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しーさるの鉄日記

JRグループ春改正概要(東北編)


東北地方の新幹線・在来線の3/4改正概要は以下の通り

●東京発1004の仙台行『はやぶさ』と、仙台発1557の『はやぶさ』を増発する。
●仙台において、新函館北斗発1444の『はやぶさ』と仙台1744の始発『やまびこ』をホーム上接続に変更する。
●仙台空港アクセス線において、仙台発547、1341、2251の仙台空港行と仙台空港発531、1512、2252の仙台行を増発する。また、終電の時刻を10分繰下げる。

●磐越西線の郡山~喜久田間に郡山富田駅を新設して、快速を含めた全ての定期列車を停車させる。(4/1から)
●磐越西線の快速2往復の停車駅に喜久田を追加、下り1本の停車駅に翁島を追加したうえで、快速停車駅を2パターンに統一する。
(郡山、郡山富田、喜久田、磐梯熱海、猪苗代、磐梯町、会津若松停車と、川桁以西各駅停車)
●郡山発731の磐梯熱海行と磐梯熱海発756の郡山行を増発する。
●磐越西線の郡山~会津若松・喜多方にE721系車両を投入し、ワンマン運転を開始する。(一部列車を除く)
●仙台発724の快速石巻行と、石巻発812の快速仙台行を石巻あゆみ野に停車させる。

●10時台の左沢線山形行の時刻を繰上げ、東京行の新幹線や仙台行の仙山線に接続させる。午前の左沢行についても山形での接続を見直す。
●奥羽本線の赤岩駅を通年通過駅の扱いとする。

●夜間時間帯の盛岡発北上方面の列車間隔を見直し、平準化させる。
●北上線の列車のうち、横手行4本と北上行2本を、小松川、平石、矢美津を通過とする快速列車に変更する。また、北上発510の横手行については、ほっとゆだの長時間停車を解消し、北上発を531に変更、所要時間を22分短縮させる。
●山田線の社会実験の結果、目標値に及ばなかったため、18時台と20時台の盛岡~上米内間列車2往復を3月末に廃止する。
●花輪線列車のうち、朝の大館行1本、データイムの1往復、夕方の盛岡行1本を3両から2両に変更する。

●朝時間帯の青い森鉄道の青森発を、奥羽線、津軽線の青森着4~6分後に調整して、混雑の平準化を図る。
●青森発1640の浅虫温泉行と、2230の野辺地行を新設する。
●青森発着の快速『しもきた』1往復を青森~浅虫温泉間で各駅に停車させ、通学客の利便性を図る。また、八戸発快速『しもきた』2本については、停車駅に上北町を追加する。
●朝の快速八戸行を普通に格下げして、青森629の普通八戸行を廃止する。
●盛岡発1312の八戸行と1406の八戸行の2本を廃止する。また、八戸1507の盛岡行を廃止する。この代わりに、盛岡~金田一温泉間に1往復新設する。
●八戸発1631の青森行と、青森発2226の八戸行を浅虫温泉~八戸間で部分廃止する。また、八戸2214発についても三沢~青森間で部分廃止する。
●新青森発656の八戸行と青森631の新青森行を廃止して、青い森鉄道と奥羽本線の直通運転を取り止める。青森631に列車の代わりに弘前行を設定し、はやぶさ8号に接続させる。
●青い森鉄道から八戸線への直通列車を繰上げ、始発駅も小鳥谷から三戸に変更する。

●弘前650の大館行を鷹ノ巣行に変更して、大館での乗り換えをなくす。また、青森発7時台の大館行を秋田行に変更する。
●奥羽本線の7時台1往復を新庄~院内間部分廃止、14時台1往復を湯沢~横手間部分廃止、16~17時台1往復を院内~湯沢間で部分廃止する。午前下り4本については、新庄始発と湯沢始発を入れ替える。
●羽越本線において酒田発1426の吹浦行、吹浦1505の酒田行を廃止する。また、五能線において、東能代853の能代行、能代905の東能代行を廃止する。

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東北新幹線については、臨時新幹線1往復の定期化だけに留まり、3年続けて大きな変更がないことになった。去年の北海道新幹線乗り入れもスジを延長しただけだし。

東京発1004の『はやぶさ』の設定により、東京発840~1004までは28分毎となる。これを28分間隔と32分間隔交互の1時間ヘッドにできればわかりやすいけど、朝時間帯については難しいか。仙台着は1139、需要の見込まれる土曜日には新青森、秋田へ延長運転される。接続がいいのは普通小牛田行ぐらいか。
一方上りの仙台発は1557、これも臨時からの格上げだが、現行の運転頻度は下りに比べると少ない。定期『はやぶさ』同士の真ん中といういい感じの設定だが、出張帰り客の需要が見込めるのだろうか。
仙台空港方面へは始発を20分繰上げ、仙台空港には611に到着するが、飛行機が飛び立つのは7時半を過ぎてからだ。余裕ができるのはいいのだけど。それとも列車を増やして、早朝の混雑緩和をするのだろうか。空港方面だけでなく、仙台行を606の『やまびこ』に接続させて、福島、郡山方面への利便性を向上させる狙いもあると思うのだけど。なお、終電の10分繰下げで、仙台では2303着の白石蔵王だけ通過『やまびこ』の接続を受けるようになる。

磐越西線は新駅『郡山富田』が開業するが、4/1と改正日より4週間遅れる。それまでの間は喜久田で時間調整するか、郡山に早着することになる。快速については、全列車、郡山富田と喜久田に停車して、近距離客の利便性を図る。駅近くにはバスが走るものの1時間半開くこともあるので、磐越西線の方が使い勝手がいい。郡山市が見込んでいる郡山富田の利用者数はおよそ1000人、これは猪苗代駅と肩を並べ、会津若松までの中間駅で一番利用客数が多いことになる。喜久田までの増発を想定しているのか、E721の幕には喜久田が入っているとのことだ。
せっかく快速の停車パターンを減らしたのだから、川桁から各駅に停車するのは区間快速という種別を設定してもいいと思うのだけどね。719と違ってE721は幕を追加しやすいし。まぁ1.5往復しかないから一部停車とすれば十分か。なお、運賃表やSuicaシステムの兼ね合いなのか、常磐線の新ルート変更による運賃変更も4/1に行われる。
新設の磐梯熱海折り返しは郡山813着、750着と848着の1時間ブランクの間に設定される。これにより、通勤の利便性が向上されるだけでなく、819の各停『やまびこ』に接続することで首都圏への需要にも応えることになる。その送り込みの郡山731は、東京発朝一番の『やまびこ』からの接続を受けるけど、需要はどれくらいあるのだろう。

石巻あゆみ野は開業1年で快速停車駅に格上げ、時間帯から石巻西高校への通学客がメインだけど、クルマで送り届けてもらうキス&ライド需要もあるのだろう。道が整備されているから、他の駅に比べて乗り入れしやすいし。
赤岩は通年通過駅の扱いに。通年通過駅と休止駅との違いは何なのだろうか。駅降り的には気になるわけだが。臨時駅より格下なのは確実だろう。廃駅にすれば、郡山富田込みの運賃表で対応できるのだけどね。

北上線の一部列車は、ゆだ高原から西は、黒沢、相野々しか停車しない快速列車に。数駅通過の快速というと中国地方山間部や福知山周辺が頭をよぎる。『八幡平』のように快速幕を出して走るのだろうか。今年7月、ゆだ高原以東を駅降りした時に、係員が利用客数を調べていたのは、この快速設定の伏線だったのね。データイムの2往復は両方とも快速になるから、9時台から16時台には3駅に列車は停まらない磐越西線の会津若松~喜多方のようなダイヤになる。北上線の黒沢以西の駅降りは再来年にでも行うつもりでいたので、急いでスケジュールを組んてみたのだけど、横手に泊まれば午前中にクリアできるようだ。

青い森鉄道は、夜行列車収入がなくなった影響かデータイムの八戸以南で見直し、特に下りの目時以北は3時間も開くことにある。三戸高校の通学需要って14~15時台はないのだろうか。15時ぐらいに八戸方面へのバスが設定されているけど。一方、朝の青森口はJRからの接続を見直し、東高校、工業高校、保健大への通学客の混雑を平準化させることになった。奥津軽いまべつから野内方面への通学需要ってニュースリリースに載せるくらいあるのか。でも調べてみたら、定期代を今別町が助成する制度があるのね。

奥羽本線は、実質、新庄~横手間での1往復削減、真室川から先に行く列車は新庄発845ぐらいになるようだ。横手方面から攻めれば5時台から駅降りできるけど、午前中は北上線を攻めるつもりでいるからな。どちらにしろ、削減された区間、時間帯を避ければ、うまい具合に駅降りできるかもしれない。
なお、男鹿線2往復に導入されるACCUMについては、運転開始日が未定なので、またの機会に触れることにする。

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