シネマ ア ラ モード

福山駅前シネマモード(広島県福山市)の映画&イベント情報。

イントゥ・ザ・ワイルド

2008-03-31 | Weblog
今日は月末なので、事務処理が多いです。
ちょっと休憩してネットで映画情報を見てたんですが、
ショーン・ペンが監督した「イントゥ・ザ・ワイルド」が、またおもしろそう!

裕福な家庭に育ち、大学を優秀な成績で卒業したばかりの青年が、アラスカ山脈の荒野へ歩いて分け入った。
4ヶ月後、彼はうち捨てられたバスの中で、寝袋にくるまり餓死しているのを発見される。
なぜ彼は、恵まれた環境にいながら、悲惨な最期を遂げたのか…?

1992年に起きた実話をもとにした話で、まさにペン監督らしい題材。
「ミスティック・リバー」で主演男優賞も獲得していますが、
本人も言っているとおり、俳優としてよりも監督として魅力があると僕は思います。
過去の長編3作を全て見ていますが、彼の映画を見ると
“人間は孤独だし、人生はむなしい”というみもふたもない真実をあらためて思い知らされる。

おっと、ヘヴィな話になってしまった。

明日はお休みなので岡山で「ぜんぶ、フィデルのせい」を観る予定。
平日の中途半端な時間のガランとした電車で、本を読んだり、まどろんだりって最高に気持ちいい。


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セッシュウ

2008-03-30 | Weblog
ネットで映画関連のニュースを見ていたら
「グレン・クローズ17年ぶり来日、写真撮影は右側オンリーで!?」というタイトルが。
記者会見でカメラマンに、顔写真は右側から撮るよう指示があったそうです。
こういう人っていますよね、マライヤ・キャリーもそうでしたっけ?
ハリウッドスターの中には映画の撮影時にも、いろいろ注文を出して監督を困らせるワガママな人もいるかも。

サイレント映画の時代にハリウッドで活躍した日本人スター、早川雪洲は
共演者との身長的なバランスを取るために踏み台に乗って演技をしたというエピソードが有名です。
(これは別に本人の希望ではないでしょうが)
でもそれだと、一人で映ってる時は全身が見えるけど、
共演者とのからみになると必ずバストショットになったんですかね?
下半身は映せないわけですから。
アクションシーンとかどうしたんだろ?
でも、そうまでしてキャスティングしたということは、よっぽど人気があったんでしょうね。


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どうでもいい話

2008-03-29 | Weblog
昨日、DVDレコーダーが壊れた…。
レンタル中のDVDが見れないのも困るが、
それ以上に深夜の「ピンクカーペット」が録画できなかったのが無念。
最近、テレビ番組をリアルタイムに見ることはあまりなく、
深い時間の番組を録画して見るケースがほとんどだから
録画ができないのはとても困るのだ。

「アメトーク」や「あらびき団」が好きなのは(予算的な要因が大きいのだろうが)
過剰な演出や中途半端なバラエティータレントが出ずに、シンプルに企画自体で見せるところ。
だからこそ、個性的で実験的なアイデアも出てくるし。

無理くり映画の話題につなげると、深夜番組とミニシアター系映画は
そういうところ(予算がないぶん個性とアイデアで勝負)が似ているかも。


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ブラインドサイト

2008-03-28 | Weblog
明日と明後日は、シネマモード・アネックスで初めての貸し館上映会があります。
上映作品は「ブラインドサイト~小さな登山者たち~」
チベットに住む目の見えない子供たちがエベレスト登頂を目指すドキュメンタリーです。
チベットでは、盲目の人は前世の悪行が原因で悪魔に取り憑かれているという言い伝えがあり、
子供たちが街を歩いているだけで、行きかう人々から罵詈雑言を投げつけられるシーンも出てきます。
家族も盲目の子供を恥じ、監禁するケースもあるようです。
一日も早く、このような因習がなくなることを祈ります。

今回の上映会は、この映画を観て感動した一般の方が、
ぜひ福山でも多くの人に観てほしいという想いで開催するものです。
このようにシネマモード・アネックスでは個人の企画で上映会を開くことが可能です。
上映会を実施するのにかかる費用は、1~2日の場合で12~15万円が目安です。
売上は全て主催者のものとなりますので、
入場料金が1000円なら120~150人の集客でトントンといった感じです。
あなたも自分の企画で上映会をプロデュースしてみませんか?


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マイ・ブルーベリー・ナイツ

2008-03-27 | Weblog
今日はお休みだったので、エーガルで「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を観ました。
オープニング・タイトルからいかにもウォン・カーウァイらしいオシャレさ全開。

オープニング・タイトルというのは最初に監督やキャスト、主なスタッフなどの名前が出るところ。
ここがいいとグッと引き込まれますよね。
私が印象に残ってるのは、デヴィッド・リンチ監督の「ロスト・ハイウェイ」。
夜のハイウェイを疾走する車のフロントガラスから見た風景って感じで、妙に気分がハイになる。
ペドロ・アルモドバル監督の「バッド・エデュケーション」は色使いと音楽が官能的でした。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は本編もスタイリッシュで、
俳優たちもキレイ、音楽も雰囲気があって、そして物語はほどよくセンチメンタル。
シネマモードでも4/5より上映します。

私は時々、タルトやケーキをつくるので、今度はブルーベリーを使ってみようと思いました。


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愛犬の写真で割引サービス

2008-03-26 | Weblog
今、エーガル8シネマズで上映中の「犬と私の10の約束」をご鑑賞の際に、
愛犬の写真を提示すると割引サービスが受けられますよ。

上の写真はウチのポメラニアンで、もう17歳。
こんなに高齢になると、毎日「今日も生きてくれてありがとう」って感じです。
やわらかい食べ物をゆっくりとしか食べられないので、
食事の時には20~30分は付きっきりですが、
お腹がいっぱいになると寄りかかって眠る姿はたまりません。

今、日本では年間に17万3032頭もの犬が殺処分されています。
※2003年の環境省と厚生労働省の統計による。
傾向としては減少に向かっていますが恐ろしい数字です。
さらに猫の殺処分数は26万7214頭(2003年)と犬よりはるかに多く、
しかも減少傾向は見られません。

今日も孤独と恐怖と苦しみの中で死んでいった
1000頭以上の犬や猫の冥福を祈ります。

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痛恨のミス!

2008-03-25 | Weblog
今日、職場でとんでもないミスをやらかしてしまった。
シネフクにデスクを置いて2ヶ月。
シネフクではデスクワークが中心なのと極端な人見知りのため、
同僚たちとの会話が乏しく、名前をまだほとんど覚えていない。
今日、○○さんという人に用事が出来たのだが、
それが誰なのかものすごくボンヤリした状態でロビーを
うろついていたら若い社員さんで以前、
フレンドリーに話しかけてくれた人がいたので、
「○○さんはどちらにいらっしゃいますか?」と尋ねてみたら
「僕です」と言われてしまった。ものすごく気まずかった。
相手もビックリしただろう。2ヶ月間、同じ職場にいるんだから‥。
短くはないぞ2ヶ月。しかもネームつけてるし。
「僕ってそんなに存在感ないのかな」とか思わないでほしい。
悪いのは私です。悪気はもちろんないんですが‥。

写真は5月のモード・セレクション作品に決まった「ダージリン急行」。


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最近おもしろかった本

2008-03-24 | Weblog
「狂い」の構造-人はいかにして狂っていくのか?-
春日武彦/平山夢明 著

重苦しいタイトルがついてますが、中身はいたってざっくばらんな
精神科医とミステリ作家の対談です。
ふたりとも、いささか偽悪的なところがあるので、
シニカルなユーモアを楽しめない人は不謹慎と感じるかもしれません。

人間というのはちょっと油断していると
ズルズルとだらしなくなってしまうのではないか、
という恐怖感のようなものが私にはあります。
たとえば、この本に出てくる話だと
「いつまでもレンタルビデオを返さない人」。
忘れているわけではないんです。
ただ、5本借りたうちの2本が見当たらないから、返しに行くのがおっくう、
という意味不明なんだけれどもリアルな感覚。

炊飯ジャーから直にご飯を食べたり、
鍋やフライパンをそのまま皿代わりにするようなずさんな感覚。
部屋の隅には綿ぼこりと抜けた毛がたまり、トイレの電球は切れっぱなし。
あー、怖っ。そんな人間にだけはなりたいくないっ!

日常で出会いそうな「この人ちょっとオカシイんじゃないか」というレベルから
シリアルキラーまで、様々な狂気に出会える一冊です。

「羊たちの沈黙」ほか映画の話題もちらほら出てきて、
かなりアブない女性が登場するらしい「蜘蛛巣城」(黒澤明)が観たくなりました。


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ラスト、コーション

2008-03-23 | Weblog
昨日は勤務後に「ラスト、コーション」(シネフク内シネマモードで上映中)を観ました。
アジア映画は時代にほんろうされる人間を描くのが巧いなぁ、という感じ。
トニー・レオンは「花様年華」もでしたが、ポマードできっちりなでつけた髪型がよく似合う。
ベスト・ポマーディスト賞とかあったら、ぜひあげたい。
ライバルは高橋ジョージか?


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目標達成!

2008-03-22 | Weblog
モード・セレクションVol.1「ウェイトレス」がまずまずの集客で、
想定していた最低ラインは達成できそうです。
ま、わりと低めに設定してるんですが。
実は目標を少し低めにするのって私にとっては大事なことなんです。
というのが、数年前に会社を3ヶ月も休むほどの「うつ病」になってしまって、
その時にお医者さんから認知療法というのを受けたんです。
簡単にいうと、泥棒に入られた時に
「家にいなかったからお金だけで済んだ」「家にいたら最悪、殺されてたかも」
と考えると少し気が楽になりますよね。
警察に連絡したり、今後の防犯対策を考えることは必要ですが、
済んだことをいつまでも悔やんでいても仕方がない。
仕事でも同じで、目標に向かってベストを尽くすことはもちろんですが、
結果に関しては、同僚や上司に迷惑をかけない程度ならヨシとする。
後は今回の分析をしっかりして、次回にいかす。
うつ病になりやすい人というのは、達成率が80%でも、
「なんであと20%ができないんだ!ダメな私」と考えてしまう人です。
20代なら高い目標がモチベーションになると思いますが、
30代以降は少しリラックスして臨んではいかがでしょうか。

※写真はシネモ・アネックスのロビー。


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