日本→ドイツ→アメリカ→日本と、ぐるっと西回りで一周して来ました。
いやいや、疲れましたわ。それぞれ別の仕事が、たまたま、同時期に出張要請があり、じゃあ、お前が全部行ってこいと、、、。え~嫌ですよ~、ハードな日程、しかも不況対応中でエコノミークラスでしょ? 片方は誰かに変わってもらえないっすか??? と難色を示したものの聞き入れられず、海外出張規制開始から約1年、ひさびさの渡航でした。(後から分かったんだけど、航空運賃は、一人でぐるっと一周するより、二人で別々に移動した方が、半額以下で済むんですと…、いいのか?)
さて、今回のミッションは、簡単に言うと「経営判断の尻拭い」 誤った判断をしているという意味ではありませんが、この急激な情勢変化に対応すべく、経営者はビジネスの存続をかけ大胆な施策を打つ、先ずは、目先の無駄やリスクの回避から始まり、そろそろ最終的な方向性も出揃い、さて、現場はどうする?ってことで会議で決着ってことです。
分かり難い? そうですね。
では、例えば、、、八ッ場ダム建設が無駄であると判断され、計画が中止になりました。自分は、中止前提で、地域住民、関係業者、その地域の今後の発展のさせ方含め、できるだけみんながハッピーになる為にどうするか、現場で話して決めてくる。ちょっと例えが大袈裟過ぎますが、そんな感じです。
全て条件を整えて、じゃあ建設を中止しましょう、などど悠長なことをやってられる時間は企業にはありません。各論は後回しで総論的に方向性が定められ、後は現場が最善を尽くすだけ、その為に、時間とお金をかけて創り上げて来たことも見直さなければならないので、デザイナーにとっても辛い時期です。
で、いままでも、アメリカ経済崩壊の予感や崩壊前夜の様子をブログに残して来ましたが、今回は、崩壊後の世界(と言っても2カ国)で垣間見たことなどを少し。
最初からちょっと話がズレるかもしれませんが、ドイツでもアメリカでも、必ず話題に上がったのが“鳩山夫人の奇行” 恥ずかしながら自分はあまり認識していなかったのですが、欧米では、かなり浸透している話題のようです。
いままで、日本の首相が変わったことすら知らない人がほとんどだったのに、夫人の奇行とセットで(?)知られているのも、このご時世で、日本の注目度が上がっているからでしょうか? まあ何でも、日本のことが世界で話題にしてもらえるのは良いことだ、くらいに思っておこう(笑)
ドイツでは、景気が悪くなるとサービスが向上するそう。例えば、お店の営業時間が延長されたり、店員の愛想が良くなったりと、身近で実感できることが多いらしい。
日本だったら、逆に、あらゆることが削減方向に向きますが、確かに、それでは負の連鎖に陥る可能性もある、まあ、ドイツは、先進国中、年間労働時間が最短の国ですから、余力もあるんでしょうね。
LAの日本食屋さんで、日系フリーペーパーだと思って手に取り、よく見ると全て“中国語” 一部日本語表記のところを読むと、中国人向けの日系ショップ専門情報誌とのこと、で、日系ショップに広告を出すことを勧誘している。いま、中国人の富裕層に、日本の高額商品やレストランが受けているので逃す手はないと。
LAは人種の坩堝と言われていますが、世界情勢の縮図を見た感じがしましたわ。一部では、人民元がUSドルに取って代わり、基軸通貨の地位を得ようかとの勢いの中、もともとは在米日本人向けに、高級日本食店や日系ファッションブランドショップを展開していたオーナーに、撤退したり購買力の衰えた日本人だけではなく、“日本”に価値を感じてくれる在米中国人にもアピールしなさいと。
この雑誌、商魂逞しい日系人の企画とも思えますが、恐らく、中国系の人の企画でしょうな。映画「ハゲタカ」では、最後に日本人投資家が勝利してましたが、現実には、ドイツでも話題に出たのですが、日本人には、カネやモノを右から左に流して(ゲームのように)儲けること、つまり、額に汗しないでお金を稼ぐことに対し、罪悪感に近い感情が染み込んでいるので、これからも、モノ創り以外のビジネスで飛躍することは難しいかもと。
ちなみに、中国語版に加え、間もなく韓国語版も発刊予定とのことで、この辺も、世情がちゃんと反映されている気がします。
しかし、欧米市場は暫くぱっとしないようなので、やっぱり中国市場の購買力には期待がかかります。日本への旅行者だけでなく、在米中国人の方々にも“日本製”指向があるというのも在り難い話です。楽観的には、中国とアメリカの2大市場トータルで、安定した需要を形成してくれると良いですけどね。
ただ、中国の発展は、中国の製造業の発展も意味し、その面では楽観視してられませんし、根本的には、いつまでも大量消費に頼った社会構造で良いのか?という気分もあるでしょう。そんな社会に向け、マネーゲームや他人を論破することを良しとする教育を受けていない日本人としては、これからも、実直に良いモノを創って市場の共感を得るだけではなく、それで世界をリード出来るようにして行きたいものです。

↑気が向いたらクリックお願いします。
PS:出張から戻ったら、10年落ちのマイPCが壊れました。。。現在、修理見積もり中で、復帰or新調するまで、ちょっと寂しいですが画像無しになります。てゆうか、B/Uしてなかったので、HDのデータどうしよう…。
いやいや、疲れましたわ。それぞれ別の仕事が、たまたま、同時期に出張要請があり、じゃあ、お前が全部行ってこいと、、、。え~嫌ですよ~、ハードな日程、しかも不況対応中でエコノミークラスでしょ? 片方は誰かに変わってもらえないっすか??? と難色を示したものの聞き入れられず、海外出張規制開始から約1年、ひさびさの渡航でした。(後から分かったんだけど、航空運賃は、一人でぐるっと一周するより、二人で別々に移動した方が、半額以下で済むんですと…、いいのか?)
さて、今回のミッションは、簡単に言うと「経営判断の尻拭い」 誤った判断をしているという意味ではありませんが、この急激な情勢変化に対応すべく、経営者はビジネスの存続をかけ大胆な施策を打つ、先ずは、目先の無駄やリスクの回避から始まり、そろそろ最終的な方向性も出揃い、さて、現場はどうする?ってことで会議で決着ってことです。
分かり難い? そうですね。
では、例えば、、、八ッ場ダム建設が無駄であると判断され、計画が中止になりました。自分は、中止前提で、地域住民、関係業者、その地域の今後の発展のさせ方含め、できるだけみんながハッピーになる為にどうするか、現場で話して決めてくる。ちょっと例えが大袈裟過ぎますが、そんな感じです。
全て条件を整えて、じゃあ建設を中止しましょう、などど悠長なことをやってられる時間は企業にはありません。各論は後回しで総論的に方向性が定められ、後は現場が最善を尽くすだけ、その為に、時間とお金をかけて創り上げて来たことも見直さなければならないので、デザイナーにとっても辛い時期です。
で、いままでも、アメリカ経済崩壊の予感や崩壊前夜の様子をブログに残して来ましたが、今回は、崩壊後の世界(と言っても2カ国)で垣間見たことなどを少し。
最初からちょっと話がズレるかもしれませんが、ドイツでもアメリカでも、必ず話題に上がったのが“鳩山夫人の奇行” 恥ずかしながら自分はあまり認識していなかったのですが、欧米では、かなり浸透している話題のようです。
いままで、日本の首相が変わったことすら知らない人がほとんどだったのに、夫人の奇行とセットで(?)知られているのも、このご時世で、日本の注目度が上がっているからでしょうか? まあ何でも、日本のことが世界で話題にしてもらえるのは良いことだ、くらいに思っておこう(笑)
ドイツでは、景気が悪くなるとサービスが向上するそう。例えば、お店の営業時間が延長されたり、店員の愛想が良くなったりと、身近で実感できることが多いらしい。
日本だったら、逆に、あらゆることが削減方向に向きますが、確かに、それでは負の連鎖に陥る可能性もある、まあ、ドイツは、先進国中、年間労働時間が最短の国ですから、余力もあるんでしょうね。
LAの日本食屋さんで、日系フリーペーパーだと思って手に取り、よく見ると全て“中国語” 一部日本語表記のところを読むと、中国人向けの日系ショップ専門情報誌とのこと、で、日系ショップに広告を出すことを勧誘している。いま、中国人の富裕層に、日本の高額商品やレストランが受けているので逃す手はないと。
LAは人種の坩堝と言われていますが、世界情勢の縮図を見た感じがしましたわ。一部では、人民元がUSドルに取って代わり、基軸通貨の地位を得ようかとの勢いの中、もともとは在米日本人向けに、高級日本食店や日系ファッションブランドショップを展開していたオーナーに、撤退したり購買力の衰えた日本人だけではなく、“日本”に価値を感じてくれる在米中国人にもアピールしなさいと。
この雑誌、商魂逞しい日系人の企画とも思えますが、恐らく、中国系の人の企画でしょうな。映画「ハゲタカ」では、最後に日本人投資家が勝利してましたが、現実には、ドイツでも話題に出たのですが、日本人には、カネやモノを右から左に流して(ゲームのように)儲けること、つまり、額に汗しないでお金を稼ぐことに対し、罪悪感に近い感情が染み込んでいるので、これからも、モノ創り以外のビジネスで飛躍することは難しいかもと。
ちなみに、中国語版に加え、間もなく韓国語版も発刊予定とのことで、この辺も、世情がちゃんと反映されている気がします。
しかし、欧米市場は暫くぱっとしないようなので、やっぱり中国市場の購買力には期待がかかります。日本への旅行者だけでなく、在米中国人の方々にも“日本製”指向があるというのも在り難い話です。楽観的には、中国とアメリカの2大市場トータルで、安定した需要を形成してくれると良いですけどね。
ただ、中国の発展は、中国の製造業の発展も意味し、その面では楽観視してられませんし、根本的には、いつまでも大量消費に頼った社会構造で良いのか?という気分もあるでしょう。そんな社会に向け、マネーゲームや他人を論破することを良しとする教育を受けていない日本人としては、これからも、実直に良いモノを創って市場の共感を得るだけではなく、それで世界をリード出来るようにして行きたいものです。

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PS:出張から戻ったら、10年落ちのマイPCが壊れました。。。現在、修理見積もり中で、復帰or新調するまで、ちょっと寂しいですが画像無しになります。てゆうか、B/Uしてなかったので、HDのデータどうしよう…。