<このブログは、LA滞在中の
2002年2月14日に別サイトへ掲載した日記を移設したものです>
今回は、冬休みに旅行して来たパリでみかけたもモノの話題を。
まずは鉄瓶、そうです、あのお茶を入れる鋳物で出来たまわりにイボイボがついている黒っぽい色のもの、日本の一般家庭ではあまり使われなくなったと思いますが、一昨年(2000年)のクリスマスシーズンに、NYのソーホーやチェルシーのカフェで、グリーンティーを鉄瓶でサーブしているのに遭遇したのが、「鉄瓶再発見」の始まりでした。
その後しばらくして、LAでも鉄瓶使用のカフェを発見、ずいぶん日本ブームも浸透して来たと思いつつ、「日本の一般家庭では使ってねーぞー、勘違いすんなよ(笑)」とか思っていました。
そしてパリ到着、なんと、ここでも使ってるじゃあありませんか!しかも紅茶に!!!
アメリカでは、なんとなくアジアンなテイストが感じられる雰囲気の店だったり、鉄瓶の存在に違和感が無いと言うか、分かる感じがありましたが、パリでは、いわゆる普通の「パリのカフェ」でいきなり「鉄瓶」、ちょっとインパクトありましたね。
そして極めつけ、上の写真はマリアージュ・フレールと言う、老舗の紅茶屋さんで売られていた鉄瓶の数々。なんか流行ってるんでしょうね、これは、やっぱり。
こうなると、本家の日本の状況が気になるんですが、どうなんでしょう? あと、いくら流行ってても、イギリスまで紅茶に鉄瓶ってこと、あるのかな? 気になります。
続いてはちょっと覗いた電気屋さん、そこで発見したのがドラム式洗濯機。と言っても、最近日本でも増えてきた、四角い本体の真ん中に丸い窓が開いてるヤツではなくて、ドラムの配置はプランビューで90°逆、洗濯物の出し入れは本体TOPのカバーを開けて行う、と言うものです。その為に、ドラムの一部が開くようになっていて、常にその部分が上で止まるようになっています。
これがまたコンパクト&スリムで良い感じでした。場所もとらないし一人暮し用なんかにもピッタリじゃないでしょうか?(撮影できなかったので、ネットで拾って来た下の写真を参照下さい)
そして無印みたいな雑貨屋(ショップ名未チェック)で発見したのが、その「扉付き回転ドラム」を横にして重ねて作ってしまった収納BOX(写真左)
おしゃれ、、、と言えるかどうかは分かりませんが、面白いモノです。いっそのこと、汚れ物を分別して入れておいて、溜まったBOXから切り離して洗濯機に入れ、乾燥が終わったらまた付けて・・・無精し過ぎですね^^;
こうやって海外を訪れていろいろなモノを発見するのは、実に楽しいですね。まあ、モノだけじゃなくて、人々の暮しぶりや雰囲気など、その場所の空気を感じられることが嬉しいです。
また、面白いのは、同じ場所を訪れても、自分が現在住んでいる環境によって、受ける印象も変わることがあると言うことです。生活をしているところの文化や風習というものは、知らず知らずのうちに、多少なりとも染み付いて来るものなのかもしれません。だからこそ、ターゲットユーザーの生活現場で、わざわざデザイン活動をしてる訳ですが。