすべての想い出に感謝、そして合掌。

SとM

2006年07月30日 | NONSENSE TALK
 ある日、「○○さん(自分)って、Sですか? Mですか?」
と、突然、聞かれた。
 えっ、いや、どっちでも無いし。
な、なんて言うか、ノーマル派ってゆうか、写真とか見ても(見てんのかよ)やりたいと思わないし、ましてはやられたいとは全然思わないし。痛いの嫌いだしぃ、、、。

 てゆうか、そんなこと聞くか?普通。

 とか思いながらも平静を装って、、、
「う~ん、どうだろ?どっちも嫌かも、は、は、は^^;」と流そうとして見たけど、何故か話は終わらない。てゆうか噛み合わない。
 
 でも、良く良く聞くと、どうも話が違うようだ。
なんか、かなり精神的(性格的)なことを言っているようで、SMタイプ別分類のようなものがあるらしい。しかも、普通の世間話として通用しているようだ。

 これが理解できたときには、この質問を受けたときよりショックを受けた。
人間をセグメンテーションすることを生業として、『有限要素解析法』から『動物占い』まで網羅してきた人間が、こんなにシンプルにして明快な方法で、世間様が人間をセグメントしていると知らなかった事実。
 もしかしたら、これは自分がアメリカに居る5年間の間に話題になったから、知らなかったのだろうか?いや、きっとそうに違いない、と負け惜しみを言いながら、このSM解析、良く考えるとかなり深そうな気がします。
 人間関係を考えたとき、少なくとも「自分で自分や相手の位置を自覚できる」、そして「自分の意思で自分の位置をある程度アジャストできる」と言う点で、血液型や運勢占いよりも確実かも。

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 ところで、今週末は、梅雨明けするのかしないのかはっきりしない空模様の中、温泉に行って来ました。
 写真は泊まった旅館の空中回廊と客室の間の空間で、最近流行の和モダンスタイルでまとめた建物です。(参考URL:http://www.oh-an.co.jp/)
 川のせせらぎを聞きながら露天風呂にゆっくり浸かり、美味しい料理に舌鼓を打ち、マッサージで身体を解してもらい、この上ない極楽気分を味わう今回の旅行は、奥さんと奥さんの両親のリクエストに応える運転手として同行させて頂きました。

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 閑話休題。

 自分で自分のSM解析をしてみると。
本質的な部分に、S的要素を少し内包しつつも、まあ、ほとんどMですな。多分。
仕事とそれ以外での比較では、後者程より明確にM方向にセグメントされると思われます。
 つまり、男女関係なんかでは、上手く行くお相手はS傾向の方しか考えられない、と言うことになっちゃいますかね。(あくまでも性格の話ですから誤解の無いように)

Birthday

2006年06月24日 | NONSENSE TALK
 過去ログを見ていると、なんだか歳をとった歳をとったとばかり書いてあることに気が付きました。歳は黙っていても毎年1つずつ増えていくもの、嘆いていてもしかたが無い、問題は、どんな歳を重ねてきたかですよね。
 とは言いつつ、別に人に語れるほどの歳の重ね方をしてきた訳でも無く、いつまでも現状にすがりたいと思っている訳で、じゃあ、何?

 いや、ふと思っただけです。大切な人とテーブルについてご馳走を食べられる幸せ。歳が増えたことよりこの世に生まれてきたことを祝う幸せ。この世に生まれてきたからこそ出会うことができた幸せ。そんな小さな他愛も無いことに感謝。

Meeting

2006年06月16日 | NONSENSE TALK
 
バスルームの窓から、お台場の綺麗な夜景が見えるホテル













 
 に、一人、寝るためだけに泊まる虚しさ。
 
 てゆうか、部屋に金かけるなら、もっと飯に金かけろよ!
 
 
 てゆうか、エスケープしてインテリアライフスタイル展に行けばよかったわ。