2008年博多座公演をスカイステージで放送していたので見ました。
ビル=霧矢大夢、サリー=羽桜しずく、ジョン卿=桐生園加、ジャッキー=龍真咲、ジェラルド=明日海りお、パーチェスター=星条海斗、マリア公爵夫人=京三紗
若いメンバー中心であることと、大劇場ほどの重圧がないからかもしれませんが、のびのびとやっているところが微笑ましい。
霧矢大夢はビルを自然体で演じています。押さえた渋い役が続いていますがもともとコメディセンスは抜群で、乗りのよさ、元気のよさ、歌唱力と演技力でビルを自分の物にしていました。
二枚目が無理して三枚目を演じているというわざとらしさがなく、全体としてあのままの人間。ポケットに手を突っ込んで若干猫背気味、にんまりほほ笑みながら、肩を揺らして歩く姿や(まるでチャツプリン?)、声量のあるだみ声、上品すぎず、ふざけすぎてもいない様子がビル像にぴったり。帽子などの小物使いも危なげない。 ただ、可愛いのはいいことなのですが、ぬいぐるみ顔というか、可愛すぎるのは困ったものです。
経験不足から舞台上で肝の座った演技ができない羽桜しずくがあれだけのびのびと演じられたのは相手が霧矢大夢だったからだと思います。きりやんには相手役を安心させて持味を引き出す力があるように思いました。
羽桜しずくは、ソロの場面で時々不安定になっていましたが、自分に近い役であればなんとかこなせるようです。可憐でかわいいことは間違いない。ベテラン霧矢大夢とフレッシュな羽桜しずくのコンビはよかったです。
ジャッキーとジェラルドは龍真咲と明日海りおの役替わり。龍真咲はおきゃんでイケイケなジャッキーをよく演じていたし、明日海りおのジェラルドも甘やかされたおぼっちゃまぶりがよかったです。
桐生園加のジョン卿、ダンディなおじさまぶりも意外に様になってました。
星条海斗のパーチェスターも好きでした。ビルの長たらしい本名を達者な発音で紹介するところとか、ビルに英語の発音を指導するところなどはマギーの持ち味(特技?)が生きてました。
京三紗のマリア公爵夫人はビルやジョン卿とのやりとりの中で感情的なゆれ動きをしっかりと演じていて、花組公演とはまた違った感じでした。
間違いのない演目で、役者が違うと色が変わっておもしろい。今まで観た中でも案外上位にランクインする理由は、演技派霧矢大夢の自然な演技と確かな歌唱力、全体の一体感でしょうか。
ビル=霧矢大夢、サリー=羽桜しずく、ジョン卿=桐生園加、ジャッキー=龍真咲、ジェラルド=明日海りお、パーチェスター=星条海斗、マリア公爵夫人=京三紗
若いメンバー中心であることと、大劇場ほどの重圧がないからかもしれませんが、のびのびとやっているところが微笑ましい。
霧矢大夢はビルを自然体で演じています。押さえた渋い役が続いていますがもともとコメディセンスは抜群で、乗りのよさ、元気のよさ、歌唱力と演技力でビルを自分の物にしていました。
二枚目が無理して三枚目を演じているというわざとらしさがなく、全体としてあのままの人間。ポケットに手を突っ込んで若干猫背気味、にんまりほほ笑みながら、肩を揺らして歩く姿や(まるでチャツプリン?)、声量のあるだみ声、上品すぎず、ふざけすぎてもいない様子がビル像にぴったり。帽子などの小物使いも危なげない。 ただ、可愛いのはいいことなのですが、ぬいぐるみ顔というか、可愛すぎるのは困ったものです。
経験不足から舞台上で肝の座った演技ができない羽桜しずくがあれだけのびのびと演じられたのは相手が霧矢大夢だったからだと思います。きりやんには相手役を安心させて持味を引き出す力があるように思いました。
羽桜しずくは、ソロの場面で時々不安定になっていましたが、自分に近い役であればなんとかこなせるようです。可憐でかわいいことは間違いない。ベテラン霧矢大夢とフレッシュな羽桜しずくのコンビはよかったです。
ジャッキーとジェラルドは龍真咲と明日海りおの役替わり。龍真咲はおきゃんでイケイケなジャッキーをよく演じていたし、明日海りおのジェラルドも甘やかされたおぼっちゃまぶりがよかったです。
桐生園加のジョン卿、ダンディなおじさまぶりも意外に様になってました。
星条海斗のパーチェスターも好きでした。ビルの長たらしい本名を達者な発音で紹介するところとか、ビルに英語の発音を指導するところなどはマギーの持ち味(特技?)が生きてました。
京三紗のマリア公爵夫人はビルやジョン卿とのやりとりの中で感情的なゆれ動きをしっかりと演じていて、花組公演とはまた違った感じでした。
間違いのない演目で、役者が違うと色が変わっておもしろい。今まで観た中でも案外上位にランクインする理由は、演技派霧矢大夢の自然な演技と確かな歌唱力、全体の一体感でしょうか。