シネマ ア ラ モード

福山駅前シネマモード(広島県福山市)の映画&イベント情報。

おすぎのシネマトーク in シネフク

2010-11-28 | Weblog
昨日、開催しました「おすぎのシネマトーク in シネフク」
たくさんのお客様をお迎えして、盛況のうちに終了しました。
ご来場ありがとうございました。


昨年に続き2度目ということで、
福山駅でお迎えした時から「紅葉がキレイね」と
リラックスムードのおすぎさんでしたが、
いざトークとなると毒舌と絶賛の嵐が吹き荒れていましたねw

毒舌の方は「ネットに書いちゃダメよ」とのことでしたので、
シネマモード作品より「おすぎさんのオススメ映画」をご案内します。

『瞳の奥の秘密』12/4~
おすぎさんの2010年ベスト1だそうです。
アカデミー賞外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画です。
“人間”というものが描かれた傑作!と大絶賛でした。

『終着駅 トルストイ最後の旅』12/4~
『サウンド・オブ・ミュージック』のクリストファー・プラマー、
『クィーン』のヘレン・ミレン、
『つぐない』のジェームズ・マカヴォイと実力派俳優のアンサンブルに注目。

『ぼくのエリ 200歳の少女』12/11~
ヴァンパイアの少女に恋をした少年を描いたスェーデン映画。
ファンタジックなボーイ・ミーツ・ガール物語は
ハリウッドでのリメイクが決定しています。

『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』12/18~
1950年代のリバプールを舞台に、ジョン・レノンの青春を描く伝記ドラマ。
「青春映画としても素晴らしいし、
ジョンのその後の人生がとても納得できる。
ビートルズ以前の楽曲も演奏されるからファンは必見」とおすぎさん。

『義兄弟』1/22~
韓国の情報部員と、北朝鮮の工作員が、数奇な縁で結ばれ、
波乱に満ちた運命をたどっていく…。
「一瞬も目を離せない展開と面白さ!
そして男どうしの絆に感動。カン・ドンウォンがキレイ!」
と、おすぎさん絶賛でした。

あと、おすぎさんが大好きというザック・エフロン主演の
『きみがくれた未来』はシネマモードでは2月の公開を予定しています。


上映スケジュール

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週末公開作品

2010-11-25 | Weblog
『すべて彼女のために』
妻が冤罪で投獄された時、ごく平凡だった夫は、
脱獄による奪還計画を立て、周到な準備を積み重ねてゆく。
『バベル』のポール・ハギス監督によるハリウッド・リメイクも決定している
フランスのサスペンス映画。
エンターテインメントとして非常に出来がいい「拾いモノ」って感じでした。
一週間限定公開です。

『ゾンビランド』
人類の大半が人食いゾンビと化した世界を舞台に、
引きこもり青年がゾンビのいない地を求めて、
偶然出会った仲間たちとサバイバルの旅をするホラー・コメディ。
ふだんはゾンビ映画どころかホラーも全く観ない私ですが、
グロ表現が少なくて、ギャグ満載の上、
主人公の成長を描いた青春ラブストーリー的な展開にハマりました。
アメリカではゾンビ映画史上最大のヒットを記録して
続編の製作も決定しているそうです。
こちらも一週間限定公開。

『ミックマック』
頭に銃弾を受け仕事も家も失った男が、個性的な仲間たちと共に、
自分の人生をブチ壊した兵器会社に仕返しを謀るコメディ。
コミック的にデフォルメされたキャラクター、
凝りまくった映像、ノスタルジックな音楽、ファンタジックなストーリーと
全編にジャン=ピエール・ジュネ(『アメリ』など)のセンスが光っています。

『死刑台のエレベーター』
ヌーベルバーグの傑作と評されるルイ・マル監督の同名サスペンスを、
世界で初めてリメイクした。監督は緒方明。
阿部寛って、ある意味では特異な容姿(一般人に見えにくい)を
しているのに、どんな役もこなしてしまうのは
実はかなり巧い役者なのではないかと以前から思っています。
(上から目線でゴメンナサイ)

『シネ響 マエストロ6』
世界の名指揮者とオーケストラのコンサートを順次上映する
「シネ響 マエストロ6」シリーズ。
第2弾は“生きる伝説”クラウディオ・アバドが指揮をした、
ルツェルン祝祭管弦楽団の演奏をお届け。
プログラムはチャイコフスキーの幻想曲<テンペスト>作品18。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18。
ストラヴィンスキーの<火の鳥>組曲(1919年版)ほか。
このシリーズとても好きです。
90分間、音楽に包まれる、ちょっとぜいたくな時間ですね。
●入場料金  一般 3,000円  高校生・大学生 2,500円  中学生以下 2,000円


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シネフク サローネよりご案内

2010-11-23 | Weblog
シネフク1F(通路横)の多目的スペース「シネフク サローネ」では、
各種セミナーやイベントを開催しています。
リーズブルな価格でのレンタルも可能です。
お気軽にお問合せ(TEL 084-923-0555)ください。


●近日開催の催し

◆『ベリタリア』オリーブオイルセミナー
11/25(木)14:00~16:00

トスカーナの優秀オリーブオイルFranciとカラブリアの優秀オリーブオイルBarranca。
個性のまったく違うオリーブオイルの比較と使い方をレクチャーします。
今回はオリーブオイルが肌にどう作用するか、オリーブオイルでのハンドマッサージ実技があります。
参加費:2,000円
予約・問い:084-931-3510
主催:ベリタリア


◆アルゼンチンワインのテイスティング会
日時:12/4(土)5(日)12:00~15:00
(時間内いつでもテイスティングできます)

アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』、
『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』の公開を記念して
アルゼンチンワインのテイスティング会を実施します。
アルゼンチンは世界5位のワイン生産量を誇るワインの国。
ご用意するワインの葡萄品種はマルベック(赤)とシャルドネ(白)の2種となります。
料金:2種のワイン+チーズで500円
問い:084-923-0555(担当:岩本)


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週末イベント情報

2010-11-22 | Weblog
●ダマー映画祭 in ヒロシマ

ダマー映画祭とは、米国発祥の短編映画の祭典です。
今年は、11/26(金)27(土)28(日)の3日間、
広島市、福山市、岩国市の5劇場を会場にして開催されます。
観客の投票をもとに受賞作を決めるコンペティションの他、
監督、俳優などを招いての多彩な企画を実施します。

福山市では、ピカデリー劇場が会場となります。
初日(26日)には、福山ロケ作品で来春公開の
『少女たちの羅針盤』の短縮版が上映され、
森田彩華さん、水本諭さん、まなみのりささん、
長崎俊一監督、佐倉寛二郎プロデューサー、
柳島克己カメラマンが来館されます。

詳しい情報は公式サイトをご覧ください。


●おすぎのシネマトーク in シネフク

11/27(土)14:30~15:30
カード会員 2,000円 非会員 3,000円(全席指定)
※いずれも、おすぎさんのオススメ映画『瞳の奥の秘密』
(12/4公開 アカデミー賞外国語映画賞作品)の鑑賞券つき。
※シネフク、エーガル、ピカデリーでチケット発売中。
※当日券もございます。(料金は同上)

十分なお礼が出来るわけではないのですが、
「シネマモードは応援したい映画を上映しているから」
といってくださり、昨年に続いての登場です。
大勢のお客様でお迎えしたいので、ぜひ、ご来場くださいませ。


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その街のこども 劇場版

2010-11-21 | Weblog
楽しみにしていた「その街のこども 劇場版」を鑑賞できました。
評判どおり、とても良かったです。

こどもの頃に震災を体験し、
いまは東京で暮らす男女(森山未来、佐藤江梨子)。
ふたりは「追悼のつどい」が行われる前日に神戸で偶然知り合い、
震災15年目の朝を迎えるまでの時間を共に過ごすことになる…。

私が、すぐれた映画から学んだことの一つは、
「世界は不条理で、残酷である」ということ。
それをマイナス思考だ、ネガティブだという人もいるかもしれないけれど、
だって、どんな良い人も天災や病気に襲われることはあるでしょう。
それには「世界が残酷だから」という以外、なんの理由もないんですよ。

だからといって、虚無的になったり、無頼になったりするのはみっともない。

「世界は不条理で、残酷である」という前提に立った上で、
では“救い”はどこにあるのかという難問に
多くの映画が立ち向かっているわけですよね。

この作品のすぐれているのは、
そういう大きなテーマにアプローチするのに、
ディテール(細部)をていねいに積み重ねていること。
そのことが、ドラマにリアリティを生み出し、
最後には、観客一人一人に「あなたはどう生きるの?」
と問いかけているように思いました。

●『その街のこども 劇場版』は1/29よりシネマモードで公開!

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イ・チャンドン

2010-11-19 | Weblog
現在、発売中の雑誌『ブルータス』の特集は「映画監督論」。
中でも楽しかったのは、『ディア・ドクター』の西川監督が
“架空の名画座”のプログラムを組むという企画。
1日2作品×一週間で14作品がラインナップされています。

なんと千秋楽の大トリを飾るのはイ・チャンドン監督の最新作『詩』。

「『詩』のイ・チャンドン監督は、
世界で最も危険なテーマに挑戦する現代映画界の至宝です」
とコメントがあり、泣きそうになった。
イ・チャンドン監督の前作『シークレット・サンシャイン』は
私が観た全ての映画の中で最も好きな作品。
西川監督から「支配人、間違ってないよ!」と言われた気分(勝手に)です。

『詩』は2011年日本公開。もちろん当館でも上映するつもりです。

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冬の小鳥

2010-11-17 | Weblog
昨日は、毎月一回の大阪遠征の日。
映画を3本観てきました。
朝イチで観たのが「冬の小鳥」。

観終わった瞬間
「もう今日は、他の作品は観ずに、
一日、この作品の余韻にひたっていたい」
と思いましたねぇ。
心が震えるような傑作です。

大好きな父に捨てられ孤児となった、9歳のジニ。
絶望にたった一人で向き合い、やがて人生を歩みだす、
ひとりの少女の孤独な魂の旅…。
70年代の韓国を舞台に、
俊英ウニー・ルコント監督が綴る珠玉の感動作。
(『冬の小鳥』フライヤーより)

説明的なセリフを排し、
小さなエピソードをていねいに積み重ねる脚本は、
感傷的にならず、過酷な世界を主人公と観客につきつけます。
そして、透明感のあるひんやりとした映像は、
世界の片隅で、たった一人
ひっそりとおこなわれた通過儀礼を美しく描きだしました。

プロデュースは韓国の巨匠イ・チャンドン、
そして、あのポン・ジュノ監督(『母なる証明』の鬼才)が絶賛しているそうです。
韓国の両巨頭が惚れ込んだ才能、その凄さは推して知るべしでしょ。

今年観た約150本の映画の中でベスト3に入る傑作です。
当館でも、来年に上映を予定しております。

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「その街のこども」劇場版

2010-11-15 | Weblog
2010年1月17日にNHKで放送され、大きな反響を呼んだ
ドラマ「その街のこども」。
(監督:井上剛 脚本:渡辺あや)

このたび、新たな映像を加え、再編集した劇場版が公開されます。
当館での封切は来年1/29。

脚本家、渡辺あやさんの全映画作品を観ているファンとしては、
この機会にぜひ、劇場にお招きしたい!


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ソン・スンホン リクエスト上映

2010-11-15 | Weblog
ソン・スンホン リクエスト上映は
『あいつはカッコよかった』に決定!

『ゴースト もういちど抱きしめたい』の公開を記念して
ソン・スンホンの過去作品を特別価格(800円)で上映します。


『あいつはカッコよかった』

●日程
12/11(土)~12/17(金)
※上映時間は12/8(水)よりご案内いたします。

●劇場
シネマモード(福山市笠岡町 無料Pあり)

●入場料金
800円均一

●作品紹介
ソン・スンホンが2004年に出演したラブコメディ。
喧嘩上等の不良リーダーと、平凡な女子高生の淡い恋模様を描く。


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最近読んだ本

2010-11-13 | Weblog
知人のお誘いで句会に参加してから、俳句を読むのが楽しくなり、
初めて句集を買ってみました。
作家、川上弘美さんの「機嫌のいい犬」です。

わずか十七文字で様々な物語がつむげるのが俳句ですが、
それにしてもなんと自由で、キュートなのかと驚きます。

私のいちばんのお気に入りは…

如何様師(いかさまし)くたぶれしゃがむ夏野かな

イカサマがバレて逃げているのでしょうか?
夏野にくたびれしゃがんでいる、この寄る辺のなさが、
男の人生そのものを感じさせます。
私の頭に浮かんだのはサングラスをかけ、やせた中年男。
俳優で言うとトヨエツみたいなイメージ。
って、勝手に想像を膨らませるのも俳句の楽しい読み方です。

自分でも、ちょこちょこ詠んでいます。こんなのを↓

助手席の君まどろみし小春かな


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