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温暖化による海面上昇で島嶼や沿岸地域の水没が憂慮されていますが、海面上昇の一因となる山岳氷河の縮小で、内陸部でも深刻な影響が現れつつあります。IPCCは「2035年までにヒマラヤの氷河の80%が消失する」と予測し、氷河が融けてできた氷河湖の決壊による洪水の頻発を警告しています。23日(月)のクローズアップ現代「ヒマラヤ 氷河湖決壊の危機」では、今年5月、エベレスト山麓の決壊寸前の氷河湖イムジャ・ツォに、衛星と標高5000mの地上から観測する世界初の警報システムの構築を目指した慶応大学調査チームに同行取材した現地の状況や、決壊被害の精緻なシミュレーションの模様が放送されます。長江など7つの大河の源流としてアジアの水がめの役割を果たしているヒマラヤの山岳氷河の消失が、水資源欠乏により下流のアジアの人々の暮らしに及ぼす重大な危機についても合わせて考えます。
24日(火)のクローズアップ現代のテーマは、排出量される二酸化炭素の回収と地下封じ込めです。工場などから出る二酸化炭素を回収し、地中に封じ込めの実証実験が各地の製鉄所や発電所、そして新潟のガス田で進められています。回収と封じ込めには、当然エネルギーとコストが必要であり、埋めた二酸化炭素が漏出しないかなど安全性の議論も起っています。番組では二酸化炭素削減の最新技術と課題を探ります。
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