ここすけ日誌

のんびりゆっくりのここすけのぐだぐだの日常ブログです。今はぬいさんたちに日々癒されています。

『村医』やっと読了

2019-05-19 10:35:33 | インポート
去年の3月に購入したのに、去年は資格試験の勉強とかがあって後回しになっていた永井隆さんの『村医』、ようやく読み終わりました。明治時代の無医村で開業した、作家の両親の実話で、物資の不足や環境の厳しさ等の物理的な難しさだけではなく、村の閉鎖的な文化のために、なかなか医療が入っていかない事情が綴られていました。それでも、自分たちの代わりはいない、と、村人のために向き合い続ける両親の信念、素晴らしい・・・序盤の頼りない若夫婦が、たった1年の歳月でこんなにも頼もしい存在に成長するなんて驚きです。他の誰でもない自分たちだけが、ここで人の命を預かることで、日々、覚悟が深まっていくんだなと。村人と若夫婦を隔てているものは、つきつめると、やはり、教育の経験の違いなのかなと考えさせられました。あとは、同じく村医としての生涯を全うした医師の亡き父の生き様ですかね。

伝えるべきメッセージを備えた作品への出会いを感謝。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (takajisanta)
2019-05-19 10:42:38
面白そうですね。読んでみたいです
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Unknown (coconya)
2019-05-19 10:55:12
若いときに読みたかった一冊です。
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Unknown (Bro2)
2019-05-19 11:36:27
ママさんを思い出すね。村医も一つの元型なのかな?
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Unknown (coconya)
2019-05-19 11:56:03
> Bro2さん
次は僻地の女医さんの話を読むよ
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