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無名雇われデザイナーの流浪の日々。

地球の片隅でひらめいたことを、気が向いたときに書き綴っているページです。

北半球一周の旅

2009年10月25日 | TRAVEL-ABROAD
 日本→ドイツ→アメリカ→日本と、ぐるっと西回りで一周して来ました。

 いやいや、疲れましたわ。それぞれ別の仕事が、たまたま、同時期に出張要請があり、じゃあ、お前が全部行ってこいと、、、。え~嫌ですよ~、ハードな日程、しかも不況対応中でエコノミークラスでしょ? 片方は誰かに変わってもらえないっすか??? と難色を示したものの聞き入れられず、海外出張規制開始から約1年、ひさびさの渡航でした。(後から分かったんだけど、航空運賃は、一人でぐるっと一周するより、二人で別々に移動した方が、半額以下で済むんですと…、いいのか?)

 さて、今回のミッションは、簡単に言うと「経営判断の尻拭い」 誤った判断をしているという意味ではありませんが、この急激な情勢変化に対応すべく、経営者はビジネスの存続をかけ大胆な施策を打つ、先ずは、目先の無駄やリスクの回避から始まり、そろそろ最終的な方向性も出揃い、さて、現場はどうする?ってことで会議で決着ってことです。

 分かり難い? そうですね。

 では、例えば、、、八ッ場ダム建設が無駄であると判断され、計画が中止になりました。自分は、中止前提で、地域住民、関係業者、その地域の今後の発展のさせ方含め、できるだけみんながハッピーになる為にどうするか、現場で話して決めてくる。ちょっと例えが大袈裟過ぎますが、そんな感じです。
 全て条件を整えて、じゃあ建設を中止しましょう、などど悠長なことをやってられる時間は企業にはありません。各論は後回しで総論的に方向性が定められ、後は現場が最善を尽くすだけ、その為に、時間とお金をかけて創り上げて来たことも見直さなければならないので、デザイナーにとっても辛い時期です。

 で、いままでも、アメリカ経済崩壊の予感崩壊前夜の様子をブログに残して来ましたが、今回は、崩壊後の世界(と言っても2カ国)で垣間見たことなどを少し。

 最初からちょっと話がズレるかもしれませんが、ドイツでもアメリカでも、必ず話題に上がったのが“鳩山夫人の奇行” 恥ずかしながら自分はあまり認識していなかったのですが、欧米では、かなり浸透している話題のようです。
 いままで、日本の首相が変わったことすら知らない人がほとんどだったのに、夫人の奇行とセットで(?)知られているのも、このご時世で、日本の注目度が上がっているからでしょうか? まあ何でも、日本のことが世界で話題にしてもらえるのは良いことだ、くらいに思っておこう(笑)

 ドイツでは、景気が悪くなるとサービスが向上するそう。例えば、お店の営業時間が延長されたり、店員の愛想が良くなったりと、身近で実感できることが多いらしい。
 日本だったら、逆に、あらゆることが削減方向に向きますが、確かに、それでは負の連鎖に陥る可能性もある、まあ、ドイツは、先進国中、年間労働時間が最短の国ですから、余力もあるんでしょうね。

 LAの日本食屋さんで、日系フリーペーパーだと思って手に取り、よく見ると全て“中国語” 一部日本語表記のところを読むと、中国人向けの日系ショップ専門情報誌とのこと、で、日系ショップに広告を出すことを勧誘している。いま、中国人の富裕層に、日本の高額商品やレストランが受けているので逃す手はないと。

 LAは人種の坩堝と言われていますが、世界情勢の縮図を見た感じがしましたわ。一部では、人民元がUSドルに取って代わり、基軸通貨の地位を得ようかとの勢いの中、もともとは在米日本人向けに、高級日本食店や日系ファッションブランドショップを展開していたオーナーに、撤退したり購買力の衰えた日本人だけではなく、“日本”に価値を感じてくれる在米中国人にもアピールしなさいと。

 この雑誌、商魂逞しい日系人の企画とも思えますが、恐らく、中国系の人の企画でしょうな。映画「ハゲタカ」では、最後に日本人投資家が勝利してましたが、現実には、ドイツでも話題に出たのですが、日本人には、カネやモノを右から左に流して(ゲームのように)儲けること、つまり、額に汗しないでお金を稼ぐことに対し、罪悪感に近い感情が染み込んでいるので、これからも、モノ創り以外のビジネスで飛躍することは難しいかもと。

 ちなみに、中国語版に加え、間もなく韓国語版も発刊予定とのことで、この辺も、世情がちゃんと反映されている気がします。

 しかし、欧米市場は暫くぱっとしないようなので、やっぱり中国市場の購買力には期待がかかります。日本への旅行者だけでなく、在米中国人の方々にも“日本製”指向があるというのも在り難い話です。楽観的には、中国とアメリカの2大市場トータルで、安定した需要を形成してくれると良いですけどね。

 ただ、中国の発展は、中国の製造業の発展も意味し、その面では楽観視してられませんし、根本的には、いつまでも大量消費に頼った社会構造で良いのか?という気分もあるでしょう。そんな社会に向け、マネーゲームや他人を論破することを良しとする教育を受けていない日本人としては、これからも、実直に良いモノを創って市場の共感を得るだけではなく、それで世界をリード出来るようにして行きたいものです。


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 PS:出張から戻ったら、10年落ちのマイPCが壊れました。。。現在、修理見積もり中で、復帰or新調するまで、ちょっと寂しいですが画像無しになります。てゆうか、B/Uしてなかったので、HDのデータどうしよう…。

改革のとき

2008年11月08日 | TRAVEL-ABROAD
 アメリカ大統領戦の終結に合わせ(?)、またもやUS出張に行っておりました。
 
 朝、「間もなく開票が始まる」とのNEWSを見て家を出れば、フライト前、空港ラウンジで「オバマ氏優勢で開票が始まっている」ことが伝えられ、10時間後、トランジットで立ち寄ったシカゴ空港ラウンジで、「オバマ氏勝利」を知ったのでした。

 で、一夜明けた、オバマ新大統領誕生の「NEWS番組」と「新聞」↓


 新聞によると、東西沿岸部を中心にオバマ氏が制圧、マケイン氏は中部の支持が高く、これを製品市場調査等の傾向に重ねてみると、先進指向地域がオバマ氏、保守指向地域がマケイン氏支持になっているようです。
 国民が“変わる”ことを選んだ結果、オバマさんがどのような改革をアメリカにもたらすのか、お手並み拝見という感じです。でも、なんだか、「黒烏龍茶、頼む!」みたいな、メタボなのに脂っこいものが止められず、烏龍茶(オバマさん)がなんとかしてくれればいいな、的な空気を感じるのが少々心配ではあります。

 そんな中、TV-JAPAN(海外向けNHK)のNEWで見る小浜市の盛り上がり方には、「なんだかな~」と言う気持ちにさせられましたが(笑)

 さて、今回の利用エアはいつものANAだったのですが、先々週のLA出張では、久しぶりに米系エアを利用したので、今回はそのへん(エアヲタ)の話を書きたいと思いますので、興味ある方は続けてどうぞ~。

 LAへは、帰国直後デルタへの買収が報道された「ノースウエスト」を利用。例によって、路線最安提示Cクラス規定に則り決定。(ちなみに、総額は企業レートで教えてくれないのですが、この日の差額は、JAL=NW+2万、NH=NW+10万)
 以前にも書きましたが、いつものLA出張は、午前中、日本で仕事をしてから出発で、ノースは出発時間が早く使えないのですが、今回は、特に予定も無く使えることに。
 実は、あんまり評判がよろしくなく避けていた部分もあるのですが、まあ、今回はしょうがない。

 例えば、噂に聞いていた「乗った途端海外気分」と言う部分については、経験豊富で貫禄を感じるCAさんの大雑把なサービスから始まります。乗客の日本人比率は、日系エアと比較すると圧倒的に低く、くしゃみをすれば、誰かが「Bless you」と言ってくれるので、「Thank you」を忘れずに。
 つまり、海外に行く場合でも、飛行機を降りるまで、逆に帰るとき、飛行機に乗れば、日本に居るようにリラックスしたい、特に仕事では、ということは望めません。

 サービスの優位点は、ANAではFクラスでも止めてしまった、シート着席時のウエルカムドリンクを実施しています。(ちなみに、ノースにはFがなく、CとYの2クラス制です)また、ANAではFクラスのみのサービスである、アメニティを入れるポーチがもらえます。以上。

 機材はB747-400で古いです。シートクッション等のヘタリや薄汚れた感じはちょと気になります。そうは言っても、アメリカ国内線の汚さを知っている身にとっては、「まあ、こんなもの」で済むくらいですが。
 あと、これもアメリカ国内線では普通ですが、トイレが少々臭う。旅行者向けサイトなどでは、これを理由にトイレ付近のシートをお勧めしていません。トイレを前にしたシートは、足元が広く快適なんですけどね。

 シートピッチは充分あり、今ではCクラスの常識となっている、フルフラットシートも、ノースは早くから導入していました。
 Cクラスのフルフラットは、BAを除いては、前下がりなのですが、その角度も比較的穏やかで、サイズ(長さ)も充分です。ちなみに、ANAのフルフラットは前下がり角度が大きく、ちょっとズレる感じがします。
 但し、座面巾はちょいと狭い。仰向けに寝ると、両腕は揃えられず、片腕をアームレストに乗せる(上にあげる)必要があります。

 飛行ルート等の情報NAVI画面に「風速」が表示されるのを見たのは始めてでした。往路では、常に100Km/h~200km/hの追い風が表示されており、このジェットストリームに乗って、1000Km/h超えの速度が出ている訳です。

 ヘッドフォンの音はイマイチでしたが、ジャックが、飛行機ではよくある2ピン式ではなく、一般的なステレオミニジャックだったので、持っていたカナル型イヤフォンを刺してみたところ、音が良くてびっくりしました。

 機内食は、まあ、多くは語りませんが、後ろ髪を引かれずに、カロリー摂取を考慮した量だけを食べて、下げてもらうことができるレベルです(?)

 とまあ、あまりポジティブな感想になってませんが、大雑把に言って、日系>欧州系>米系、といった順位付けが結論です。(評判の高いアジア系を含めた、その他の国のエアは未体験)
 ノースウエストは、日本への乗り入れも古くファンも多いと聞きますが、当面は名前が残るとしても、いつかは、デルタになってしまうのでしょうね。

 ANAのCクラスについては、過去の記事でも良く話題にしているので割愛します。てゆうか、今回は行きも帰りもアップグレードしてFクラスだったのですが^^;

 で、ANAのFクラス機内食情報を2点ほど。

1.日本発の和食メニューを、赤坂の有名割烹「津やま」が監修しているのだけど、これが、非常に美味しかった。赤坂のお店は、元首相の小泉さんが行き着けと言うことで有名で、お値段的にもかなり敷居が高いのですが、さすがと言う感じです。
 普段、機内食はどんなに美味しくても、あまり量は食べないのですが、今回ばかりは完食に近く食べちゃいました。特にメインの、脂が乗って良く味の染込んだ「きんきの煮付け」と、とろっとろの「豚の角煮」は、もう箸が止まりません。ちなみに、11月一杯で終了の企画です。

2.到着前の食事は、ちゃんとしたメニューでは無く、軽食として用意されているメニューから選ぶ人が多いのですが、その軽食メニューの「カレー」が隠れた人気のようです。以前はあまり注文している人を見たことがなかったのですが、今回、往路で目撃、さらに復路では、両隣にいた正規料金のFクラス乗客らしき方2名(/8席中)が注文していて、CAさんの説明によると、最近、レシピが変更されて本格的な味になったらしい、早く教えてよ~~~、、、残念。
(ちなみに、正規料金かアップグレードかの判別は、登場前後の係員のアシストの有無)

 もう1点、F/Cクラスのヘッドフォンが、ソニー製ノイズキャンセリングヘッドフォンに一新、以前ブログに書きましたが、これからも、日系エアには日本の優れたプロダクトを、積極的に搭載して欲しいと思います。
 但し、使い心地は、それまでのノイズキャンセリングヘッドフォン同様、圧迫されるような違和感がありました。だったら、カナルタイプで物理的に遮音した方が良いかな、と思ってしまいました。

 さて、エアの話題はまだ続きます。

 YS-11以来の純日本製旅客機となる、三菱リージョナルジェットで注目されている小型旅客機ですが、この分野の先駆けであるEMBRAER社の170に乗る機会もありました。
 JALも来年3月までの就航を目指し発注中ですが、今回はUAエクスプレスが運行する機体で、とある田舎町からシカゴまでの1時間弱のフライト、一見、B737かな?と思いましたが、それよりスリムな2-2配列のコンパクトな機体は結構快適でした。リンクしたサイトでMRJと170の断面図を比較すると、ちょっとMRJが狭そうで気になりますが…。

 航空業界も、燃費や環境問題に止まらない、この厳しい局面を乗り切るために、事業運営方法から機体の選定まで、いろいろな改革が必要とされているようです。

 今回の出張目的も、実は、開発システム改革の話。製品開発には多くの部署が絡むため、開発フローなるものがあり、それに基付いてデザイン展開を行っています。
 で、技術やツールの進化等々、いろいろな理由で、フローの改訂が必要になるのですが、場合によっては、製造現場の考え方を変えてもらうような事も必要で、その為の意思統一をやりに遠征してきました。

 ま、本当は日本で決めてからTOPダウンで落とせば良いんだけど、現地に居た経験上、それじゃいろいろな面で効率が上がらないことが予想されたので、関係者に集まってもらってFACE to FACEでお話ってことです。


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混迷するアメリカと変わることのない海

2008年10月25日 | TRAVEL-ABROAD
 先日までひさびさにLAに行ってました。いつものように2泊だけですけど…。

 今回は、アメリカ経済の雲行きが怪しくなっているなか、どんな商品(自分の担当領域で)を投入するために、どんだけ投資をかけるべきか否か、最終的には経営判断なんだけど、先ずは下々で検討しろってことで、お呼びがかかった。

 市場動向やデザイントレンドがどーのこーの言って、「こんなん行けまっせ」ってところまでじゃなく、それを実現するために必要になる設備や、ある程度の投資内容まで含めて、“素人に”分かりやすい言葉で喋れんとイカンこの役回りは、下手すると吊るし上げに遭うリスクがあって危険(笑)

 とは言うものの、分からんて未来のことは、誰かがリスクを背負って判断するしかないでしょう(終)

 と、言うことで(?)、会議は午前中で終了。

 ちと暇そうにしてたら、現地女性スタッフが寄ってきて、「いま、東海岸にある某社と話していたんだけど、噂では、GMがクライスラーを買収することを決めたらしいわ。でも、買収後、Jeep部門以外切捨てて10万人規模のリストラになるらしいわよ」とわーわー話かけてきた。
 「GMだって経営は苦しいのでは?」との質問には、「GMには、自動車部門と同規模のファイナンス部門があり、そこへ政府の援助資金が投入されるので大丈夫」だそう。
 話を聞いていた別の女性スタッフが「でも、それって噂でしょ?」の突っ込みに対しても、「噂ではあるけど、私は現実になると思うわ」だって。

 しかし、アメリカの巨大メーカーの危機話しを、アメリカ人が、海外メーカーに勤務しながら語ってるんだけど、この関係って、日本人の目からすると微妙。海外メーカー(=我々)だって、今後のアメリカの状況によっては、いつ、どうなることやら分からんのに。

 さて、会社に居ると、会議の議題だけじゃなく噂話まで暗くなる一方なので、LAのマイフェイバリットファーストフードバハフレッシュの“バハブリトー”をTOGOして、以前住んでいたビーチに、一人のんびり遅いランチを楽しみに行きました。



 LA駐在中は、この辺りのコンドミニアムにずっと住んでいて、第2の故郷ってほどではないけど、漠然と“海はいいなあ”と郷愁にふけりながら、ブリトーをモグモグ。
 想えば、自分がアメリカに居た時代は、日本はまだバブルを引きずってたけど、アメリカ経済は上り調子の絶好調、SEP/11の大事件はあったものの、身の危険を感じるようなことも一度も体験せず、良いときに駐在していたのかもしれない。そして、このビーチを眺めて郷愁を感じられることに感謝。

 ところで、写真右下に写っているクルマは、今回の出張の相棒、ダッジチャージャー君(レンタカー)、日本仕様は、V8のスポーティーな高額グレードのみですが、本国では、V6の普通のグレードもあり街中でもよくみかけました。
 実は、いつも通り、カムリ/アコードクラスをリクエストしてたんだけど、コレが用意されていました、多分、クライスラーがレンタカー会社に対し、プロモーションでもしてるんでしょう。(ダッジは↑で話題のクライスラーの1ブランドです)

 FRのシャーシーレイアウトに、昔ながらのアメ車を感じる、マッチョで迫力のある骨格を、ロボットみたいな、角ばったテイストでまとめたのが、今風アメリカンモダンデザイン。個人的には、BIG3の中でも、クライスラーのデザイン戦略は、筋が通ってて好きだったのですが、経営手腕とは別ってことなんでしょうかねぇ。


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エアポート

2008年06月01日 | TRAVEL-ABROAD
 
 成田空港の開港30周年と、拡張される羽田空港の位置付けを巡り、様々な議論が起っているのを受け、成田⇒シカゴ⇒トロント⇒ロサンゼル⇒成田と、北米のビックな国際空港を駆け足で調査して来ました。
 って、ただ出張で利用して来ただけですが(笑)

 成田でよく問題視されているのは、『発着便数』と『都心からのアクセス』ですが、首都圏在住(地方空港からの乗り換え不用)で、数時間を争うような移動をしている訳では無い自分にとって、便数不足の実感はあまりありません。
 で、問題のアクセスですが、これは“慣れちゃった”と言うのが正直なところ。成田EXP.発着駅まで1本10分ちょっと、後は座っていれば着いちゃう成田空港は、移動時間が短くても、数回の乗り換えや混在する羽田への電車移動よりは、気分的には楽だったりします。(なので、羽田へはバスかクルマ利用が多い・・・)

 とはいえ、ビジター的に考えると、便数が少ないのは、最終目的地が成田じゃない場合にはかなり問題だし、都心から遠いのは、自分的にはもっと問題。と言うのは、慣れない海外の空港に降り立ち、電車で目的地まで行く方法を調べたり手続きするのが煩わしく、とりあえず、行き先を言えば自動的に連れてってくれるタクシー利用がメインになっちゃうのですが、遠い=高い(成田⇔都内2万位)で、プライベートでは無理、出張でも、よほどの理由が無い限りOKにならないと思われます。
 それでしかたなく、電車に乗って東京までは行きつけても、そこから先、帰宅時間と重なり混雑する車内や構内で大きな荷物にヒンシュクを買い、複雑な路線が泣きっ面に蜂で、渋々嫌いなバス移動になるんだろうなぁ・・・。あ~、日本出身で良かった(?)

 この問題は、羽田の発着便増&海外便の運行拡大が実施されれば、更に大きな問題になりそうです。
 京成が新スカイライナーで大幅な時間短縮をしますが、とりあえず、そのまま羽田まで延伸してくれれば、かな~り使い勝手が良くなりそうですが、さらに、それに対抗してJRはリニアを検討すべきです!
 長距離でエアと張り合うために巨額の投資をするより、中国上海⇔浦東空港間で実用化されたのを見習い、成田⇔東京⇔羽田間を超高速(30分以内?)で結ぶリニアの方が需要も見込める上に、首都圏エア事情も大分明るくなりそうな気がします。キーポイントは、成田⇔羽田直行ルートを作らず、必ず“東京駅”を経由させることで、エア&エア移動から、エア&電車移動の機会も増やすこと。

 え~、冒頭で北米空港を見て来たと言ってるので、ドメスティックな話ばかりじゃなくて、その話題を。
 
 先ず、海外の巨大空港は発着便数が多いだけに、施設の大きさからくる問題、特に、複数のターミナルの存在による分かり難さがあるかと思います。
 その1つの解決策として、シカゴ・オヘアとトロント・ピアソン空港では、ターミナル間を結ぶトラムが運行されていました。5年前、北米在住中には無かったので、ここ数年で作られたもののようです。
 シカゴに至っては、入国管理機能(イミグレ)がターミナル5にしかない上に、USでは、乗り換えだけでも入管しないとならない。従って、どこのエアも海外から到着すると先ずは5に入り、出発は別ターミナルなんてのはザラで、それで無くてもバカでかい空港なので、ターミナル間移動だけでも分かり易くなったのは有り難いです。
 トロントも大きな空港ですが、ターミナルは成田同様2つ、入管機能も両方のターミナルにあるので、別のエア会社(アライアンス)を乗り継ぐ等しない限り、ターミナル間移動の機会は、シカゴに比べるとかなり低いと思いますが、ターミナル3に直結したシェラトンホテルを利用する人にとっては、かなり有り難いです。
 特に、カナダで1番大手の、トロント空港をハブにしているエアカナダがターミナル1(数年前に、1と2を新1に統合)なので、1⇔3間の移動はその人達の為かも。
 かく言う自分も、今回、シェラトン&エアカナダ利用で、トラムを有り難く利用させて頂きました。上の写真は、宿泊した部屋から眺めた空港の風景。目の前を話題のトラムが通過しているところです。(ちなみにトロントのトラムは、車両に動力源は無く、ケーブルカーのようにケーブルで牽引していました)

 このトラム、いままで利用した空港の中では、個人的にトランジット利用の最も多い、パリ・シャルルドゴールに是非設置して欲しいと思います。

 トピズレ(?)しますが、カナダからUSに飛ぶ場合、入国管理はカナダ側の空港で行われます。つまり、セキュリティ検査を受けた後、イミグレブースで入管(&税関)検査を済ませてから搭乗し、US到着空港では、国内便同様なにもチェックはありません。
 その為か、以前は、ターミナル内の免税店はかなりショボイ感じ(もしくは無かった?)なので、期待していなかったのですが、リニューアルされた1タミUS行きエリアにも立派な免税があったので、有名なアイスワイン等々、みやげ物を買い込みました。でも、免税範囲を超えた場合、誰がチェックするのか、やや疑問。

 さて、エアポート比較、ここまで来て何ですが、中身は使い勝手上でそう大きな違いは無いような気もします。トロントの大きくカーヴした建物の構成も面白いですが、成田の定規で引いたような構成も、きっちりしてて分かりやすくて良いし、てゆうか、搭乗までのプロセス中は、デザインを楽しむ(?)よりは、いかにして素早く手続きを完了してラウンジに到着するか、と言うことに神経を注いでいるので、あまりいろんなことを気にしていなかったりします(笑)
 そういった意味からは、ロサンゼルス空港の9つに細かく分かれたターミナルは、各ターミナルがコンパクトで、中の構成は分かり易くて良いかも、また、ターミナルの配置も、U字型に綺麗に配置されいて、移動もバスが面倒なら最悪歩くことも可能(何回かやったこと有り)な距離、まあ、治安はちと心配ですが・・・。
 逆に、その構成上、空港設備の拡張は難しそう、また、各ターミナルを細かく分けた故に、カウンターの稼動効率が悪かったり、手狭で設備がプアである点など、今後の発展性と言う点では心配があるかもしれませんね。

 延々と工事中で、一生完成しそうも無い世界の主要空港ばかりですが、あちこち飛び回っているうちに、最近ANA会員サイトに掲載されるようになった『生涯マイル』によると、45万マイルを超えたようです。スターアライアンスGr.だけの実距離実績ですが、地球に置き換えると18周を超えた距離に。
 それだけ、チェックインして荷物を預け、セキュリティチェックして、出国検査(USには無)して、ラウンジでうだうだして、搭乗、その間約2時間(国際線)、空港までの移動時間を含めると約4時間(成田の場合)、と言うプロセスも延々と続けて来たわけです。
 なんかこのプロセスを画期的に変える方法、例えば、空港までの移動時間中に様々な手続きを完了させられるとか。当然、電車に乗った時点から外界と遮断される等の、セキュリティ対策が重要になりますが、空港が近いとか遠いとか、発着が多いとか少ないとかより、そっちをなんとかしてもらえないかと思う、今日この頃です。


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A Happy New Year !

2008年01月06日 | TRAVEL-ABROAD
 新年のご挨拶が遅れてしまいましたが、本年も宜しくお願いします。



 今年は、元旦からちょっくら上海に行ってました。(仕事じゃないですよ)

 いやいや、聞きしに勝る中国パワーにやられました。おまけに、最悪の空気にもやられ、喉がゲホゲホです^^;

 今回、観光地から一般地域までいろいろ歩き回りましたが、香港とも違う、ましてやバンコク(バブル前含め)とも違う、何か凄いことが目の前で進行していることを実感しました。そこら中が工事中と言う単純なことでは無くてね。

 日本で格差社会が言われ始めて数年(自分は、5年程前から“オールB”から“AC型”へという言い方をしています)、2極化が問題視されていますが、今更ながら分かりました、世界に目を向ければ、日本の2極化なんかまだまだ甘っちょろくて、いま、オイルマネーで潤う中東の富裕層に迫るレベルの人達が、中国、そしてロシアでもどんどん増えていることを。

 そうなって来ると、彼等に向けたサービスや製品の需要もどんどん増え、例えば、5000万のクルマが毎月何千台も売れたり、100万円の携帯電話が流行ったり、なんてことになり、いままで我々日本人が得意としていた、良いものを適切な価格で提供するだけじゃ取りこぼしてしまう、桁違いのユーザーが大量に発生することが充分考えられます。

 でも、それに対して、直ぐに日本企業が対応できるか?には幾つか心配があります。
1.必死に高収益体質を築いてきたバブル後の体質を引きずる企業が、超高級製品を作る為のインフラに投資する決断ができるか?
2.そもそも、お金をかけるだけで超高級な製品を作れる(技術や能力がある)のか?
3.だいたい、超富裕層の嗜好が分かっているのか?

 特に、2と3は密接な関係があって、しかも、答えは我々の生活実感から想像する範囲を超えていると思います。企業は、我々デザイナー自身に理解させようと、さまざまな“高級体験”をさせて見ますが、個人的にはあまり意味が無いと思います。

 一番重要だと思うのは、それを判断する人間(経営者)のレベルがどうかって事。
少なくとも役員報酬は数億レベル必要。但し、その使い方が肝心で、富裕層の社交界でロビィ活動し彼等の嗜好を把握すること。その上で、我々デザイナーの提案に対し、GO/NOGOを判断すべし、と思います。

 基本的に彼等を相手にするのかしないのか、ってのもありますが、アメリカの中途半端な金持ちに受けることだけを目標にして、自分達の手の内だけで物事を考えていると、彼等にすらそっぽを向かれ、追い上げ厳しい新興メーカーに追越され、なんてことに成りかねない気がするのは考え過ぎ? 企業内で手に負えない場合、『富裕層製品コンサル』なんてのもアリかもしれませんね。どんな人がやるのかは全く想像が付きませんが・・・。

 という事で、初っ端から少々乱暴な論調でスタートしましたが、誰の為に何をどうデザインし製品化するのか、と言うことを、今年も実直に考えて行きたいと思います。

 ところで、中国は、極度の経済格差に対する批判的報道に対し、「先ず一部のものが裕福になり、後のものはそれに続けばよい」と言ってるようですが、“後のもの”がどこまでついていけるのか楽しみです。でも、先に裕福になる中国人が国民の1割居れば、ほぼ日本国民と同人数ってのも重要ポイント。



<写真:右>上海文化発祥の地“豫園”から臨む、アジアを代表する国際金融都市“浦東”に建つ、上層階がグランドハイアットの88階建てビル(左)と、建設中の101階建て森ビル(右)

<写真:左>中国文化革命の聖地“新天地”に迫って建築中のビル。新天地一帯は、由緒ある佇まいの建物にもオシャレなテナントが入り、上海のトレンドを引っ張る地域に。


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冬の旅@ドイツ

2007年11月17日 | TRAVEL-ABROAD
 ここのところ公私共にドタバタしており、ちょっと更新が滞っていました。結局、100%デザインも東京モーターショーも行けないまま、先日、ドイツ出張から帰って来たので、久々にそのことでも報告します。
 もうあちらは気温0℃近くの真冬の寒さで、おまけに雪もチラホラという状況のなか、あちこち飛び回って来ました、と言っても3泊ですけどね。

 初日、先ずはフランクフルトへ、エアは例によってCクラス最安提示のキャリア=今回は“ルフトハンザ” ルフトは6~7年ぶりの搭乗かな。
 機材はB747-400、ジャンボとしては最新型、と言ってもそろそろ古くなってきてるので、主要エア各社は機種変を計画していて、ルフトは話題のA380を発注済み、日系はいまのところ北米線を中心にB777に変更していますが、収容力が必要な路線は、次のB747-800待ちって感じのようです。

 近年のサービス向上競争の結果、ルフトのサービスも大幅に進化していました。シートは他キャリアの多くが採用する、傾斜角が多少ありながらも座面はほぼフルフラットになる仕様。デザインはTG(タイエアー)のものに近い感じで、乗り心地は悪くないです。そしてシートには誇らしげに“レカロ”のオーナメントが! それに追い討ちをかけるかのように、ヘッドフォンを取り出すと“ゼンハイザー”のロゴ。
 日系エアも、モニターを取り出すと“シャープアクオス”のオーナメント リモコンには“ニンテンドーAIR”か“PS-AIR”のロゴ入りで、エンターテイメントシステムをオーガナイズ、くらいして欲しいなぁ。

 食事も“スターシェフ”と銘打ち、搭乗地の有名シェフに監修させた料理を提供。成田発はグランドハイアットのシェフ(名前忘れました)で、和食もちゃんとハイアットの日本料理レストランだったのでそれをチョイス。結果、全日空のCクラスの食事には、かなり力が入っていることを再確認しました^^;

 フランクフルトへは約11時間で到着し、宿泊するホテルTHE PUREへ、出張で利用するホテルは、エア同様コスト管理(+安全性)が厳しく、有名処にはあまり泊まれないのですが、そんな中、現地デザイナーがいろいろ調査してお勧めしてくれたのがココ。



 19世紀に建築された古い建物を改装し、真っ白でコンテンポラリーな空間がコンセプトの、いわゆるデザイナーズホテル。ロビーのフロントカウンターはバーカウンター兼用、奥のスペースは、レストラン兼カフェ兼休憩場所という合理的設計で、クラブっぽい音楽と映像がいつも流れています。



 部屋も白が基調で、ダークゼブラをハイグロス仕上げした木目でアクセント。床もダークチェリーのフローリングで、白とのコントラストを強調。難点は、欧州のホテルに有りがちな、シャワーの出が悪いことくらいかな。



 朝食はこんな感じ! ヨーロッパのホテルは中級でも朝食が美味しい! この点、アメリカ出張とは格段の差を感じる。美味しいパン、チーズ、ハム/ソーセージ各種盛り沢山、その他サーモンやシュリンプ等の惣菜やフルーツ各種、もう食べきれません(笑)
 また、スペシャルブレンド(健康?)ヨーグルト4~5種類と、“VOSS”のミネラルウォーターが用意されていることが、このホテルの特徴っぽいです。(VOSSの水は日本でもドイツでも高価ですが、スパークリングのキメ細かさは絶品です)

 このホテル、高級感はありませんが、センス良くまとまっていて快適、中央駅からも1ブロック程度で非常に便利でお勧めです。ちなみに宿泊料金は、税・朝食込みで、1泊目が90EUR、2泊目が180EUR(同じ部屋)でした。



 で、2日目はアウトバーンをひた走りケルンへ打ち合わせに(日帰り)。アウトバーンと言えば、速度無制限で有名ですが、実際は、かなりの区間で120km/hや100km/hに制限されています。しかも自動取り締まり装置も設置されており、日本のオービス同様、事前の告知看板『レーダー』があるものの、レーダー通過後に、もう1回設置されていたり、パトカーから測定されたり、かなり厳しそうです。

 環境保護の観点から、アウトバーン全域に速度制限をかけようとの動きもあるようですが、産業保護の観点からドイツ与党は反対しているとのこと。でも、速度規制が厳しい日米でも、ハイパフォーマンスカーはステイタスとして需要があるので、仮に150~160km/とかに制限されても、そんなに影響無いような気もしますけどね・・・。



 3日目、今度はミュンヘンまで打ち合わせのためICEで移動。ICEは初めての体験だったのですが、思ったより快適でした。
 乗り心地は、新幹線と比較すると、やや固めのシートとカチッと安定した走行感覚で、ドイツ車と日本車の違いのような感じ、って分かりやすいでしょうか?
 
 シート配列は2等車が2-2、1等車が1-2となり、(他に個室もあり)車幅含めて成田エクスプレスに近い印象です。(新幹線より車幅は狭そう) シートの向きは固定で、車両半分から前後で逆になっています。つまり、どちらに向かって走っても、半分の席の人は後ろ向きになる方式。
 また、運転席背後の壁がガラス張り(上の写真参考)で、客席から前(後)の景色が眺められるのが特徴です。
 今回利用した1等車は、シート前後長は新幹線普通車並ですが、左右はかなり余裕があり、加えて、パーソナルモニターや電源等も設置されていて便利です。
 
 特筆すべきは静粛性(遮音性)で、実際の走行速度を把握して比較していないので断言はできませんが、新幹線と比較するとかなり静かに感じられます。
 但し、最高運行速度(300km/h)付近と思われる速度では、新幹線同様、ロードノイズや風切り音、何かが共鳴している「ヒュー」音など、似たような騒音(若干低レベルですが)が発生していますので、単純に、新幹線より最高速度付近での運行区間が短いだけかもしれません・・・。

 尚、もっとICEについて知りたい鉄ヲタさんはこちらからどうぞ。



 ミュンヘンでの仕事も無事終わり、今晩のホテルHotel Excelsiorへ。こちらはフランクフルトのホテルとは打って変わってクラシカル。別に狙った訳では無く、現地デザイナー推奨の、マンダリンオリエンタルやヒルトンは「高過ぎ」と会社に却下されたので、じゃあ駅の近所で適当に探してくれ、つーことで手配されたのがココ(税込・朝食無し230EUR)

 1920年だから、今から100年近く前に作られたらしいこのホテル。案内された部屋は、何かの間違いじゃないか?と思える程広かった(上の写真) 流行りでクラシックにモダンを足したりはせず、徹底的にクラシックのまま、パイン材のアンティークな調度品に囲まれていると、勝どきのペニーワイズに住んでいるような錯覚に陥ります(嘘)
 尚、水周りだけは、デザインこそクラシックですが新しくしてあり、綺麗で清潔感があって快適です。シャワーも良く出るし(笑)

 てな感じで、翌日、ミュンヘンからルフトのA340-300で帰国しました。実は、帰国日の午前中はフリーだったので、新しくなったBMWミュージアムでも覗いて見ようかと思っていたのですが、朝から雪だわ寒いだわで動く気がせず引き篭もり、でも、今回の出張は、業務方面でかなりクリエイティブできて満足♪


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3am@LA

2007年10月04日 | TRAVEL-ABROAD
 
 ロサンゼルス午前3時、日本時間午後7時。
のホテルの部屋からの眺め、、、。

 今回は、いつも利用しているホテルが、目の前で銃撃戦があったとかで、しばらく使えないことになったので、少し離れた場所にある、いつもよりちょっと豪華な普通の(?)ホテル。(ちなみに、J○Lクルーの常宿でもある。ま、自分はA○A派なので関係ない←なにが?)
 でも、場所的には絶対この付近の方が治安が悪く、駐在員には居住することを避けるように指導するエリア、どうなんだ、これ。

 にしても、いつもながらの時差ぼけ、ま、直ぐ帰る旅だしいっか。

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 と言うことで、直ぐに帰ってきて(3泊)追記。

・当社の出張は、主要エアラインの中で一番安いCクラス利用が原則。LA路線は、ここ数年“ノース”が最安提示なんだけど、以前も書いた、「午前中、日本の会社で仕事してから出発」するためには、ノースは早すぎるので、今回も日系(ANA)利用。

・往路はめずらしく空いていて、Fクラスにポイントでアップグレード。
・松茸入りの出汁が効いた“鴨しんじょう”が最高の美味。
・CAさん曰く「めったにない揺れ」、自分的にも、ワースト2くらいは揺れたフライト。早々にフルフラットにして寝た(フリ)

・復路は結構混んでいてアップグレードできず。
・ANAのCクラスのデザートはケーキでは無く“パフェ”

 今回、お腹イッパイだったので、パスしよう思ってたんだけど、たまたまギャレーが見える席で、いままで作り置きと思ってたパフェが、実は、CAさんが1個づつ作っている、と言うことを知ってしまい、思わずもらってしまった^^;
・機内でダイハード4を観る。TVCFでお馴染みの、タクシーをヘリに激突させる瞬間の映像がカットされていた、何故? そう言えば、F35との戦闘シーンも、最後にF35がどうなったか分からないまま終わってたし、飛んでいるものが墜落するシーンは機内上映しないことになってるのか?(映画自体は面白かったけど)

・LAX(ロサンゼルス国際空港)の、トム・ブラッドレーターミナルに、数ヶ月前やっと完成した、スターアライアンス共用ラウンジを利用。
 いままでの、狭くて設備の悪いラウンジから一転して、やっと世間並みのラウンジになりました。(完成まで使っていた、暫定ラウンジの半分以下の広さですが…)
 中の様子は、こちら様のブログでご確認下さい。但し、掲載されているのは、滑走路側の明るい窓がある、ファーストラウンジの様子と思われます。でも、ターミナル側に隣接するビジネスラウンジもほとんど同じでもっと広い。(入り口は同じ)

<気が付いた変化点(設備)は以下の通り>
-広くなった(これが一番嬉しい)
-無線LAN設置(無料)
-ビジネスコーナーの設置(無料ケーブルLAN/デスクトップPC有り)
-ミールコーナーの充実(寿司、おかゆ、韓国カップ麺、等々、アジア色が濃そうでしたが、自分はあまり利用しないのでちゃんとチェックしてません)
-シャワールームの設置(日本へは出発&到着時間を考えるとあまり必要無い?)
-トイレの設置(あってあたりまえ、以前、Fラウンジですらいちいち外へ行く必要があった事が変なだけ)
<主な利用航空会社(スタアラ)は以下の通り>
ANA(全日空)/アシアナ/シンガポール/タイ/ルフトハンザ/スイス

・ところで、ACアダプターってどうにかならないのか?
会社のPC、自分のPC、会社の携帯、自分の携帯、携帯オーディオ、デジカメ、シェーバー、等々、アダプターだけでかなりの荷物。1個にまとめるなんか良い方法は無のか?

・いつも慌しく仕事をして帰るLA出張にあって、かな~り久しぶりにサンタモニカで晩餐。今回は、我がセクションから駐在しているF君帰任のチーム内送別会も兼ね、ジラフでこじんまりと開催。交代で1ヶ月前に着任したT君も同席し、なかなか楽しい時間を過ごせました。(その代わり、F沢さんに現地調整を依頼されていた仕事は時間切れでパス^^;)
・帰国して5年も経つと、LA(アメリカ)のポーションのデカさが異常に思え、「オカシイよ」を連呼する自分はすっかり日本人(?)


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早くもモデルチェンジ 【New Style Club ANA】

2007年06月02日 | TRAVEL-ABROAD
 またまたロサンゼルスに出張に行ってきました。
しかも、痔が悪化した上司の代理というなんともな話、、、国内某所の出張から夜戻ると、「わりぃ、明後日からのLA出張代わってくんない?」つー、突然のオファー。「えっ、明日も僕出張に出ちゃうんっすけど」と言う状況のなか、とりあえず、エアだけ自分でおさえて、出張申請もなにもかも代理にやってもらい、パソコンも借りれず、デジカメも持たず、慌しく出発したのでした、、、申請が承認されたのかどうかも知らずに^^;

 てなことで、いつも通りの仕事三昧の日程に加え、写真すら無いのですが、タイトルの通り、ANAのCクラスのシートが、早くもリニューアルされてたので、ちょっと報告しておきます。
 機材はB777-300。相変わらす乗り心地が悪いのは仕方ないとして、理由は分かりませんが、シートの変更のことは、WEBサイトを見ても、まだ公表されていないようです。にしては、新しい機体だけじゃなく、ボーイングコネクションの残骸が虚しい古い機体のまで交換してるってことは、何か問題でもあった?
 一見、明るい木目シートが貼られたシェルシートは、それ程、変わったようには見えませんが、よくよく見ると、いままでとは全く別物で、デザインイメージだけ継承したフルモデルチェンジと言える変更です。新しさを競っているエアのシートとしては珍しい展開だと思います。

 内容としては、いままで売りにしていた、少し斜めりながらも、一応、フルフラットになる機能はそのまま、アームレスト部の工夫により、左右方向に余裕が生まれています。また、レッグレストに折りたたみ式のフットレストが復活しました。これ、New Styleになって廃止され、使い心地が悪かったので良かったです。
 面白いのは、隣席とのプライバシーを確保する、扇状のパーテーションが、アームレスト部に設置されてました。高さは肩くらいまでですが、効果はかなり感じます。もし、隣席がパートナーであれば折り畳むことが可能です。でも、気になったのは、中央3列シートのセンターのシートの人には、ちょっと閉塞感があるかもです。
 細かいレイアウトや使い勝手もいろいろ改善されています、特に、モニターやテーブル等、可動部分の剛性アップは、これでもかって程。だいたいシートモニターって、ちょっとぐらつくようなものが多いけど、今回のANAのヤツは、AUDIも真っ青(?)の、アルミ無垢材の超極太ヒンジで、見た目にも頼もしいヤツです(笑)

 肝心の座り心地ですが、、、前とそう変わらない印象です。
個人的には、リクライニングの角度不足を除けば、New Styleになる以前のCLUB ANAの方が好きでした。恐らく、数あるキャリアのCクラスシートの中でも、人間工学的に上位にランクされる形状のシートだったと思います。
 まあ、スペース効率が悪くリクライニングにも限界がありそうだし、電動で調整できる部分は皆無で全てマニュアル、おまけにスタイルも古臭いとなれば、世代交代は止む無しなんで仕方ないのですが。

 でも、何故か今回の出張は、飛行機の中でそこそこ睡眠できて、現地でほとんど時差を感じずに済んだのは、やっぱシートが良くなったから?ってことは絶対無いです。だって、Fクラスでも普通はダメですから。
 
 過去30回以上はLAに渡航してきて、初めて時差ボケしなかった理由と思われるものを幾つか記録しておきます。

・出発前に、早朝起床の国内日帰り出張を3日連続で行っており、生活パターンが早めにシフトしていてLAの時差に早く馴れた。

・搭乗前に、ラウンジでマッサージを受けてリラックスした。

・さらに、搭乗前に、ラウンジのシャワーブースを利用してさっぱりした。

・上記の相乗効果(国内出張の疲労とラウンジでの開放)で、飛行機の中で睡眠できた。

 その代わり、日本に戻ってから時差が取れないんだよなぁ~、ダメじゃん。

参考:ANAビジネスクラスのサイト
(注:2007年6月2日現在、今回利用したシートは紹介されていません)


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ロサンゼルスの色いろ

2007年03月11日 | TRAVEL-ABROAD
 本日LAから戻りました、、、って、行くという予告は無かったけど^^;

 水曜出発の日曜帰りだったんですが、LA便は夕方のフライトなんで昼まで会社で仕事ができる、で、LAに到着するのは時差の関係で同じ日のお昼、と言うことは、水曜に限らず平日の出発であれば、スケジュール帳的には、午前は日本で、午後はLAで仕事ができることになる、そして、土曜朝のフライトで現地を発てば、日曜の夕刻日本着となり、月曜朝1番から仕事ができるので、移動のロスをゼロにして効率よく出張をこなせます、、、って、ふざけるな!会社。

 で、現地の行動は、やっぱり前回同様のスシ詰め業務で、どこへも行く余裕が無い。
まあ、もともと滞在予定は2日半なんで余裕なんて無いんだけど、出張計画に書かれた3つの会議以外にも、ついでにあれを決めてこいとか、これも話してこいとか、現地と意思疎通が上手くいってない項目を、いっきに『FACE to FACE』で丸め込んでこい的な様相の今日この頃、実は気になってたのは以下の項目。

 今年初め、知り合いのLAにある調査会社の人から、ウエアー関連店舗のサーベイをしたところ、若者向けの『黒』比率が非常に高まっている、と言う話を聞いて、ちょっとピンと来てしまったのが、日本のバブル崩壊直前の動向と重なるのではないか?ってこと。
 ずっと気になってたら、今度は、別の現地メーカーが手がける北米市場向け商品の売り込みで、かな~り個人主義(差別化重視)的なコンセプトを聞かされ、益々気になって、今回の出張の合間に、ちょっと生の街の様子を確認したかったのですが、全く外に出る暇が無く終わってしまいました・・・残念。

 でも、現地の若いスタッフから気になるコメントをGET。
どうも、80年代のファッションやカルチャーが来る兆しがあるらしい、日本でも数年前ちょっと言われてたけど、USAではこれからっぽいです。で、色で言うと、ターコイズとピンクだそうです。そう言えば、先の現地メーカーのプレゼンでもピンクは言っていたなぁ、、、。日本のあの時期も、個人主義としてのブラックブームの影に、開放色としてのパステルが存在してたけど、フィットネスとか流行って。(こじつけ?)

 う~ん、これだけの情報では、全くなんとも言えないけど、最近目にする話題「アメリカ経済崩壊の兆し」が、カラートレンド的にもオーバーラップしたりなんかするのかも、てゆうか、崩壊したらヤバイ、崩壊しなくても傾くだけでも製造業的には勘弁して欲しい感じです。

 さて、全く関係ない話ですが、現在、LAX(ロサンゼルス国際空港)の、トム・ブラッドレーターミナルのラウンジが改修工事をしていて、影響を受ける航空会社の共同仮設ラウンジが、ターミナルとは別の場所に設置されています。
 セキュリティ通過後、バスターミナル発着場からラウンジ行きのバスに乗り、タキシングしている飛行機の合間を縫い、真近の滑走路を離発着する飛行機を横目で眺め到着するラウンジは、やたら広くてスゴイです。

 そもそも、LAXのANAラウンジは、FもCも狭くて狭くてどうしようもなかったのですが、この仮設ラウンジは、恐らく、トムブラッドレーに乗り入れてる30社近いエアのCクラス向け共同と思われる広さです。
 上の写真はその様子。部屋のど真ん中にサービスコーナーがあるので、写真に写っているのは、全体像の1/4くらいって感じですが。
 5月には、ターミナルの工事も完了するそうですが、各アライアンスでまとめて広くなったとしても、これだけ広いとは考え難いので、いっそ、このままが嬉しいかも(笑)まあ、仮設なだけに豪華な設えは全くないけど、人でごった返すラウンジよりは100倍増しです。
 もう一つ、面白かったのは、ボーディングのお知らせを、何故か放送ではしない事。各航空会社の地上係員が、鈴を“チリンチリン”と鳴らしながら、「○○便のボーディングが開始されます」と伝えながら周って来ます。
 このアナログ的なサービス、各社のお国柄が分かる現地系の職員がやってるところがまた良い。こんな国際色豊かな風景も、この臨時ラウンジならではの面白さでしょう。
 ちょっと気になったのは、午前中はANAラウンジ、午後はTORRANCEの白洋舎で働いているオバチャンの姿を見かけなかったこと。元気かな^^

 とまあ、効率良く(馬車馬のように)働かすために、移動はCクラスでさせる会社に雇われているため、“期間限定”仮設ラウンジを覗くことが出来てラッキー(なのか???)


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最短記録

2006年11月11日 | TRAVEL-ABROAD
 で、翌日の日曜日は、UK出張へ。

 欧州路線はフライトがお昼前なんで、朝早く出なきゃなんないのが辛い。おまけに前日の披露宴が7時開演と遅かったので家に戻ったのも遅くなったのに加え、そそくさと寝仕度をしていた12時過ぎに、マンション管理人さんからトラブルの報告があり対処していたため、4時間くらいしか寝れなかった。

 んで、疲れをとって飛行機でぐっすり寝ようと思い、ANAラウンジ内に新しくできた“ラフィネ”でリフレクソロジーをやってもらったところ、数回揉んだだけで「お客さん、寝不足ですね」だって!なんで分かるんだろう。

 ちなみに、ラフィネはマッサージ&リフレのチェーン店なんですが、ANAラウンジのお店では、会員ポイントが加算されないのがイマイチ。但し、施術料をANAのマイレッジポイントで支払うことができるのが特徴です。
参考URL:http://www.rebirth-tokyo.co.jp/bodywork/raffine/index.html

 フライト中は早く寝ようと思ったのですが、1本だけ映画を見ました。
『ワイルド・スピード3 東京ドリフト』
感想は “ありえない…(汗;” でも、東京マニアとしては、DVDは一応買っとこうかな、安くなったら(意味不明)

 同日夕方UK着。そのままHOTEL入りして就寝。
翌日月曜、朝から会議で午後4時終了。そのままヒースロー空港に行き、7時のフライトで帰国。(到着は北海道で竜巻が発生した日で、日本上空はどこもけっこう揺れましたわ)
 
 あ~、とうとうやっちゃったよ、1泊3日の海外出張(笑)

 さて、帰国便で知った、これまたなんともな事実。
7月のブログに、ANA便でインターネット接続サービスが始まり、ひょんなことから、30分無料接続カードをもらったことを報告しました。
参考URL:http://blog.goo.ne.jp/conceptid/e/d11bd85212b6be04cc1a3647352c2476

 で、そのカードの有効期限が年内だったので、UK出張のフライトで利用できたらしようと思っていたのですが、今回の便ではネットサービス無し。「なんだよ、利用できる機材もっと増やせよ」とか思いながらなにげに調べると、な、なんと、サービスの大元、ボーイングコネクションは、既に8月にこの事業からの撤退を決定したとのこと。しかも、ANAはサービス終了までの年内一杯、ネットサービス搭載機材では回線を無料開放しているらしい。

 え~、30分無料接続カードの価値ゼロじゃん。

 やっぱ、フライト中にネット接続って、投資を回収できる程のビジネスにはならなかったのね、残念。投資額は公表されていませんが、開発・運営費合わせて1.000億円は下らないらしい。

 つーことで、年内にANAでフライトする人は、無線LANカードかLANケーブル必携ですぞ!