くろさん亭、おかわり

往診という選択

ちょっとだけロッシーさんの闘病について残しますね。

病名(扁平上皮癌)が判明して、かかりつけの動物病院の先生に

”手術をしても、予後は1~3カ月”

と言われ、あまり強くは手術を勧められませんでした。

腫瘍のできた場所が上顎だったからでしょう。

積極的な治療はしなくても、痛みだけはどうにかしたいというのが

わたしたち夫婦の考えでした。

でも、素人ではなにもできない・・では、通院は?

実はロッシーさんは大の病院嫌い。

通院ストレスはかなりのものですから、早めに往診専用の獣医さんに

毎週体調のチェックと痛み止め・抗生剤をおねがいしていました。

2月からは痛み止めを経口薬からソレンシアという痛み止めの注射へ移行。


(先生からいただいた、ブーケ)

このソレンシアは、慢性関節痛のお薬なんですが、これがじんわりと効いて

一度は食欲も落ちた(←それはそうです、お口が痛いんですから食べれない)

ものの、痛み止め効果で持ち直したんです。

治療薬ではないので、腫瘍は小さくはなりませんが、QOLは間違いなく

たもてたんではないかしら?

一週間に一度の往診と、週に数回のオンライン診療。

とても心強く、私たちを支えてくれました。

(本猫は注射を嫌い、処置が終わるととっとと二階へ退避していましたが)

看護師さんは最後にとても丁寧にエンジェルケアまでしてくださいました。

ゆっくりと毛をすき、ふわふわの美しい毛皮を纏って旅立てたのです。



ブラッシングしてくださった優しい手の感触、きっとロッシーさんも

心地よく覚えているんではないかしら?



  なかやま犬猫病院㏋→ https://inuneko-vet.com/

コメント一覧

scorpion
ロッシーさんと同じ病気に罹った知人宅では手術という選択をされましたが”手術をしても、予後は1~3カ月”の言葉通りでした
痛い思いをさせて可哀想だったと聞きましたが、勿論愛猫のことを思っての選択ですものね どの選択も間違いではないでしょう

ロッシーさんには往診が最善の選択だったのでは無いかと思います 

小雪ちゃんも病院大嫌いです
往診という選択肢を教えてくださってありがとうございます
機関士@なごみ飼主
ごきげんよう。なごみの飼主機関士です。
小職は何度も飼いネコとのお別れを経験してるはずなんですが、毎回涙もろくて…
でも、ネコ属もそれは同じことのようで、縁があればどうにかして近くに戻ろうとするみたいです。というのも、これだけシャム系が減りならも、それでも縁があれば戻るのですから。

きっとこれからいろんな形でロッシーさんからアプローチがありますよ
もにもに
ロッシーさん、長い闘病にしては 
いきなりではありましたが穏やかな
旅立ちだと感じました。
それは こんな往診やオンライン
診療等、くろさん様のきめ細やかな
看病があってこそだったんですね。
良い病院、先生、スタッフさんに
お世話してもらえて ロッシーさんも
注射は嫌いでも きっと感謝して
いると思います。
犬猫の寿命は短く 猫の半生は
人間で言えばほぼ老後ですもんね。
私達が見送ることは分かっていても
辛いですね。
かといって遺して逝くのも気がかり。
猫って そういうタイミングも
分かって旅立つのかな。
ロッシーさん、今は痛みも苦しさも
無く 見守ってくれていることと
思います。
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