しーさるの鉄日記

食堂車改造2題


今月24日にデビューする肥薩おれんじ鉄道のおれんじ食堂の詳細が明らかになった。1号車はカウンター席やテーブル席のある食堂車で、乗車券込のパックでの申込客のみ利用可、2号車はテーブル席やソファ型指定席になり、指定券1400円で利用が可能、希望すれば4500円で食事の提供ができる。
食事は沿線のレストランからデリバリー、新八代1018の1号では昼御膳、川内1403の2号では飲茶膳、新八代1714の3号では夕御膳が提供される。
停車駅は、八代、日奈久温泉、佐敷、津奈木、新水俣、水俣、出水、阿久根、川内、食事時間を確保するため普通列車よりゆっくり走り、新八代~川内間は3時間かかる。

また、JR東日本では、キハ110系3連を全席食堂車に改造した「TohokuEmotion」を今年秋以降から東北エリアに投入する。運転日は休みを中心とした年間150日、まず八戸線への投入を予定している。
3両のうち、1両はコンパートメント、1両はオープンダイニング、1両はライブキッチンスペースとし、乗客の前で料理を披露する。

ttp://www.jreast.co.jp/press/2012/20130203.pdf

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北と南で気動車が改造されて食堂車に。新幹線や特急で、供食設備どころが車内販売まで縮小しているのと対照的である。

おれんじ食堂は、食事が4500円、乗るだけでも1400円かかるという思った以上に高い設定。10年前まで同じ区間を走っていたつばめのビュッフェはこんなに高くなかったのだけど、地元のレストランから提供してもらうからだろうか。地産地消はいいのだけど、ホテルの食事と比較しても高級志向だな。七つ星を基準にしたら、安く感じるだろうけど。
食事代はいいのだけど、指定券もグリーン車並みに高いのは少し納得はいかない。内装を見る限りだと、他社で一般列車として走っている水戸岡デザインと大差ないのだけどね。
朝下り昼上り夕下りという食事時間帯に合わせている設定がユニーク。そのため、朝に出水→新八代、夜に川内→出水という長い回送が設定されている。夜の3号が出水止まりになっているのは、車検のスケジュールの兼ね合いなのだろうか。

一方、「TohokuEmotion」は、クルージングトレインのようになるのだろうか。東北のあちらこちらで設定されることを考えると。そう考えると500円の指定券だけで乗れそうだが、びゅうのパックツアーになる可能性も否定できない。貸切などされそうだけどのジョイフルトレイン的は使われ方は、平日にされるのだろうか。リリースにある休日は一般客扱いの運転日という話で。


GWに予定している駅降りのスケジュールを見ていると、新水俣~津奈木で1号を利用すれば、同区間の駅歩きが免除される。タクシー代わりと割り切れば1400円はさほど高く感じないわけだが、食べることを売りにしているこの列車を考えると気がひける。
おれんじ食堂 は明智鉄道の大正ロマンみたいに一般車両を連結して、定期列車の純増とすればいいのだけどね。
ジョイフルトレインのように設定区間がバラバラの「TohokuEmotion」はそれができなさそうだけど。

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