DREAM

幽白蔵馬受とかアイマスとか他ゲームとかたまに猫な妄想ブログです

突発SSS 鬼が怒る。

2017-12-03 09:40:31 | オールキャラ 黄泉×蔵前提

「巫山戯るな!」

聞こえてきた怒号に妖駄は耳を疑った。

今のは黄泉様の声か?!と。

本日は人間界では休日であるから癌陀羅自治区暫定王妃で

ある所の蔵馬もこちらに来ていて(先週は黄泉が人間界へ

足を伸ばした)王子と三人保険会社のCMの様な家族団欒を

繰り広げていたはず、なのに。

等と考えている間も王の妖気は爆発的に膨れ上がる。

一体何があった?

王子が王の秘蔵の王妃コレクションを持ち出したか?

それとも王妃あてに届いた貢物にまた

『あんなオッサンやめてもっと若くて格好いいアイドルとかと

付き合って下さい!』なんてメッセージが忍ばせてあったか?

妖駄は急ぎ最上階の自治区総長のプライベートスペースに向う。

エレベーターが一つ階を上がる度に感じるプレッシャーは相当だ。

(妖駄は大して強くもないが黄泉との付き合いは長い分此の手の

出来事には耐性がある。)

「あ、よーだ。」

開けた扉のすぐそばには王子が居た。

薄い灰色の『だっふるこーと』を着て帽子を被っているあたり

人間界に出掛けるつもりだったのだろう。

廊下の奥からは王を宥める王妃の声もする。

しかし王の怒りは止まらないらしい。

「おでかけしよーとしたらさあ。」

王子ー修羅は妖駄を手招き小声で言った。

「躯から電話きたんだ。」

「はあ、なんと?」

修羅に合わせて妖駄も自然小声になる。

「肉、買ってって。」

「・・・は?」

「ことしのクリスマスの用意は百足がやるって決まっただろ?

毎年うちばっかお金も会場の用意もやるのはおかしいって

蔵馬が言って。」

はあ、そうでしたな、と妖駄は頷いた。

「だから肉買ってって。」

「はあ?」

「やりたくもないクリスマスの用意をやるオレに

プレゼントで肉くらい買っても良いだろ、寧ろ買えよって。」

 

それは、なんと。

図々しい。

「国産ブランド牛特A5ランク30キロ詰め合わせだと!!??

いい加減にしろ!」

『なんだよ、それくらい安いモンだろ。

会場の設備に色々掛かってモノ入りなんだし。』

「百歩譲って買うとしたらそれは皆で食うのか?!」

『な訳ないだろ。

頑張ったオレへのご褒美だよ、ご褒美。』

「なんでオレがお前にご褒美なんざやらなきゃならん!」

『お前父親だろ、サンタクロースって事で。』

「その屁理屈を貴様に吹き込んだのは浦飯だな!!」

 

はあ〜と修羅はため息を吐いた。

「あれじゃ、お出かけいけないかなあ。」

「蔵馬殿は何と?」

「棗に電話してる。棗に躯の相手してやってって。」

「飛影殿でなく?」

「飛影は蔵馬んちでボクたち来るのまってるよ。」

修羅は背伸びして妖駄に耳打ちした。

ー躯のクリスマスプレゼント買うから付き合って欲しいみたい。

ほう、それはそれは。と妖駄は笑った。

「でもさあ、お肉買ってあげたほうが躯喜びそうだよね。」

 

 

〜JーWORLD の帰りの電車で浮かんだ話。

でもブランド牛とかって美味いけど脂に負けるのでニ、三切れが

限界の私はアラフォーです。赤身とかのが良くないすか。

あと塊肉は顎と歯茎が疲れて量食べれないわー・・・とか書いていて

思いましたが躯姉さん妖怪なんで大丈夫でしょ。

飛影さんが躯姉さんにクリスマスプレゼントですって(笑)

何買うんでしょうね(書いたはいいがノープランです。)?

あ、黄泉様は蔵馬さんにはお正月貸し切り温泉旅行がプレゼントです。

勿論修羅付きですが。いいなあ!温泉旅行!私も行きたい!



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