私が幼稚園に通っていた時のことです。
当時の幼稚園児は、まだまだ読み書きができないのが当たり前。
というわけで、自分の持ち物にはそれぞれのしるしをつけるようになっていました。
たとえば、”うさぎ”、”りんご”とか。
やはり、幼稚園児らしく可愛らしいしるしです。
私のしるしはなにかしら?
と、わくわくして待っていた私に見せられたのが”すいか”
たしかに、当時から、私の好物でした。
でもね。
隣の女の子は”いちご”
で、私は”すいか”。
なんだか、可愛くないなぁ・・なんて不満いっぱいの私。
未だに覚えているくらいですから、よっぽど不満だったんです。
後年、母に聞いたならば
「幼稚園に入る時に、好物を聞かれたから、それで決まったんじゃないかしら?」
とのこと。
なるほど。
確かに、私の好物は”すいか”
ちょっと前の私の誕生日の事。
会社の行事で遅く帰宅したら、なんと夫がすいかを買って待っててくれました!
・・・夜遅いからケーキより、すいかのほうがよい、と考えてくれたらしい。
なんと、ありがたい♪
もちろん、よ~く味わっていただきましたとも。
え?ひとりで?
いえいえ、美味しいものはわけあって食べたほうがおいしいのです。
そして。
改めて翌日、このチューハイで祝杯をあげたのでした。