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*** 写真は6/30~7/2「なら中南部を巡る <st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:吉野町;" Address="吉野町">吉野町</st1:MSNCTYST>~<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:東吉野村;" Address="東吉野村">東吉野村</st1:MSNCTYST>~曽爾(そに)村」 ***
写真:吉野朝宮跡(後醍醐天皇の南朝遺跡)<o:p></o:p>
日本のSF小説の発展に貢献された小松左京さんが亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。
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7/29日付け読売新聞によると、「小松さんのSF作家としての原点は原爆だった」とし、遺稿となった「3.11の未来―日本・SF・創造力」では、東日本大震災と原発事故に対して「・・・想像を絶する災害に虚脱感を覚え、原子力の平和利用や文明への不信感まで生じかねない現状だ」としながらも、最後に「この先も日本人の知性と情念を信じたい」と祈りのことばで結んでいるそうです。
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たくさんのベストセラーが有名ですが、そのなかでちょっとマニアックかな?「本邦東西朝縁起覚書」ってご存知ですか? なんだかたいそうな題名ですが、どんな物語なのでしょう。
写真:吉野朝宮跡 ガラスに映る新緑<o:p></o:p>
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舞台は奈良県の南東部にある<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="20:川上村;" Address="川上村">川上村</st1:MSNCTYST>。「南朝」を興した後醍醐天皇 (こちらは主として吉野)に引き続き、彼の末裔たちが密かにつくったとされる「後南朝」のお話です。作者と男性仲間が伝説の地を訪れますが・・・。この本は奈良県立図書情報館にある小松左京全集の中に収まっていますよ。
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あいよっこは「南朝・後南朝」を巡っているため、関心があり読みましたが、こんな伝説にまで興味を持つ小松さんに驚きました。京大の学生時代は左翼活動をしていたそうですが、天皇の伝説にどうしてまた関心を? おそらく右とか左とかではなく、純粋に好奇心が旺盛だったということでしょうね。(ちなみにあいよっこも右・左なし)
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小松さんの著作の基盤にあるのは「文明や技術への警鐘」ですが、小説のなかにある今回の災害をほうふつさせるシーンは、まるで予告のようだとも言われます。
写真:丹生川上神社の東の滝(ヒンガシノタキ)<o:p></o:p>
ドレスを着た女性が踊っているよう!?<o:p></o:p>
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戦後の復興期から現在に至るまで「日本は資源が乏しいので科学立国をめざし、モノつくり・高い技術力で外国と勝負すべし」という大きな掛け声がかかりました。それはもちろん「Japan as No.1!」といわれるまでに発展した大きな要素に違いありませんが、反面「科学万能・科学万歳」を叫び過ぎた弊害が、どうやら明らかになってきているとも思えます。
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たとえば原発は「原子力の平和利用で夢のエネルギー」「将来の日本には不可欠」とされ、原子力エネルギーの推進そのものが、科学立国の象徴とされました。しかし唯一の被爆国にもかかわらず、原発のリスクや放射能の正しい知識などは、これまでどれほど教えられ、どれほど伝わったのか疑問です。
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自分自身を顧みても、このたびの原発事故の当初は「たいしたことはない」「きっと日本の高い技術でうまく終息するはず」と思っていました。
★☆★次回に続く☆★☆
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写真:<st1:MSNCTYST w:st="on" AddressList="29:東吉野村;" Address="東吉野村">東吉野村</st1:MSNCTYST> 放し飼いのカモさんたちが道路の真ん中でお遊び。<o:p></o:p>
後ろから来た近所の人が「出たらあかんやろ~」と中に追っていました。<o:p></o:p>
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