あいよっこの旅ログ:::Part2:::

「女性のひとり旅は冒険の始まり!」

小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの? ⑥

2016-05-23 13:47:48 | 小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの

           写真は2016/4/5~8「2016春 桜めぐり:南信州、彦根城など」

           今回の撮影日は4/8 岐阜~滋賀

           国宝「彦根城天守閣」とソメイヨシノ、伝統的マッチング

 

 

  今回の疑惑は、「STAP論文がネイチャー誌に掲載される」という会見のニュース報道からわずか10日後にネットを通じて出されました。一連の「論文データに対する解析結果・ねつ造疑惑」は(匿名による)「ネット査読の威力」とも呼ばれているようです。

 

  「なぜネットで掲載前の論文が読めるのかな?」と疑問に思いましたが、どうやら「ネイチャー論文の補足としてSTAP細胞の遺伝子データをアップロードする必要がある」らしいです。(でも普通の人が読めるの?)それにしても次から次と疑義が出て、展開が速かったですね。

 

  手記「あの日」の後半は同じ理研に所属する「Kahoさんの告発」を書いています。この男性は遠藤高穂(たかほ)氏(同上級職員)で、ブログ「Kahoの日記」ではかなり以前から疑問を呈されていたようす。いわば内部告発といえるのでしょうか?

 

  ブログは2014/12/27の更新を最後に終わっています。最終日の内容では「個人的意見」と前置きして、「調査報告書による残存サンプルの解析結果が膨大・詳細であること」「一方で誰が事実と異なる証言をしたのかは避けている」「取得したデータのうち内容を伏せている部分がある」「論文と証言が明らかに矛盾することに触れていない」「化学的な証拠が不十分な点も散見される」と書いてあります。

 

  また2014/3/11ブログでは「今回私が投稿した内容は、神戸でNGS解析を担当した研究者を批判するものでは全くありません。アップロードされたデータや解析内容から伺えることは、彼らは言われたデータをただとって、言われたように解析したのだろうということです。

 

  外部に対してはプロジェクトの一員としてある程度の責任はあると思いますが、内部的には被害者という側面もあると思っています。恐らくサンプルの細胞名すら聞かされていなかったのではないでしょうか。本当に彼らが不正な論文に加担しようとしていたのだとしたら、アップロードするデータをいくらでも加工出来たはずですが、ごく正直に、きれいなデータ(このおかげでかなり助かりました)を提供したというのが生データを見た私の印象です」とも述べられていてとても共感できました。

 

  最初のニュースを見たときみなさまはどう感じましたか? 小保方さんの可愛らしくておしゃれな外観、素直で純粋無垢な雰囲気・・・、あいよっこの印象は正直「こんなアカデミック世界でもビギナーズラックってあるんだなあ!」というものでした。

 

  だけど報道を見るたび、実験ノートなどが提出されるたびに「本当にこの人が実験したのかな?どのくらいかかわったのかな?」と思えてきたことも事実です。言い訳にしても、実際に行ったからこそ存在するもっと具体的で整合的なことがあるでしょうに?」

        ***続く***(最初は2~3回で終わるつもりだったのに・・・)

 

               岐阜県「墨俣一夜城址公園」の桜も満開

               桜と菜の花ってグッドマッチングだね~

            彦根城で撮影していると「赤い屋形船がキタ~!」

      さらにグッドマッチングぅ~!

              これは内堀を巡る「井伊家ゆかりの御好屋形船」だそう。

           内堀にはつがいの白鳥さんもいたよ。 

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小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの? ⑤

2016-05-14 11:56:06 | 小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの

        写真撮影日は2年前の2014/4/10「桜守の旅:桜案内人と行く南信州名桜物語」 

      (南信州観光公社)です。 写真上:もやがかかった下伊那郡地域

 

 学術論文は普通の人には理解が難しいですが、それをわかりやすく説明するのが「手記」の目的だと期待していました。ですが「あの日」では最初から細胞生物学の専門的言語や実験・解析などの難しい記述が続き、読み進めるのが大変です。

 

 結局のところ理研調査委員会から「STAP論文データのねつ造・改ざん、ES細胞の混入」という終息宣言が出されたわけで、手記においてさらなるミスは絶対に許されず、慎重に書いているのかもしれません。

 

 ところが「若山教授への疑惑」が持ち上がるあたりから文章がスムーズに流れ始め、被害者の立場となったご自分の表現はとても饒舌でなめらかです。最後の「滂沱の涙(ぼうだのなみだ)」には「どうか小保方さんの大好きな研究や実験を続けさせてあげて~!」とあいよっこもお祈りしていました。

 

 つまり他人やメディアなどを攻撃する部分ではとっても能弁なのですね~。ううむこの人は科学者というより、どちらかというと感情・心情の表現には筆力を発揮する作家みたいだなあ。

 

 だけど一息ついて考えると「あの日はいつ?」という結論はもちろんありません。また「テラトーマ形成が3胚葉由来すべての組織で形成されたのか?」、これはつまり、「自分責任の領域でTCR再構成(T細胞受容体で起こる遺伝子再構成)はきちんと存在したのか」(※あいよっこ注です。ややこしい)、さらに「STAP論文は誰がどの部分を担当したのか」、「自分の保管庫にあったES細胞に関してどんな認識だったのか」、などの肝心なことはあいまいです。 

 

 文中で最も重要なところは若山教授など実名で登場する研究者の部分です。確かに彼が「細胞の由来が詳細にわかる『次世代シーケンサーによる解析は行わないよう』と指示を出した」(※つまりES細胞が使われていることを隠すため?:あいよっこ注)とか「キメラマウス作成実験に決して立ち会わせてくれなかった」などからは不信感や疑義を持つのはわかります。

 

 だけど問題発覚後に「(小保方さんの)名前を記した保冷ボックスから若山先生がサンプルを抜き取って持ち帰った。重要なサンプルだったが、どれが無くなったのかわからない」「私のほうはすべて先生に話し、任せていた」と書いていてびっくりです! 実験では最も大事なサンプルやデータ、その保管・管理のずさんさと「人まかせ」を堂々と書くなんて・・・。 

 

 もしネイチャー誌に掲載されたらもちろん若山先生も名誉なり、さらなる研究費(?)なりを獲得できるのでしょうが、反対にもし「自分がES細胞を使った」と明らかになれば研究者としてはおしまいです。それほどのリスクを冒してまで首謀者となるのかな?とも思ってしまいます。

 

 手記では「若山先生を(ES細胞を混入させた)犯人呼ばわり」していますが、少しでも事実と異なるのであれば「名誉棄損で告発」などもありうるわけで、「相応の細心チェックと根回し的なこと」がなされているのでしょうか? 

 

 それにしても若山教授はなぜ反論されないのでしょうか?不思議といえば不思議です。これから?

             ***続く***

 

        下伊那郡の民家で育つ名桜(詳細わからず、すみません)

 

         下伊那郡 の良い雰囲気のお寺

      麻績の里(おみのさと)舞台桜付近の 由緒ある石垣

          麻績の里(おみのさと)舞台桜の下で

          舞台桜は珍種花びらが5~10枚ありボリューム感がある

          ちなみにツアーの「桜守り」はこれを発見した人です

          石塚の桜 古墳のうえにあり、姿が美しい

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小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの? ④

2016-05-08 18:11:22 | 小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの

 

 今回の旅「2016春 桜めぐり:南信州、彦根城など」では、4/7に「桜守の旅:桜案内人と行く南信州名桜物語」(南信州観光公社)に参加しました。がっ、あいにくの強い雨で「桜は最高、なのに天気は最悪」 結局撮影はギブアップ!

 そこで「2年前撮影した写真があるはず」と2014年同ツアーで撮った未アップ写真を載せます。南信州には特にしだれ系名桜が多いです~。

 写真上:杵原(きねはら)学校のシダレザクラ 映画のロケも多い

                         

 手記「あの日」の読後1ヵ月が経過し、図書館に返却しすでに手元にもないので読み返しができないこともあり、かなり個人的な意見であり、空想・妄想入ってま~す! 

 ところでどうも不思議でよくわからない、結局どうなのか納得できない、あるいは見ているこちらが恥ずかしいといった事件が近年多くないですか?

 

 思い起こせば2012/10/11に、読売新聞のトップ記事「iPS細胞で心筋治療」で始まった、森口尚史氏による「iPS細胞のニセ臨床治療」あたりからかな。その後論文ミス、詐欺・詐称、国や地方自治体の政治家のお騒がせ、ゴーストミユージシャン…などの事件がでるわでるわ・・・。

 

 そういえば森口氏も「ハーバード大学客員講師」の肩書ゆえに日本のメディアも簡単に信用したのでしょう。同大学が出した声明では、実際には大学傘下の「マサチューセッツ総合病院で1999~2000年に客員フェローとして在籍した」にとどまり、「その後病院や関連するハーバード大学とは関係がない」ということです。

 

 彼のことばのなまりがちょっと気になってWikiを見ると「奈良出身」で高校は近所のN高校となっていたので「え~、そうなの?」と関心を持ちました。現在では出身高校部分はなぜだか削除されています。

 

 正直N高校の偏差値は普通で、どちらかというと文系の高校です。また新設高校でもあり、どうやら彼の卒業時には存在しないと思われました。ま、Wikiをすべて信頼しているわけではないですが、やや不自然で、いったいどこまで本当なのかな? こんな疑問や違和感が当初からありました。

 

 またメディアに囲まれてもみくちゃにされながら「ハシゴをはずされた」と苦しそうに言ったことばが記憶に残っています。ううむ、「あの日」にも「仕組まれた」とか「ハシゴをはずされた」ということばがありましたね。それにしても多額の研究費や補助金問題はその後どうなったのでしょう? 「芸能タレントとして活動する噂」もあり驚きましたが、罪に問われることはないのでしょうか?

 

 小保方さんのNature論文問題では、どうしてもこの事件を思い出します。そのためか「あの日」を読んでいてもいろいろな疑問や「それおかしいんとちゃう?」とつっこみを入れたくなってしまいます。

 

 そもそも「あの日」は実際に小保方さん自身が書いたの~? 手記の最後にあるような「強いよくうつ状態と思考力・記憶力低下」といった不安定な心身状態で、思い出すのも辛いことがらをこんなに短期間で書けるものなの? まあ、強く伝えたい気持ちがあればあるいはできるかもしれませんし、相当強力な編集者等の協力で可能かもしれませんが・・・。

      ***続く***

          増泉寺の天蓋シダレザクラ

    

           黄梅院(おうばいいん)のシダレザクラ

           ベニヒガン系の古木で樹齢約400年

       写真上下:専照寺のシダレザクラ  飯田市の大火時奇跡的に残った

 写真上下:長姫のエドヒガン(安富桜)1672年に植栽されたという樹齢450年

 

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小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの? ③

2016-05-01 16:16:22 | 小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの

         写真は2016/4/5~8「2016春 桜めぐり:南信州、彦根城など」

         今回の撮影日は4/6     分杭峠→飯田市に向かう途中で

 

 先日、女ともだち3人でランチしていたとき、小保方晴子さんの手記「あの日」の話題になりました。 私「・・・結局のところ笹井氏(元理研副センター長・当時の上司)はなんで自殺されたのかはよくわからないよね?」 実は知りたかったことのひとつでしたが、彼に関してはごく短く、抽象的に表現されているだけです。

 

 すると友人のひとりは「やっぱ恋愛関係があったから、責任も強く感じたんじゃないの」と一時週刊誌が報道したように「不適切な関係があったから」と主張しました。そういえば後で流れていた「Nature誌掲載が決まった記者会見時の映像」では、笹井氏がとっても心配気に小保方さんを見ているなあ、と思ったものでしたが・・・。

 

 そしてもうひとりは「そんなとき男と女の違いがでるよね。男って世間の目とか社会の圧力なんかに意外と弱いところあるから」と言います。なんでもかなり以前、近所の学校で職員がある事件を起こし、校長先生に直接的責任はなかったものの記者会見の前日に自殺(首吊り)されたとのこと。しかも退職を目前にした時期だったので「女だったら少しがまんして退職金を貰った後で考えるでしょう?」などと現実的な話をしました。

 

 おおっと、話がちょっとそれてしまいました。

 それはともかく、ネット情報では笹井氏の自殺に関しては未だに疑問も多くあるようです。小保方さんへの遺書には「あなたは悪くない(or あなたのせいではない)。必ずSTAP細胞を再現してください」といった内容が報道されました。

 

 笹井氏はこうした事態の原因が誰のせいだと言いたかったのでしょう? 小保方さんが手記で主張しているように共同研究者の若山教授ってこと?それともほかの誰か? あるいは自分自身? 

 

 いずれにしても遺書からはSTAP細胞の存在を疑っていなかったと思えますが・・・? だけど実際にはNature誌掲載予定だった「STAP論文」も彼の執筆ではないか、という指摘もあるようです。

 

 手記を読んでいても小保方さんの素直さとか思いの強さは伝わってくるのですが、一方で「若山研にいたと頃に書いた投稿論文はすべて若山先生に執筆指導を受けた」「○○さんから助言される、教えてもらう」「自分だけ胚操作を教えてもらえない」・・・といった依頼的・依存的なことばが多いです。

 

 日本では最高峰の理研という研究組織に属した、独り立ちした研究者なのです。単に丁寧に実験や解析をするだけでなく、自分で仮説・方針を立て、自ら工夫した方法を志向するものだと思っていました。

      *** 続く ***

    高遠城址公園「タカトオコヒガンザクラ」はソメイヨシノより

    ピンク~

 

     おおっ、ここでも飛行機雲が二本、青い空とピンク桜にくっきり

          分杭峠→飯田市に向かう途中で

          桜の大樹の下でひっそりと眠る、いいなあ。

    分杭峠より北方を見ると まっすぐな長い谷が続く

    この「中央構造線」の断層は 愛知県→四国→九州 と続き

    今回の熊本・大分大震災を起こしました

    磁気が相殺される「ゼロ磁場(気場)」が発見されて20周年

    磁石を持っていくべきでした~~!

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小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの? ②

2016-04-22 23:36:38 | 小保方晴子さんの『あの日』はいつだったの

         写真は2016/4/5~8「2016春 桜めぐり:南信州、彦根城など」

         今回の撮影日は4/6     すべて高遠城址公園

 

     同書によると、細胞の多機能性を示す、つまり「幹細胞」であることを示すには次の3点を証明する必要があります。

①    培養系での分化培養実験で 外胚葉系・中胚葉系・内胚葉系という三胚葉系細胞に分化可能であること

②    免疫不全マウスの生体内への移植で自発的な三胚葉由来すべての組織形成(テラトーマ形成)が観察されること

③    キメラマウス(でた~!有名になったね)の作成が可能であること

 

  小保方さんは①の実験においてスフェア細胞に含まれる遺伝子の「Oct4陽性細胞」、その中のミトコンドリアを実験に使い、量が少なくかなり不安定ながら成功しました。そのときPHを5.7~5.8の酸性に調整することで発現を見たのです。「酸に漬けるという簡単な方法で若返りも可能」ってこのことだったのね?

 

  さらに②に関しては、ルイスラットの口腔粘膜上皮を同じラットの背中に自家移植し、難しいと言われたこの実験に成功しました。「その他の部位にも移植・観察した」と書いていますが「・・・三胚葉由来すべての組織形成」に成功したのかの詳細はないようです。

 

  さて問題は③のキメラマウス製作ですが、自分自身では不可能です。そこでES細胞でのキメラマウス製作に成功し当時理研での上司だった若山照彦教授に依頼します。これがその後、本文中では大問題となってくるのです。

 

   キメラマウス作成過程では全く立ち会うことができなかったので、「培養を見せてください。手伝わせてください。私にもキメラマウス製作するための『胚操作』を教えてください」とお願いしても「教えたら自分が必要でなくなるから」と拒否されました。この部分はなんども報道されました。

 

   後半以降は若山教授のキメラマウス製作方法や行動などを説明し、「教授によるES細胞混入」を疑う内容となっています。確かに同書を読む限り疑義を持たれても仕方ないようですが、やはり両方の意見を聞くことが必要です。

 

  「ネイチャー誌への掲載が決まった」という報道後、ネット査読はわずか10日後に「論文の画像取り違え、データ不足」などを告発します。それと同時に小保方さんや周囲の関係者にメディア攻勢が始まったのはご承知のとおりです。最終部分では激しいメディアスクラムにより小保方さんが不安や恐怖で心がズタズタになり、疲労困憊するようすが描かれています。

 

   最後に「博士号まで世間の風潮に従うように剥奪され、大好きな研究や実験を行うこともできなくなった」と涙にくれてしまいます。ここまで読み進めると「いったいなぜ彼女はここまで痛めつけられなければならないのだろう」と怒りさえ覚えてきたのです。がっ・・・・。

                         *** 続く ***

        それぞれの姿・形・彩どりを競う花たち

         むせかえるようなピンクの桜に包まれて・・・。

     「天下第一の桜」と称される「タカトオコヒガンザクラ」

      白く雪をかぶった中央アルプスの背景がすばらしい!

       こちらの背景は南アルプスです。

         ボランティアでおそうじをしている高校生たち

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