珈琲の木は雨が好き

炭火焙煎珈琲のお店で起こるお客さんとのエピソード

踏切

2011年06月24日 23時25分08秒 | Weblog
踏切に差し掛かった時
警報が鳴って遮断機が下りはじめた
無理に渡らなくっていいやと思って立ち止まる
しばらくすると電車が近づいて来てる
ふと踏切の向こうを見ると待っている人影のなかに君が
にこっと笑って周りの人に気付かれない様に
右手を胸の前で小さく2~3度振っていた
その直後警報器のカンカンカンって言う音を
かき消すほどの強烈な風と共に電車が通り過ぎた
遮断機が上がるのももどかしく
前を見た時には君の姿はそこには無かった
踏切を渡るのを忘れて君の姿を探したけれど
底には君の影は消えていた
あれは幻だったのかな~
会いたい気持ちが見せた夢だったのかな~。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。