しーさるの鉄日記

JRグループ春改正概要(中国・四国)


JR西日本、広島支社・岡山支社・米子支社の春改正概要は以下の通り。

●可部線の可部~河戸帆待川~あき亀山間を延伸開業させ、広島行49本、あき亀山行50本を運転する。
●山陽本線の西条~八本松間に寺家駅を開設して、普通列車を停車させる。(広島方面平日71本、土休日67本、西条方面平日75本、土休日70本)

●土休日ダイヤの芸備線において、快速『みよしライナー』2往復を増発する。(広島発1705、1905、三次発855、1213)それに伴い、広島発17時台、19時台の普通狩留家行を三次まで延長し、快速通過駅をフォローする。広島発2000の快速三次行については、普通に格下げのうえ、7分繰下げ、後続の三次行は下深川から先を部分廃止する。また、下深川発1158の普通広島行を増発する。なお、夕方や夜間を中心に広島~下深川間列車2.5往復と狩留家発1808の広島行を廃止、早朝1往復と夜広島行1本を下深川~狩留家間で部分廃止sる。
●平日ダイヤの芸備線において、広島着802の列車と広島発1925(現状1920)を狩留家から三次まで延長運転する。なお、狩留家2030の広島行は部分廃止、三次発1203狩留家行と狩留家1243三次行は志和口~三次間で部分廃止して、狩留家~志和口での運転とする。
●備後庄原発10時の列車を7分繰上げ、三次で快速『みよしライナー』に接続させる。

●平日夕ラッシュ時の呉線において、通勤ライナーを海田市、坂、吉浦に停車させたうえで快速『安芸路ライナー』に変更する。そのうえで快速を増発して、広島発呉方面は15~16時台は00、30:快速、10、40:普通、17~19時台前半はそれに坂行の普通を加えて、矢野、坂へは10分ヘッドとさせ、快速運転時間帯も広島発21時半まで拡大する。なお、17~20時台の快速については、安浦、竹原方面へ直通させ、普通の直通を取り止める。また、朝時間帯についても広で運転系統を分断する。これらの整理に伴い、夜間時間帯の広~安浦間列車を1往復廃止、広島~広間列車を坂~広間で部分廃止する。

●岩徳線において6時台に1往復増発する。それに伴い9時台の1往復を廃止する。また、周防高森発553の岩国行を土曜日も運休とする。
●新幹線のダイヤに合わせて、美祢線の最終を20分繰下げ、広島での滞在時間を34分拡大させる。

●夕ラッシュ時の岡山~瀬戸間列車1往復を和気まで延長させる。
●8時台に岡山~倉敷間で運転している臨時列車を定期列車として土休日も運転する。
●桃太郎線において、岡山616の備中高松行、備中高松705の岡山行を増発する。(土休日運休)
●データイムの岡山~備中高松間列車3往復のうち1往復を総社に延長、2往復を廃止して、備中高松~総社間での運転間隔を見直す。
●夕方時間帯において、糸崎~福山間1往復を廃止する。

●6時台の境港線米子行を8~9分繰上げ、鳥取方面の列車に接続させる。
●13時台の木次線備後落合行を6分繰下げ、岡山発1104の『やくも』から接続させる。


広島関係では、可部線延長の他、土休日の芸備線、平日夕方の呉線のテコ入れが行われる。

あき亀山発着列車の本数は現状の可部発着本数と一致するから、増発しない限り可部発着は全てあき亀山まで延長運転する。緑井以北の交換可能駅は梅林と可部のみ、梅林と可部間の所要時間は8分だから、データイムのあき亀山行は可部で2分停車、広島行は梅林で2分停車という形になるのだろう。そうなるとデータイムの所要時間は42分ぐらいで、最速の38分より4分遅くなる。あき亀山駅での折り返し時間は13分、新規開業区間の駅間はともに800mだから、隣の駅まで早めに歩けば折り返し列車に追いつくだろう。

一方、時家の方は『通勤ライナー』『シティライナー』が通過するとはいえ、可部線より停車本数は多い。ただ、平日の西条方面が75本と、現状の76本より減らされているのは21時台の列車本数を見直すのだろうか。広島までの所要時間は34分、『通勤ライナー』続行の白市始発には座れるのだろうか。

芸備線で土休日データイムに増発となる上り『みよしライナー』は狩留家始発の普通を変更したもの、よって狩留家、上深川、中深川は減便となる。下深川より大幅に乗降客数が少ないから仕方がないか。16~19時台は5分繰下げ、この繰下げは20分ヘッド時間帯だけで、データイムの30分ヘッド時間帯は現状維持なのだろうか。この繰下げと新幹線の所要時間短縮により、『さくら』『みずほ』から芸備線普通への接続が確保されることになった。
『みよしライナー』の広島~三次までの所要時間は1時間20分から30分、対してバスは広島駅南口から1時間半かかる上に本数が少ないけど、広島BCからだと1時間20分以下のものもあり、毎時3~4本も運転されているから勝負にならないか。土休日は広島~三次間で利便性が向上されるが、平日データイムは三次発着1往復が志和口折り返しとなり、志和口から先は2時間空きとなる。

呉線は平日夕ラッシュ時を大幅に見直し、快速はデータイム同様30分ヘッドとなり、広島駅の発車時刻は10分毎と分かりやすくなる。また、呉線快速が海田市に停車することで、向洋から呉線沿線への乗車チャンスが上がり、マツダ社員の呉方面への利便性が向上する。山陽本線普通から安芸路ライナーへの接続が良ければの話だけど。一方、15時台、16時台の通学時間帯の普通列車は削減されることになる。通学時間帯といっても、快速通過駅の近くには学校がないから、仕方ないけど。

岩徳線は通学時間帯に1往復シフト、でも新設の徳山行が5分のタッチ差で東京行の『のぞみ』に接続しないのが少し残念。通学需要を見込んだものだから仕方ないけど。駅降り的には3時間空きで厳しくなるから、錦川鉄道と絡めることも検討しなければならない。

岡山地区は、吉備線(桃太郎線)の見直しが中心、つい最近まで1時間ヘッドに岡山~備中高松間系統、岡山~総社系統が1本ずつ走っていたと思うのだけど、近距離の需要が減ったのだろうか。土休日運休を1往復増発するだけでなく、午前中に土休日のみ運転も1往復増発してほしいところ。

なお、四国については、香川地区で普通列車7本、愛媛地区で普通列車6本、宇和島1358の特急『宇和海』の松山着2分繰上げ、ごめん・なはり線の安芸~奈半利間1往復の時刻修正を行なうだけだ。ただ、松山発1652の八幡浜行は伊予市発を10分繰上げ、伊予上灘での停車時間を5分から16分に拡大させる。

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