しーさるの鉄日記

相模鉄道20000系導入


相模鉄道は東急直通用の新型車両20000系を導入することを発表した。導入車両数は1編成10両、今年12月の営業運転開始を予定しており、2022年度下期の東急直通線開業時まで順次導入する。

外装は相鉄の新カラーである『YOKOHAMA NAVYBLUE』を採用、内装はグレーを基調して時間帯で色調が変化するLED照明を採用している。一部の優先席にはユニバーサルデザインシートを導入、座面を小さくし座席を高くし立ち座りを楽にする。ベビーカー、車椅子用のフリースペースを全車両に設置、ナノイー搭載の空気清浄機を導入する。全てのドアの横には、ドアスイッチを導入、座席端部の仕切り板を大型化させる。また、ブラインドと車内の鏡を復活させる。

ドア上や通路天井に21.5インチの大画面案内表示器を設置、全車両でWi-Fiを提供する。新型素子を採用したVVVFインバータや灯りのLED化で環境にも配慮する。

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5年後の東急直通に備えての新型車両。乗り入れ専用車が5年先駆けてデビューって随分早いなと思っていたら、京急旧1000はデビューから浅草線乗り入れるまで8年かかっているし、小田急9000も千代田線乗り入れに6年かかった。
2年後に控えたJR直通車より先の発表になったけど、JR直通車は既存車で済ますのだろうか、それとも後日発表するのだろうか。予定されている運転本数を考慮すると、東急直通車よりは編成数が少なくなるから、20000より後の量産より十分間に合うのだな。20000のデビューが早過ぎるというのもあるけど。

20000系は10両編成でのデビュー、でも、このことで目黒線でなく東横線へ乗入れるのかと考えるのは時期尚早、今回は7000の置き換えだから10両で導入するのであって、東急乗り入れ時には8両編成に組み替える可能性はおおいにありうる。東急側も、湘南新宿ラインとの競合上、東横の優等を横浜から外したくないだろうし。
カラーリングは9000系リニューアル車と同じ『YOKOHAMA NAVYBLUE』、調光・調色機能付きの車内照明も9000系リニューアル車を踏襲しているが、さすがに本革のボックスシートは導入しなかった。乗り入れ先は車端ボックスシートが廃止されているくらいだからな。

他社の新車と変わりない仕様を導入しながら、ブラインドと車内の鏡という相鉄独特のものが復活、新車のニュースリリースで復活というのは初めて聞いた。相鉄では車内鏡は復活という形になるけど、新京成はN800も含めて全車導入されているのだな。鏡付の車両が東急に乗り入れるようになるのか。ドア上LEDは一画面とここ最近の新車では珍しい、デジタルサイネージの予定はないのだろうか。ドアスイッチというのも珍しいな。直近の改正で発生した朝ラッシュ時の2本待避の時とか、長くなった折り返し時間のときに車内の保温性を維持することになるけど、一編成だと車内からスイッチを押して開け閉めするのは習慣にならなさそうだ。

車両製造は既存車両と同じく日立製作所、デザイン設計は㈱PRODUCT DESIGN CENTERで相鉄9000系リニューアル車と同じ会社になる。

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