『ガチ☆ボーイ』

上映最終日の２８日にようやく見ました。

☆☆☆☆★

ＲＯＢＯＴ製作なのにほっとんどＣＧとかないまさにガチンコ映画。「タイヨウのうた」の小泉徳宏監督作品。この監督を生で見た時は大学生にしか見えないような人だったのにこんなしっかりした作品が撮れるんですね。監督になりたいという強い意志を持ちＲＯＢＯＴに入社したという彼はまだ弱冠２７歳！

主演の佐藤隆太も２７歳で監督と同い年。その他のキャストは何かと話題のサエコ、今年更なるブレイクが予想される向井理、そしてリングアナ役の宮川大輔と父親役の泉谷しげる。妹役の中里依紗も注目株。

これだけのメンツでもやはりテーマが学生プロレスという女性が敬遠するジャンルのためか動員は予想をはるかに下回ってしまっている。お客さんは何を基準に映画鑑賞を選定しているのだろうか？非常に氣になるところ。やっぱＴＶスポットや雑誌掲載率？賞絡み？話題性？

一時期のようにおすぎが誉めてたからとか、スマステで吾郎ちゃんがゆーてたから客数が増えるというわけでもないみたいだし。東宝でフジテレビ製作なら必ず大ヒットってわけでもなくなってきている。

ある事故が原因で新しいことが覚えられない五十嵐（佐藤隆太）は一度寝てしまうと事故以降の全てのことを忘れてしまう。常に全てのことをメモに取り写真を撮り朝起きたら日記を読むという生活を繰り返す五十嵐。彼は学生プロレスを通じて、体の筋肉痛やあざを見て自分が生きていることを実感する。

そんなツライ生活を送っている五十嵐だが、明るく生きる姿と妹の支え、そして父親との関係・・・ベタだけどかなり感動しました。泉谷のおっさんええ演技してたなあ。あと向井理はかなりかっこええですね～