COCCOLITH EARTH WATCH REPORT

限りある地球に住む一地球市民として、微力ながら持続可能な世界実現に向けて情報や意見の発信を試みています。

ニコルさんが語った日本の「心」

2007-01-31 23:22:59 | Weblog
1月28日(日)にNHK総合テレビで放送された、日本をこよなく愛する英国出身の作家・C.W.ニコルさんが日本の“心”を求めて辿った熊野古道の旅の番組は、世界遺産・熊の古道の自然と文化遺産の素晴しさに加えて、イスラム教もキリスト教も受容れてしまう、神道の比類なき寛容さが印象に残りました。今永田町界隈で聞こえる美しい国とか、愛国心とかとは全く別次元の響きがありました。元の番組は昨年末に国際放送・NHK . . . 本文を読む
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映画「不都合な真実」いよいよ一般公開

2007-01-27 20:08:15 | Weblog
地球環境問題に警鐘を鳴らして、講演行脚を続けているゴア元副大統領の活動を描いた映画が、1月27日から公開上映される。コンピューターの気候モデルの未来予測を先取りするような気象異変を実感するこの頃であるが、ゴア氏のように注目度の高い人物が、日本の政治家や企業関係者には滅多に見られない真摯な姿勢で、警鐘を鳴らしてくれるのは心強いことだ。ゴア氏の足元にも及ばないが、筆者も某大学での講義やブログ上で情報発 . . . 本文を読む
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勤労学生さん達は頑張っている

2007-01-24 23:23:25 | Weblog
今年度某大学二部での講義が終わった。二部とは夕方6時から開講する、昔で言う夜学である。聴講生の多くが昼間働いてから学びに来る勤労学生である。一部(昼間部)での様々な講義経験を綴った小冊子を読んで貰ったことが、学生達との意思の疎通に役立った。ここで取り上げるのは出席調査である。大雑把に言って、9時に開講する私の講義で9時半までに出席者の半数強しか入室しておらず、10時を過ぎてから入室する学生が1割以 . . . 本文を読む
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「ニジェール 飢餓の構図」視聴後記

2007-01-17 01:11:10 | Weblog
2005年にニジェールは干ばつとバッタの大量発生などで飢餓に見舞われました。地球ドラマチックという番組で、その前年にモーリタニアで起こったバッタ大発生の恐るべき状況を見ていたので、今回の番組でもバッタ被害が取り上げられると予想していたのがまったくの外れでした。番組は飢餓を人災として取り上げ、国境なき医師団(MSF)の子供たちへの緊急栄養治療活動を柱に、ニジェール政府・国際機関・援助団体の動きや、ニ . . . 本文を読む
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「アマゾン 大豆が先住民を追いつめる」視聴後記

2007-01-14 13:05:04 | Weblog
 昨年5月、NHKスペシャル「アマゾンの攻防~熱帯雨林が大豆畑に変わる」が放送されました。アマゾンの熱帯雨林を伐採して栽培される大豆を求めて、アメリカの大手穀物会社(メジャー)、日本の総合貿易商社、中国の国営企業が熾烈な争いを展開している内容でした。背景には、以前は僅かながら大豆輸出国だった中国が、食生活の変化によって、一大輸入国に変貌したことにあります(図参照)。中国の輸入量増加と呼応して、ブラ . . . 本文を読む
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「アメリカを変えた2日間」視聴記

2007-01-06 15:52:43 | Weblog
 ベトナム戦争終結30年の節目で制作されたドキュメンタリー番組が、1月2日に放送されました。アメリカの世論が1967年10月17、18日の両日にまったく異なる場所で起きた二つの事件が、ベトナム戦争支持一辺倒から、反戦へと風向きを変えるきっかけとなったという構成でした。当時、ベトナム戦線の軍人は、アメリカ国民として責任を果たそうと戦っていましたが、軍上層部の愚かな作戦で2個中隊が壊滅的被害を受けまし . . . 本文を読む
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