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しーさるの鉄日記

東武鉄道2022春ダイヤ改正(特急編)

東武鉄道の2022年ダイヤ改正、特急関係を見てみる。

まず、浅草発9時00分の『リバティけごん』『リバティ会津』は、9時30分に繰り下げ、9時30分の『けごん』を9時00分に繰り上げる。時刻を繰り下げることで、広いエリアから利用しやすくなった。会津に早く着きたければ、6時30分の『リバティけごん』『リバティ会津』を利用すればいいのだし。鬼怒川線内での速達化で新藤原発は20分繰り下げになっているが、会津田島で接続するリレー号は27分繰り下げとなっている。『リバティ会津』が9時30分発になったためか、10時00分発は『きぬ』から『けごん』に変わり、『きぬ』は14時00分までなくなった。

午後時間帯は、まず浅草発13時30分の『けごん』を土日運転から、平日を含めた毎日運転とし、『リバティけごん』として運転する。13時00分の『リバティけごん』は『けごん』で運転する。夜間は浅草発19時19分の『スカイツリーライナー』を新設する。また、浅草発19時49分発の『けごん』を19時59分に繰り下げ、同時刻には『スカイツリーライナー』を運転する。このことでせんげん台に停車する列車が19時台になかったのが、19分発、49分発の2本に、春日部に停車する列車も3本に増える。
21時19分『リバティけごん』新栃木行については、春日部から先を廃止して、『スカイツリーライナー』に変更する。このことで新栃木~新鹿沼間への、浅草からの最終が20時59分の『けごん』へ繰り上げる。その兼ね合いで、新鹿沼行の最終を10分繰り上げる。そのため、栃木での両毛線の小山方面から接続が2分と余裕がなくなる。

上りは、新栃木発6時02分の『リバティけごん』を、春日部発6時50分の『スカイツリーライナー』に短縮変更する。23分前に『けごん』(改正後は『リバティけごん』)があるから利用率が悪かったのだろうか。東武日光~新鹿沼間からの一番列車の栃木行がこの『リバティけごん』に接続していたが、改正後の一番列車は南栗橋行となり、南栗橋で準急、東武動物公園で急行と乗り継ぐ形に、北千住着は7分遅くなる。もう少し時間差がつくと思っていたけど、改正前の『リバティけごん』が遅かったのだろう。

新藤原発7時11分の『きぬ』については、東武日光発7時37分の『けごん』に変更、鬼怒川線内はほぼ同時刻に普通を運転して、この『けごん』に接続させる。次に9時57分の『けごん』を『リバティけごん』としたうえで土休日のみの運転とする。代わりに10時39分の『リバティけごん』を土休日運転から毎日運転の『けごん』として、10時42分に繰り下げる。
土休日のみ運転の鬼怒川温泉発11時44分の『リバティきぬ』を新設する。この列車は設定時期が短く、ほどなくして『スペーシアXけごん』にスジを譲っている。16分後には『リバティ会津』があるから、廃止しても支障はないのだろう。

東武日光発12時56分の『けごん』を新設する。また、鬼怒川温泉発13時10分の『きぬ』は、東武日光発13時26分の『けごん』に変更する。このことで、東武日光発特急は12時20分から14時23分までの2時間以上開いていたのが、12時17分、56分、13時26分、14時23分といった具合にある。土休日は14時00分の『きりふり』が運転されても1時間20分開いていたが、改正後は『きりふり』を14時05分の『リバティけごん』に変更、この時間帯の東武日光発特急の運転間隔は、18分~39分となる。一方、鬼怒川温泉発は12時00分から14時07分まで開く。土休日は鬼怒川温泉発12時54分のSL大樹を運転することでその分をフォローする。15時24分の『けごん』(土休日はリバティ)は、15時54分に繰り下げ、土休日のリバティ運用をやめて、平日同様SPACIA運用とする。東武日光発18時06分の最終『けごん』については18時51分に繰り下げ、先行の『リバティけごん』との間隔を23分から67分とする。鬼怒川線のスジは変えてないので、下今市での接続時間は40分ほどと拡大する。

浅草発7時30分の『きぬ』は、土休日のみ『リバティきぬ』だったが、平日も『リバティきぬ』となった。運用的に繋がる12時30分の『けごん』も同様だ。17時00分、59分の『きぬ』2本と21時59分の最終『けごん』も『リバティ』に置き換えとなる。上りは、東武日光発14時57分の『けごん』、鬼怒川温泉発6時41分の『きぬ』、鬼怒川温泉発10時10分の『きぬ』(土休日は元々リバティ)、19時29分の『きぬ』がリバティ化された。

『りょうもう』については、11時20分の『リバティりょうもう』太田行を廃止する。このことで『りょうもう』の30分間隔の時間帯が10時台までと縮小する。
夜間の『りょうもう』については、浅草発19時39分から20時39分まで、伊勢崎行、太田行、赤城行、葛生行と20分毎に運転していたのが、太田行を廃止、20時19分の赤城行を20時09分に繰り上げる。その結果、伊勢崎行、赤城行、葛生行の30分毎の運転とする。太田行、赤城行が『リバティ』だったのも伊勢崎行、葛生行に変更する。このことで『リバティ』の運用範囲が拡大となった。上もは太田発15時02分を廃止して、16時台まで1時間間隔とする。

『りょうもう』は下り10本、上り11本を『リバティりょうもう』に置き換える。
(浅草発6時48分、7時40分、11時50分、12時50分、13時50分、16時20分太、17時09分太、18時09分太、20時39分葛、21時39分太)
(館林発5時26分、太田発5時42分、葛生発9時01分、赤城発9時06分、10時00分、14時03分、15時03分、15時57分、太田発17時56分、18時54分、19時56分)

浅草発15時50分、20時19分の赤城行、赤城発8時35分、18時00分の浅草行『リバティりょうもう』は、『りょうもう』に戻す。このことで『リバティりょうもう』は下り6本、上り5本だったのを13往復体制に25往復の中の過半数を占めるようになる。

浅草発16時50分、21時09分、赤城発6時56分、19時00分の2往復を除いて、全て3両編成となる。つまり、『りょうもう』に比べて、輸送力が半減したことになる。データイムは3両で見合っているが、それ以外の時間帯だと満席になりやすい。そのため、翌2023年8月に3.5往復を6両化している。
『りょうもう』を中心に『リバティ』に置き換えるためか、2021年から500系を6編成増備している。その一方、改正の3か月後には251F、6か月後には202Fが廃車となっている。251Fは足回りも含めて1998年製造の新製車だが、60年以上前の足回りの車両より先に廃車になっている。250系にしろ、2023年末に廃車となった10080系にしろ、一編成だけの存在というのは扱いにくいのだろう。

なお、『リバティ』の鬼怒川線内優等化については、また別に触れることにする。

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