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しーさるの鉄日記

名寄から青森経由で帰宅

今日は名寄からひたすら帰ることになった。当初は智恵文へバスで行って、智北で折り返す予定だったが、北海道時刻表で智恵文駅に近いと思っていた智恵文11線バス停が駅から2.4キロも離れており、乗り換えの余裕がなくなった。そのため、一日目に天塩川温泉に寄る代わりに智北から智恵文へ歩くことにした。天塩川温泉は、去年降りたときに待合室が工事中だったので、改めて、寄ろうと思っていたが。名寄のホテルを5時過ぎにチェックアウト、40分歩いて、名寄の隣の名寄高校駅にたどり着いた。

名寄高校は稚内に向かって左片面、旭川寄りに9段の階段出口とスロープがある。階段を下りた場所に鉄筋とガラスで囲まれた簡素な待合スペースがある。狭いホームはもちろん、待合スペースにもベンチはない。高校生が溜まらないようにしたのだろうか。名寄高校までは徒歩2分、イオン名寄までは徒歩20分と名寄駅より10分近い。名寄駅近くにもコンビニはあるが、時間に余裕があるときはイオンまで散策してもいいかもしれない。
名寄高校駅は2022年に東風連駅を稚内寄りに1.5キロ移転した上で改称された駅だ。駅名の改称だけだったら再訪問の必要はないのだけど、移転だったら距離関係なく再訪問する必要がある。東風連駅を廃駅にしたうえで、名寄高校駅を新設という考え方もできるが、どっちみち、宗谷本線の駅は全駅巡ったことになった。名寄以北は、本数の少なさでそれなりに時間がかかると思ったが、廃駅が進んだため、特急停車駅と豊富以北などの去年のGWの2日間、そして今回の2日間の4日間で済んでしまい、無人駅での最長待ち時間も佐久での2時間半で済んだ。問寒別は図書館で時間を潰せたからな。

名寄高校発5時55分の旭川行に乗車、H100形の3両編成だが、ワンマンなので、客扱いは2両だけ、後ろ1両は入れないようになっていた。平日はツーマン3両での運転となるのだろう。2両目は学生が数人乗ってきたものの、祝日の早朝のせいか旭川までガラガラだ。行きとは逆に塩狩峠を越えて、南下する。旭川に着いたのは7時32分、名寄高校からの整理乗車券を新函館北斗への乗車券に変更する。駅員さんに付き添ってもらいながら、指定券券売機で購入した。予定変更で前もって買っておいた特急券とバラけたから仕方ない。ついでに、駅前のセイコーマートで買い物したが、ホットデリがないだけでなくパンも少なかった。お土産のガラナを入手できたからいいのだけど。

旭川発7時55分の特急ライラックに乗車、行きだと旭川に着いた時間だ。こちらもガラガラ、自由席は利用率が高かったのだろうか、札幌着9時20分、2番線到着だったので、新幹線の工事現場を確認することができた。動画にでも撮影すればよかったのかと。2番線ホームは工事のため幅が狭くなっていた。隣は新幹線が通るので新潟のような対面接続はできそうに見えるけど、ホーム幅的に厳しい。新幹線開業後に新幹線ホームへ行く場合も、2階の連絡通路での平面移動でなく、3階コンコースを経由することになる。札幌で改札を出ると、札幌~白石間の運賃が徴収される。改札外の券売機でないと乗り継ぐ『北斗』の指定券を受け取れないので、駅窓口にその旨を尋ねたら、改札内の精算機を案内してくれた。精算機が改札内の特急券券売機を兼ねているようだ。全席指定になったのだからホーム上にも指定券やuシートを受け取れる券売機が欲しいところだ。改札から外に出れないので、コンコースでお土産を買った後は、北広島行を撮影して過ごした。

札幌からは、9時44分発の特急『北斗』函館行となる。北広島までは先行の普通が詰まり、時速80キロ程度で走る。札幌を5分後に出た快速が北広島では3分後に迫ってくる。北広島を出ても100キロも出さず、南千歳を出てようやく100キロ以上出す感じだ。利用客はインバウンドが少しいる感じ、途中駅での流動は思ったほど多くなかった。豊浦から長万部まではトンネル続きで電波が悪くなる。札幌から新函館北斗までは、2時間半以上の移動で、行きの大宮から新函館北斗までの時間と変わらない。次回は夜の移動にして、長万部に泊まろうかと。

新函館北斗着13時19分、乗り換え時間は25分、行き付けの駅弁屋『ベントーカフェ41°ガーデン』でうにの弁当を買ったあと、駅前の『ハマナスクラブ』でお土産を買った。新函館北斗発13時44分のはやぶさは、ゴールデンウィークの一部時間限定で青函トンネルで最高速度260キロ出すタイプ、そのため普段だったら新函館北斗発13時39分のところを5分繰り下げとなっている。新青森着は14時36分と変わらないから、新函館北斗から新青森までノンストップで57分かかるところが52分となり、本州と北海道では最短時間となる。青函トンネルに14時02分40秒に入り、出たのは14時20分20秒、通過時間は17分40秒で表定速度は183キロだ。いつもだったら25分かかるから7分短いことになる。トンネルに入って1分後に加速、重力で加速しているのだろうか、竜飛海底通過後は遅く感じた。青函トンネルの勾配の兼ね合いで、札幌延伸時でも最高速度260キロで頭打ちとなる。トンネルの前後でも260キロ運転をして、ノンストップで50キロを切るのがやっとというところか。

新青森着14時36分、定期ダイヤだと、青森行は15時14分の『スーパーつがる』までないが、今日は14時54分発の臨時特急『弘前さくらまつり3号』が設定されている。『弘前さくらまつり』は4月19日から5月6日まで毎日運転、使用車両は『つがる』と同じE751系、運転区間は弘前~青森、走行距離は37.4キロ、鹿児島中央~国分間『きりしま』の33.7キロに及ばないものの、JRの特急としては短いことは確かだ。弘前方面から来た場合、15時17分の臨時『はやぶさ』に接続するが、臨時のためか乗り継ぎ客は少なかった。むしろ、新青森から青森まで利用する客の方が多かった。ホーム対面には五能線用のGV-E400系の4両が入線してきた。津軽線運用への送り込みで、青森~蟹田間、青森~弘前間では気動車運用が1往復ある。といっても、津軽線の蟹田以北の非電化区間は復旧時期未定なので、気動車の運用は無駄な感じがする。しかも、津軽線の奥内でGV-E400系同士が交換するから、ほぼ一日蟹田に留置している状況だ。

新青森と青森の間では、特急列車の自由席、つまり青森寄り2両が特急料金不要で利用が可能だ。6分の短い間だったがリクライニングシートで快適な移動ができた。新青森から青森への移動は列車も少なく、新青森で待たされるケースもある。バスがあるものの、本数はそんなに多くなく、時間がかかるので、列車を待っても同じだ。よって、新青森駅へ直接送迎するのが主流になる。一時期は青い森鉄道が新青森まで乗り入れていたけど、いつの間にかなくなったし。

青森駅にわざわざ寄ったのは、先週金曜日にオープンした駅ビルの商業施設を見るためだ。来年以降に東北へ旅行した時にでも行こうと思っていたが、旅行の行程見直しで早く立ち寄れるようになった。青森駅は2021年3月に旧駅舎とホームの間に橋上駅舎を整備、旧駅舎は通ることができなくなったので、ラピナとの間の仮設通路から出入りすることになっていた。その後、旧駅舎跡地に10階建ての駅ビルを新設、4月26日、つまり先週金曜日にホテル以外の供用が開始となった。駅ビルは10階建て、1階~3階には商業施設『&ラビナ』が入居、1階は飲食店が入居して、その中をエスカレーターから降りて来た自由通路が突っ切る。3階は東北初出店となるお店が2軒入っている。4階は、『青森市民美術展示館』と『あおもり縄文ステーション じょもじょも』が入居しているが、エスカレーターで上がることはできない。7月にはホテル「ReLabo」が入居し、4階はフロント、6階はウエルネスや温浴施設、7~10階は客室となる。西口は、3年前に訪れた時は仮囲いで囲まれていたが、去年3月に駅前広場を整備、三内丸山遺跡や棟方志功記念館へ向かうバスなどの路線バスが寄るようになった。

新青森に戻ってきたのは15時33分、予約の新幹線は17時22分なのでまだ時間がある。それより早い新幹線も満席なので、歩いて10分くらいのところにある健康ランドで汗を流した。新青森発17時22分の『はやぶさ』は大宮まで、盛岡、仙台のみに停車するタイプ、この時間帯は新青森始発の二戸まで各駅タイプがあるので、速達タイプ連続する。大宮では敦賀行に接続するという放送、函館から敦賀は陸路を使っても、空路も使っても、この北陸新幹線に乗ることになる。上野には20時26分に到着した。

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