くろさん亭、おかわり

小さな美大のものがたり~モディリアーニにお願い

今週も寒い週末が待っているようです。

ちなみに、うちの会社でも風邪・インフルエンザが流行り始めました。

とりあえず、手洗い・うがい、そして葛根湯で今シーズン乗り切ろうとしています。

さて。

そんな寒い夜はやっぱり、読書・・なんて言いながら、今回もまんがです。

          

モディリアーニにお願い (相澤 いくえ作)

作者の相澤 いくえさんは現役の美大生だそうで。

そんな彼女が描くまんがはすべて手描き。

デジタルは使わず、それどころかスクリーントーンさえ使わずに・・。

ひとつひとつ丁寧に描かれた絵は、最初、稚拙なように見えました。

正直、最初はその絵がいまひとつ、とさえ思っていました。

でも読み始めたら、グイグイとその世界に引き込まれていったのです。

内容は、といいますと

”東北にある、バカでも入れる小さな美大。

 山の中にあって女子がほとんどの学校である。

 壁画の千葉と、日本画の本吉と、洋画の藤本は、

 同学年の気の合う仲間。

 冬の寒さも、制作の厳しさも、学生の楽しさも、

 将来への不安も分かち合いながら、共に過ごしている。
 
 真剣に創作をしながら。”

・・解説を丸写ししました(汗)

まあ、小さな美大が舞台というのは珍しい設定です。

そして、出てくる子たちが純粋でまっすぐでおバカで・・・なぜか泣けてきたりして。

読み進めるにしたがって、この物語は、やはり手描きの絵ではなくては語れないものだと確信してきました。

「不安はね、たった一本の丁寧な線で倒せるんだよ」

という、せりふが作中にありました。

この一言にノックアウトされました、完全に。

自らの制作のチカラを信じてまっすぐに未来に挑んでいく若者がまぶしすぎて。

早くも二巻の発売が楽しみ♪

コメント一覧

くろさん
みきたろうさんへ
たぶん、みきたろうさんがお好きだろうな、って思っていました。そう、手描きがすばらしいのです。一ページがほんとうに作品になっていたりして。
お話も素直で純粋で。
みきたろうさん、どんな学生さんだったんでしょう。
フレスコ画は根気のいる制作なんでしょうね、きっと。

みきたろう
おお!これは読みたい^^
ちょっと自分の短大時代を思い出しました
私が行ったところもフレスコ画を教えてくれる
先生がいて レベルがむちゃ低くて女ばかりで
田舎だったので…^^;
手書きというのはいいですね〜好感持てます
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