東武鉄道は、10/15、21、22に浅草から東武日光まで臨時夜行列車『日光夜行号』を運転することを発表した。
『日光夜行号』は浅草を2355に出発、北千住、新越谷、春日部に停車し、東武日光には216に到着する。東武日光では3時半頃まで車内での滞在が可能で、4時発の専用バスに接続する。使用車両は300系6両で募集人員は200名、ツアー料金は乗車駅から湯元温泉までの往復乗車券に特急券を加えたもので、浅草からだと7,500円になる。
なお、東武トラベルで『日光夜行号』と同時に帰りの特急を申し込むと、特急料金は割引になる。また、日帰り温泉『やしおの湯』も割引になる。
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1998年に『日光山岳夜行』の運転を取り止めて以来、18年ぶりの日光方面夜行の復活、18年前というと複々線が越谷まで開業した直後だから、結構昔に感じる。300系は1991年にデビューしたものの、『日光山岳夜行』への充当は末期の1996年、それまでは6050系が充当され快速急行として運転されていた。18年のブランクがあるのにも関わらず同じ車種での復活だが、それが今年限りかそれとも来年も続くかは、わからない。
浅草からの料金設定は、普通に買った場合の7,560円を切り捨てた金額、でも湯元温泉フリーパスを使うとツアー料金より400円安くなる。だったら、フリーパスをつけて7100円で販売した方がいいと思うのだけど。『まるごと日光東武フリーパス』を使うと、片道特急を使っても6000円を切るからな。1000円分、早朝から日光の紅葉を楽しめ、午後からの混雑を避けられるメリットはあるけれど。
浅草から東武日光までの所要時間は2時間21分、2時間以上かかる昼間の『きりふり』とは所要時間に大差がない。浅草から春日部まで46分もかかるのは臨時スジだから仕方ないか。北越谷~春日部間で普通の後を追っているし。
このタイミングで『日光夜行号』を設定したのは、やはり500系導入後の需要を見極めるのではないかと。去年の年末に運転された野田線直通『きりふり』のように。500系だったら、『尾瀬夜行』と連結して、運転時期を拡大するのは簡単だろう。その場合、分割併合は下今市でなく東武日光で行った方が、深夜の人件費が浮くことになる。日光まで往復しても、会津高原尾瀬口着は現状の車中仮眠時間が終わるくらいだし。
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